高地山(たかぢやま)山口県下関市菊川町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年4月1日 駐車地 →0:06→ 立石観音分岐 →0:08→ 高地峠 →0:20→ 山頂 →0:16→ 立石観音 →0:10→ 駐車地 全歩行時間 1時間 0分 山口県下関市の山歩き、雄笠山から雌笠山への周回登山、展望広がる表山への登山の後、次に向かうのは高地峠の北東にそびえる高地山である。 下関中央家霊園から県道33号を西へ進み、小野地区へ移動。県道34号を北へ向かう。深坂自然の森への入口、音無稲荷神社入口、川棚方面への分岐をそれぞれ過ごし、やがて内日下地区へ着く。この先で「小月11km」の案内に従い分岐を右折、県道40号に入る。
この分岐から750m程度県道を進むと、分岐の横に「立石観音」の案内が立っている。この案内に従い分岐を右折、しばらく南へ進むと右に慈愛観音を見る。この横に立つ「立石かんのん五百米」の案内を見て更に奥へ向かうと、終点の駐車場へ着く。ここには高地峠ハイキングコースの案内や、史跡「兵士見送り場」等の解説が置いてある。
案内(写真をクリックすると案内を表示) 高地山へ向かって左側から登山道へ入れば、沢音がとてもさわやかである。すぐに登山道は右方向へ折り返し、植林帯の山腹につけられた明確な道を進むと、右下には先ほどまでいた駐車場を見下ろす。やがて進行方向は南東方向へ変わり、高地峠の上に立つ鉄塔が木の間越しに見えてくる。
周囲を観察すれば、植林は綺麗に枝打ちされ、とてもすっきりした明るい景色である。登山開始からわずか6分で立石観音の分岐へ着くが、この観音様へは帰路立ち寄ることにする。
そのまま坂を進むと、足下には岩が目立ち、沢と分かれてもう少し高度を上げると、左に中電の巡視路標柱(←10→・←11・9→)を見る。高地山へはこの分岐を左に採るが、一旦峠まで行き、反対側を確認。明確な道は南へ向かって続いている。
さて、高地山へ向かって分岐を西へ採ると、すぐにbP0鉄塔の下に着く。明るい鉄塔広場からは周囲の木々の背が高く、展望を眺めることはできない。そのまま上へ続く道に入ると、坂の傾斜がとてもきつい。
植林帯の下に続く急斜面を少し踏ん張ると、足下に岩の多い場所を通過する。左側を眺めると山頂へ続く稜線が視界に入り、この尾根へ向かってそのまま緩やかな道を進み、最後に少しの坂を登れば、この尾根上へ着く。
この地点は本登山においてのキーポイントであり、この尾根を登れば高地山山頂へ着き、下れば立石観音へ着く。また、元来た道を引き返す場合、山頂からこのポイントまで来て進路を左下に採らなければならない。なお、このポイントには白い杭があるので良い目印となっている。 高地山山頂 ここでは山頂へ向かって進路を右に採り、ほんの少し進むと三等三角点の置かれた高地山の山頂へ到着する。周囲を植林帯に覆われた山頂からは、展望を得ることができない。わずかに樹間から、外の景色をかいま見る程度である。
高地峠から山頂を向いて左右に下る道が続いているが、少々進んだところで展望を得ることは出来そうにない。高地山の山頂にて小休止の後、下山を開始。山頂から少し下り、左下へ向かえば元来た道への分岐となるが、ここは少し尾根を下ってみることにする。 枝打ちされた植林 周辺を観察すると、植林は丁寧に枝打ちをされ、足下の雑木も綺麗に伐採されている。こんな良い環境なので、そのまま尾根を下ると、眼下に少しずつ展望が開けてきた。植林の樹高がある程度有るため、素晴らしい展望とは言い難いが、山頂からの展望と比較すれば、これは素晴らしい。 眼下に広がる展望 北には山頂部が平坦な六万坊山、その左にそびえているのは鳴滝山と天狗山、更に左に見えているのは勝陣山と笠ヶ岳と思われる。眼下に広がるのどかな田園風景を眺めながら下るのは、とても気持ちの良いものだ。
立石観音の風景 急な斜面を下り、足下に岩が目立ち始めると、間もなく大岩の前に祀られた立岩観音(聖観音)の前に着く。聖観音には修復された跡があり、地域の方の信仰の篤いことがわかる。もう少し坂を下ると、牛馬安全観音(馬頭観音)が祠の中に祀られている。こちらはとても綺麗な観音様で、保存状態も良好のようだ。
更にジグザグにつけられた坂を下れば、この下に灯籠が二基祀られ、その横には立石観音の案内が立っている。案内を眺めて少しの坂を登れば、登山時に過ごした立石観音の分岐へ到着。そのまま分岐を右折し、坂を下ればすぐに登山口の広場へ着く。これで一周回りの登山は無事終了した。 高地山山頂 下山途中の展望 立石観音 牛馬安全観音 前の山 表山 を見る 次の山 覚苑寺山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市菊川町 高地山 登山口付近のMAP |