七ッ岳(ななつだけ・ななんだけ)長崎県五島市
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山名アイウエオ順
2017年5月1日
登山口 →0:10→ 尾根出合 →0:30→ 展望岩 →0:20→
山頂 →0:35→ 登山口
全歩行時間 1時間35分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
今回の長崎県遠征の前半は、なかなか変化が多くて飽きが来ない。初日は普賢岳周辺、二日目は大村市の多良山系、そして三日目の今日は船に乗って五島列島へ渡り、五島列島最高峰の福江島七ッ岳を目指す。天候は晴れで申し分なし、午前6時前にフェリー乗り場付近の駐車場へ移動した。
長崎港
高速船ジェットフォイル
豪華客船が停泊
今回乗船する高速船ジェットフォイルは、往路が長崎港を7時40分発で9時5分着、復路が福江港を16時30分発の18時20分着、従って福江島での滞在時間はわずか7時間弱。この間に登山をしようというのだから、観光できる時間はほとんど無いに等しい。今年の夏に東北から上信越へ行く際、登山をやめてその時間を観光にあてようかと最近は真剣に悩み始めている。
福江港が近づく
福江港ターミナル
さて、午前7時を過ぎて切符を購入、その後ジェットフォイルに乗り込み福江島へ向けて出発、9時過ぎには福江島へ到着。レンタカー会社の車に乗り込み、レンタカーの手続き後、9時半前にはレンタカーの店を出発した。
麓から七ッ岳
(クリックで拡大)
七ッ岳登山口
県道27号を西へ進み、麓から七ッ岳の勇姿を眺める。更に県道を進み、七ッ岳登山口公園の案内に従い駐車地に着いた。ここで地元の方が来て、登山口付近に行かれた。一体何をされるのか眺めていたら、水を汲まれていた。この水はさぞかし美味しい水なのだろう。
名水汲み場
「草づみ地蔵堂」の鳥居
さて、10時15分に登山口を出発、注連縄の渡された「草づみ地蔵堂」の鳥居を潜る。すぐ左に建物を過ごし、七ッ岳山頂への案内を眺める。なお、この道は九州自然歩道である。石段の整備された急登を辿れば、すぐに横木の階段道に変わる。周囲を覆うのは明るい自然林で、美しい木漏れ日を眺めながら少しずつ高度を上げる。
建物を過ごす
横木の階段
やがて進路は左に変わり、わずかで尾根に着いた。ここで進路は右へと変わり、この先からは尾根道歩きとなる。進行方向左側は植林帯、右側は自然林と明確に区分けされた道を進む。
尾根へ着く
尾根道歩き
岩が増えてきた
岩場へ向かう
緩やかな傾斜の道に安心していると、やがて傾斜がきつくなり、足下には岩が目立ち始める。この先で一旦坂を下って登り返すと、足下に苔むす岩が増えてきた。岩の間を抜けながら高度を上げて行くが、岩場は大好きなのでどんどん高度が上がる。
ヤセ尾根
岩を越える
樹間越しに展望が開けそうなのだが、大展望にはほど遠い感じで、樹間越しの展望を楽しむ。足下はヤセ尾根に変わり、岩をつかみながら高度を上げれば突然視界が開けた。西に見えている海は東シナ海、眼下に見えているのは荒川漁港だろう。素晴らしい展望に感動しながら白い大岩に取り付く。
岩上から展望が広がる(クリックで拡大)
岩場の上に立てば更に大展望。西には荒川地区、南の尾根には風力発電施設が建ち並び、東には坂ノ上地区の街並みが続き、北を除く展望がパノラマのように広がっている。この展望を眺めることができただけでも、この島へ来た価値があるというものである。岩の上から展望を眺め、小休止を採った後、更に高度を上げる。
岩を越える
風力発電施設が見える
樹林の下を辿れば再び展望の岩場に着き、この岩場を越えた先では小さな岩海状の場所へ着く。この岩場を正面突破で越えないと山頂には着かないと思い、登り易そうな所を選んで一気に高度を上げる。正面を眺めれば、なんと厳しい岩場だろう。
岩場が続く
正面突破
三点確保で慎重に高度を上げ、この岩場を登り切ったところで展望を眺める。それにしても素晴らしい展望が続くものだ。左右を樹林に囲まれた急登へ向かえば、再び岩場が現れた。急な傾斜の岩場の先を眺めていると、山頂が近い雰囲気になってきた。
平坦な山頂
次のピークが見えている
ここまでの登山時間からすれば、まだ山頂は先のような感じだが、空が近くなってきている。更に岩場を辿れば、なんとあっけないという感じで七ッ岳の山頂に着いてしまった。三角点の置かれた山頂からは北を除く展望が広がり、西には東シナ海がとても近い。北西に小ピークを眺め、西には玉之浦町と荒川漁港、南には風力発電施設が立ち並んでいる。
山頂からの展望(クリックで拡大)
風力発電施設
(クリックで拡大)
平坦な山頂で記念撮影の後、下山を開始。下山は元来た道を引き返すだけで、岩場を慎重に下れば短時間で登山口まで下り立った。登山口には七ッ岳へ向かおうとする登山者が準備をしていた。さすがに連休、この山に登山者がいることに納得した。
玉之浦町と荒川漁港(クリックで拡大)
五島列島最高峰
登山口を出発、滞在時間が少ないので時間を有効に使わなければならない。次は北に位置する高浜海水浴場へ向かう。進路を西へ採り国道384号を北上、間もなく高浜海水浴場に着いた。この海岸は白砂が美しく、コバルトブルーの海も素晴らしい。
西側から眺める七ッ岳
高浜海水浴場(クリックで拡大)
楠原天主堂(クリックで拡大)
牢屋跡
高浜海水浴場を出発、次の目的地の鬼岳へ向かうコースを採っていると、楠原天主堂の案内を見つけた。この教会は1912年に完成し、堂崎天主堂とともに100年以上の歴史を刻む教会である。この先には明治初期の迫害当時に信徒達が閉じ込められ、責苦を受けた牢屋跡が復元されていた。
麓から七ッ岳
山頂
玉之浦町と荒川漁港
風力発電施設
高浜海水浴場
楠原天主堂
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歩いた足跡
登山口周辺の地図はこちら 長崎県五島市 七ッ岳
登山口付近のMAP
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