四阿山・根子岳(あずまやさん・ねこだけ)群馬県嬬恋村

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2017年8月9日
駐車地 →1:15→ 小四阿 →0:45→ 中四阿 →0:40→ 根子岳分岐 →0:15→ 山頂

 →0:10→ 根子岳分岐 →1:05→ 根子岳 →1:00→ 東屋 →0:20→ 駐車地

全歩行時間 5時間30分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 昨日は台風による雨のため登山はお休み、今日は長野県上田市方面が晴れというので四阿山を選んだが、登山口の菅平牧場へ着くと周囲は霧の中。天候が不安定なので、早めに山頂に着くコースを採るため、根子岳経由では無く小四阿、中四阿を経由して山頂へ着くコースを採る。
霧の中の登山口 牛たちも霧の中
 登山口から進路を右に採り、舗装道を南へ進む。間もなく中四阿経由の四阿山登山口の案内へ着き、舗装道を離れて登山道に入る。周囲にはコオニユリ、オオバギボウシ、キキョウなどが咲いていた。進路上の左右には水を含む笹が目立つものの、カッパを着ているので問題は無い。
登山道に入る 左右に笹が茂る

 左に牧場を見ながら進路は北東方向に変わり、右下に沢を見下ろしながら進む。自然林の下を進むとやがて沢につけられた木橋を渡り、進路は南へ変わる。この先で四阿山へ3.5km、菅平牧場から0.8kmの案内を過ごす。

木橋を渡る 案内を確認しながら進む

 更に進むと四阿山への案内が立ち、進路は東へ変わる。ここでは主路が直進方向に見えるが、直進方向にはロープが張られ、このロープと案内により進路を間違えないようにされていた。この先からは左右の笹の間隔が狭まり、笹を分けながら進む。笹の間隔が狭まったり広がったりのコースとなり、本日のように笹が水を含んでいると笹こぎには難渋する。

分岐を左折(クリックで別角度) 笹の被るところもある

 左右に笹原を眺めながら進むと、登山口まで1.2km、四阿山へ3.4kmの案内を過ごす。この辺りの標識を見ていると、まだ大して歩いていないようだ。周囲に咲くいろいろな花を観賞していると、やがて四阿山へ2.8kmの案内の立つ場所へ着く。南側が開けているので晴れていれば展望が素晴らしいのだろう。

花畑が楽しい 小四阿
 この辺りが小四阿と言われるところで、なだらかな小ピークに立ったという感じの場所である。すぐに岩の目立つ場所を過ごせば坂をわずかに坂を下り、すぐに登り返す。頭上の開けた尾根上を少しずつ高度を上げるので、晴れた日には気持ちの良い登山道だろう。
岩が目立つ場所 晴れていれば展望地?
 足下に咲く花を眺めながら淡々と山頂へ向かっている。やがて四阿山へ2.1kmの案内を通過、足下には火山特有の赤茶けた道が続いている。周囲は霧に包まれており、登山直後からこの状態は変わらず、全く展望は無い。しばらく尾根上を進んでいると岩山の先に立つ四阿山へ1.7kmの案内に着いた。
霧の中を進む 中四阿山

 この付近が中四阿と言われるところで、周囲が開けているので晴れた時の展望は素晴らしいのだろう。中四阿山の先で左側の崩壊した場所を過ごし、左右を笹に囲まれた道を辿る。足下に不安定な石や岩が増え始めると、一旦坂の傾斜が強まるが、やがて緩やかな傾斜に変わり、しばらく進むと根子岳との分岐へ着いた。この分岐からは四阿山へ0.7km、根子岳へは1.8kmである。

笹と花畑は続く 根子岳との分岐

 分岐を右に採り少し進むと足下は木道に変わり、すぐに鳥居峠への分岐を右に過ごす。木道が終われば山家神社奥宮が祀られており、この中に開山祭限定の御朱印が置かれていたので造営奉賛金を支払い、頂くことができた。これは貴重な御朱印である。

木道の始まり 山家神社奥宮(クリックで拡大)

 奥宮の先で左に小さな祠を過ごし、更に進むと四阿山山頂に着いた。周囲には相変わらず霧が濃く、展望を得ることはできなかった。山頂横に祀られた山家神社に参拝、もう少し先の150m先にも三角点の置かれた峰があるそうだが展望は無く、雨も降り始めたので、行くことはやめた。

四阿山山頂(クリックで拡大) 山家神社
山頂からの展望は無い 記念撮影
 嬬恋村の山頂標識で記念撮影の後、下山を開始。根子岳の分岐まで引き返し、根子岳へ向かって進路を北西に採る。急な岩の道を下り始めるとすぐに根子岳へ1.2kmの案内を過ごす。木の根の多い道を一気に高度を下げる感じで、おもしろいほどに根子岳へ近づいている。
根子岳へ向かう 急な下り
下りが続く 平坦な鞍部
 間もなく坂の傾斜が緩み、周囲は霧の草原という様相に変わった。この付近が四阿山と根子岳の鞍部で、今度は根子岳へ向かって緩やかに高度を上げるが、根子岳の方面は一面霧の中である。少しずつ高度を上げていると足下には岩が目立ち始め、やがて大岩の目立つ岩場が突然現れた。この岩上からの展望が素晴らしそうだが、やはり霧の中で展望を得ることはできなかった。
大岩 岩の横を抜ける

 大岩の横を抜ければ間もなく広く平坦な根子岳の山頂に着いた。山頂に祀られた祠に参拝し、周囲を眺めているとようやく空に青いものが見えてきた。根子岳を出発し、少し下った所で青空が広がり、眼下の高原を覆っていた霧が晴れ始めた。

根子岳山頂の祠(クリックで拡大) 下山と同時に晴れてきた(クリックで拡大)
麓の霧がなかなか取れない(クリックで拡大) 根子岳方面

 下山の最後で晴れた風景を見ることができたのはまさに幸運で、青空の下に広がる展望を眺めながら坂を下り始めた。麓も山頂方向も素晴らしい青空の下、いつまで眺めていても見飽きることは無い。一日霧の中にいたのでもその開放感は最高潮である。霧の中で見た花々もしっとりして良い感じだが、やはり快晴の空の下で眺める花にはかなわない。

マツムシソウ アキノキリンソウ

 やがて根子岳へ0.5kmの案内を通過、間もなく樹林の下につけられた道に入る。もう下りの道なのでのんびり歩き、途中で根子岳へ0.8km、1.5Kmの案内を過ごし、東屋の建つ展望地へ下り立った。背後には根子岳を眺め、眼下には牧場を見下ろす。四阿山の山頂は未だに雲に覆われているが、青空の下で眺める展望は素晴らしい。

根子岳を振り返る(クリックで拡大) 眼下に広がる展望

 東屋を出発すれば、擬木階段を下るだけで間もなく登山口の駐車場に下り立った。牧場では登山時に雨に濡れていた牛たちがのんびりと昼寝をしていた。荷物を車に入れて少し下り、牧場に利用料の200円を支払い菅平牧場を後にした。

牧場では牛たちがくつろいでいる 晴れの登山口
山家神社奥宮
四阿山山頂
根子岳山頂
根子岳を振り返る
根子岳から眼下に広がる展望
東屋から根子岳

 前の山 浅間山・黒斑山 を見る

 次の山 草津白根山 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 長野県嬬恋村 四阿山  登山口付近のMAP
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