浅間山・黒斑山(あさまやま・くろふやま)長野県小諸市
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山名アイウエオ順
2017年8月7日
車坂峠登山口 →1:20→ 槍ヶ鞘 →0:10→ トーミの頭 →0:15→ 黒斑山
→0:10→ トーミの頭 →0:05→ 中コース分岐 →0:50→ 車坂峠登山口
全歩行時間 2時間50分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
2017年夏の遠征は天気が不安定で、本日登る浅間山も午後からは曇りの予報なので早く登山を終えないといけない。ただ、早朝は曇りか雨と言うことなので、あまり早く出発してもいけない。そんな状態で浅間山の登山口へ向かう。
富士山
八ヶ岳
本日現在浅間山へは登山禁止なので、浅間山を見晴らす黒斑山が本日の目指す山である。登山口は高嶺高原ホテル付近の車坂峠で、群馬県嬬恋村と長野県小諸市の県境に位置している。車坂峠へ向かう途中には、南に富士山がそびえ、その左側には大きな山脈が浮かんでいる。
高峰高原ビジターセンター
ホテル前から八ヶ岳
また、右側にも大きな山脈が続いており、車坂峠付近からは素晴らしい展望が広がっていた。さて、高峰高原ビジターセンター先に車を置いてその横で登山準備をしている方へ登山口を確認。この方は北西にそびえる篭ノ登山へ登るそうだ。
車坂峠
黒斑山登山口
さて、高原ホテルから目の前にそびえる山が美しい。この山脈は八ヶ岳連峰のようだ。車坂峠の登山口を出発、黒斑山へ向かって登山時は右道の表コースを採り、下山時に反対側の中コースを採ることにした。案内には表コースが2.9km、中コースが2.6kmと書かれていた。
足下には火山岩
霧が周囲を覆う
足下には黄色い花が咲いており、左右を笹に覆われた道に入る。足下は火山岩特有の赤茶けた色をしており、間違いなく火山帯を歩いていることが解る。歩き始めは日差しこそ無いものの、アキノキリンソウなどの花を観賞しながら進むのでとても楽しい。やがて最初のピークに立つと周囲に霧が立ちこめ、今日も霧の中の山頂を予想する。
坂を下る
足下不安定な石の道
ピークから坂を下り左右に笹原を眺めながら東へ進む。前方には平坦な山容が見えており、これから少しずつ高度を上げればこの山頂に着くことだろう。石の多い足下不安定な道を少しずつ進むと、南には八ヶ岳の山容が素晴らしい。
雲から顔を出した八ヶ岳
ウスユキソウ
八ヶ岳連峰を左から右に眺めていると、高度の下がったところにぽつんと高い山が見えている。足下に咲くウスユキソウなどを眺め更に高度を上げる。その間に八ヶ岳の展望は消えてしまった。
小石混じりの道
雲が流れ始めた(クリックで拡大)
小石混じりの滑る道を慎重に進み、樹林の切れた広い斜面へ着くと再び八ヶ岳の展望が戻ってきた。西から北西に掛けては高峯山、篭ノ登山、桟敷山などが雲の間から顔を出し始めた。
石の目立つ道を辿る
北アルプス
この先からは時間経過と共に日が差し、進行方向は逆光で見えにくくなってきた。背後には北アルプスの展望が広がり、奥穂高岳や槍ヶ岳などがその特徴的な姿を現した。前方にはこれから向かう黒斑山の山容が広がり、少しずつ感動の展望が近づいている。
朝日がまぶしい
整備された遊歩道
左右を樹林に囲まれた道を進み、背後を振り返れば今まで見えなかった槍ヶ岳の北側の展望が広がり始める。方向からすれば白馬岳等なのだろうが、残念ながら山名の特定はできなかった。
白馬岳?
避難小屋
やがて黒斑山へ続く山脈の右側に浅間山が見えてきた。浅間山はとても大きな山のようだ。登山道の広くなったところには避難小屋のような施設が置かれていた。浅間山が噴火した際にはこの中に避難するのだろう。
黒斑山
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槍ヶ鞘から浅間山(クリックで拡大)
槍ヶ鞘を振り返る
(クリックで拡大)
中コース分岐を通過
この先でピークを越え少し下がったところが槍ヶ鞘、東には大きな浅間山がそびえている。その大きさに圧倒されながらしばらく浅間山と右側にそびえる剣ヶ峰を眺める。左側にはこれら進む黒斑山への登山道が続き、背後を振り返れば遠くに白馬岳などの山脈が続き、何時まで眺めていても見飽きることは無い。
トーミの頭へ向かう
槍ヶ鞘の先に八ヶ岳
トーミの頭手前
(クリックで拡大)
トーミの頭から浅間山
(クリックで拡大)
槍ヶ鞘から一旦坂を下れば中コースへの分岐を通過、このコースは下山時に採る予定である。分岐から岩の目立つ道をわずかに上り返せばゴツゴツした岩に囲まれたトーミの頭へ着く。
富士山
黒斑山
(クリックで拡大)
市街地の先に八ヶ岳
(クリックで拡大)
小休止
目の前には大きな浅間山、浅間山の右に剣ヶ峰、雲の先には富士山がそびえ、その左に見えているのは金峰山から甲武信ヶ岳へ至る山脈だろうか、更に右側を眺めると八ヶ岳連峰がとても近い。北アルプスは山裾に隠れて見えないが、素晴らしい展望が目の前に広がっている。
黒斑山へ向かう
ホシガラス?
しばらく展望を眺めた後、黒斑山へ向かう。少し進むと右に湯の平への分岐を過ごし、足下にいくつかの花を眺めながら高度を上げる。木の上では鳥がさえずっている。ホシガラスのような格好だが残念ながら自信が無い。
浅間山を眺めながら進む
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緊急放送設備
時折浅間山の展望が開けるので展望を楽しみながら進むと、緊急放送設備の置かれた場所を通過、更に進めば足下に岩の目立つ黒斑山の山頂に着いた。やはり目の前には浅間山が大きく、火口の中には噴煙も確認することができた。
黒斑山山頂
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外輪山
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噴煙
岩の目立つ黒斑山山頂
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明るい山頂で休憩の後、下山を開始。途中ではトーミの頭で再度浅間山を眺め、中コースへの分岐に入った。中コースは周囲を樹林に覆われているため展望は無く、ただ淡々と下るだけだが、途中に1ヶ所眼下に登山口付近や篭ノ登山などを見晴らす展望地があった。
帰路は中コースを採る
ほとんど展望は無い
ここで最後の展望を眺め、再び樹林の中に入る。やがて遊歩道のような整備された道へ着き、いくつかの花を眺めていると登山口へ帰り着いた。
唯一の展望
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快適な下山道
登山口を出発、次は残った時間を使って世界遺産の富岡製糸場の見学をすることにした。碓氷峠を越え、途中の信州横川駅で名物峠の釜めしを食べた。これはアツアツでは無かったものの、まずまずのおいしさだった。
信州横川駅の名物 峠の釜めし
碓井第三橋梁 眼鏡橋(クリックで拡大)
次に碓氷峠の鉄道施設、碓井第三橋梁の見学をした。この橋は眼鏡橋と言われており、煉瓦造りのきれいな橋だった。トンネルの中も歩けるようになっており、観光施設になっていた。その後富岡製糸場へ行き観光、世界遺産に登録された建物などをゆっくり鑑賞した。
世界遺産に登録された富岡製糸場を見学
槍ヶ鞘から眺める浅間山
槍ヶ鞘
トーミの頭から浅間山
トーミの頭から八ヶ岳
黒斑山
黒斑山から眺める浅間山
中コースの展望地から眺める風景
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瑞牆山
を見る
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四阿山
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歩いた足跡
登山口周辺の地図はこちら 長野県小諸市 黒斑山
登山口付近のMAP
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