金峰山権現岩(みたけさんごんげんいわ)山口県周南市

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2002年9月16日 初回登山を見る
2016年 3月21日の金峰山登山を見る
2022年5月22日の金峰山権現岩・金峰山往復登山を見る
2022年6月17日の金峰山権現岩往復登山を見る
2024年4月 6日の金峰山権現岩の吉野桜を見る
2022年6月17日
菅蔵登山口 →0:35→ 権現岩 →0:20→ 菅蔵登山口
全歩行時間 0時間55分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 5月22日に登った「防長山野へのいざない第2集」最後の山の金峰山権現岩。当日は権現岩のみに登り、そのまま金峰山へ向かってしまった。また、下山時にも大岩の下に掲示されている説明板を確認せずに下りていた。そこで今回は権現岩の周辺を散策するため、再度周南市の菅蔵地区へ向かった。
向道郵便局先の分岐を右折 権現岩の案内に従い坂を登る

 登山口の菅蔵地区へ向かうには、周南市から国道315号を鹿野へ向かい、向道郵便局先で前方に「鹿野6km、金峰6km」の案内を確認して分岐を右折、錦川に架かる二俣橋を渡り県道179号金峰徳山線を東へ進む。分岐から約4km進むと権現岩の案内が現れるので分岐を左折、細い道を進めば菅蔵地区へ着く。

菅蔵地区の向峠に祀られたお地蔵様 分岐を右折
駐車地から登山口へ向かう 登山口を出発

 右に最初の民家を過ごし次の丁字路を右折、石橋を渡りそのまま道なりに進むと権現岩の登山口へ着く。駐車地は左に登山口を過ごし更に道なりに進むと100m程度先の右に広い場所があるので車を置いて登山を開始する。なお、金峰地区の案内によれば、登山口手前に掲示されている「菅蔵石塔群」の案内付近が宮の峠で、昔はこの付近にお宮があったのだろう。

左右に薪が置かれている 分岐は直進
倒木を過ごす 金峰地区からの登山道と合流

 作業道を進むと左右に薪の置かれた場所を過ごし、この先の分岐は直進する。明確な山道を進むと木に打ちつけられた「火の用心」の案内を過ごす。やがて右下から金峰地区より続く道が合流し、前回ガクウツギの花が満開だった場所を過ごす。

5月にはガクウツギの花が満開 案内に従い南へ進む
補助のロープが渡されている 細い踏み跡に入る

 この先で手製の「権現巌」の案内に従い進路は左上(南)へ向き、わずかに高度を上げるとロープの渡された坂に着く。ロープを補助に坂を登り、左側に権現岩へ続く踏み跡を探す。更に進み2本目のロープを過ごした先で左側に踏み跡を見つけた。

わずかに坂を登る 右上にそびえる権現岩
 金峰山へ続く道が明確すぎるため、権現岩がある事を知らなければこの踏み跡は見つけることができない。分岐を左折し、わずかに坂を登れば周囲に桜の木が多い。右上に大岩が見えているのが権現岩だろう。
案内板と権現岩 石組みが大きい
周囲には桜が600本植えられている 権現岩の由来(クリックで拡大)

 そのまま平坦な南側へ進むと石垣の上に権現岩の案内を見つけた。石垣の下を時計回りに進み石垣の上に着き説明板を確認、周囲には桜の木が多く展望は樹間越しとなっている。また、付近には大岩が点在しており権現岩を取り巻いているようだ。

踏み跡を辿り奥宮へ 奥宮(桜の神様)

 説明板の西側には右上へ続く踏み跡があり、この道を進むと岩の中に木札が祀られていた。これが麓の案内に書かれていた「権現岩に祀られている桜の神様」と思われる。岩の横の一段高い所に周囲を見晴らす展望地のような場所があり、足下の草などが刈られていた。

権現岩 展望地から見えるのは桜のみ

 この上に立ってみるが周囲の展望はやはり樹間越しだった。遠くまで見晴らす展望は権現岩の上からしか望めないようだ。権現岩周囲に600本もの桜の木が植栽されており、来年の桜のシーズンに再訪したいものである。

権現岩の上へ向かう道 岩の左側を登る
細い笹と岩の間を進む 岩上へ向かう

 元来た道を引き返し、左側から権現岩へ向かって直登する道に入る。入口は草で繁っているため、藪をかき分けるようになるが、前方に細竹の見えている場所が前回登山時に向かった道である。頭上に白い岩を見ながら高度を上げればすぐに権現岩の下に着いた。

木を掴みながら岩上へ立つ 権現岩の上に祀られた蔵王権現
足下は切れ落ちている 金峰山方面
権現岩の上から眺める展望

 岩上に立つには最初に腕力によってある程度の高度を稼ぎ、足場を選びながら登ることになる。間もなく権現岩の上に着き周囲に広がる展望を眺める。岩上には小さな蔵王権現の鳥居が建ち、神聖な場所という気がする。足下には権現岩との間に落葉が堆積しており、ふかふかなので気持ちが良い。

菅蔵石塔群の説明(クリックで拡大) 鎌倉時代の層塔
室町時代の宝鏡因塔 南北朝時代の板碑と大日角塔婆
 金峰山へ続く山脈などを眺め、小休止の後、元来た道を引き返し、登山口まで引き返した。登山口から周南市指定文化財の菅蔵石塔群を見学、鎌倉時代の層塔、室町時代初期の宝鏡因塔、南北朝時代の板碑と大日角塔婆をそれぞれ眺め、登山を終えた。
金峰桜回廊案内(クリックで拡大) 金峰神社入口
二ノ鳥居 金峰神社

 権現岩登山後に金峰地区へ移動し金峰神社へ参拝。入口には金峰桜回廊案内図があり、金峰神社に参拝して権現岩へ続くルートの案内も記載されていた。この案内に寄れば菅蔵地区で最初に出会うお地蔵様は向峠にあり、菅蔵石塔群は宮の峠である。

金峰神社に参拝 神社左側から宮の峠へ続く登山道

 石鳥居を潜り苔むす石段に向かう。長い参道を登れば二ノ鳥居に出合い、更に石段を登れば金峰神社へ着く。立派な金峰神社へ参拝し、神社左側から宮の峠へ続く登山道を確認して神社を後にした。

石垣と権現岩
権現岩
奥宮
権現岩
権現岩
蔵王権現
権現岩の上から眺める展望
南北朝時代の板碑と大日角塔婆
金峰神社

 前の山 金峰山権現岩・金峰山往復 を見る

 次の山 西谷の岡(栗ヶ峠山) を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県周南市 金峰山権現岩 登山口付近のMAP
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