基山(きやま)佐賀県基山町

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2014年11月22日

上原田公園 →0:25→ 登山道入口 →0:20→ 東北門跡

 →0:05→ 丸尾礎石群 →0:10→ 大礎石群 →0:10→ 山頂

 →0:35→ 登山道入口 →0:25→ 上原田公園

全歩行時間 2時間10分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 福岡県の山歩きを続けている。本日最初は佐賀県基山町にそびえる基山へ向かう。九州自動車道の筑紫野インターで高速を出る。この先は鳥栖筑紫野道路の県道31号を南下し、原田インターで下りる。このインターを下りた先の交差点を右折、県道31号の高架下を潜った先の交差点に基山登山口の案内が掲示されていた。

鳥栖筑紫野道路の原田インターを下りる 交差点を右折
交差点を左折して上原田公園へ  駐車場へ車を置いて登山開始

 この交差点を左折すれば、上原田公園があり、駐車場が整備されているので、安心して車を置いておくことができる。公園を出発し、北へ向かう。先ほどの交差点を通過し、更に100m先の分岐を左折、もうこの先は広い作業道を道なりに進む。右側には池があり、この方面には金網が張られている。

公園を出発し北へ向かう 分岐を左折する

 未舗装道を道なりに少し進むと、左には出発地点の上原田公園が見える。左に竹藪を見ながら進むが、この竹藪では春にタケノコの収穫ができるので、勝手に取らないようにとの注意書きが書いてある。

左に竹林帯を過ごす 林道上原田線終点

 やがて頭上を覆っていた竹が無くなり周囲が明るくなる。左にビニールハウスを過ごし、少し進むと林道上原田線終点の案内が立っている。この先からは悪路なので通行注意の案内が立っていた。

基山道祖神 基山登山道入口

 もう少し進むと右には基山道祖神が置かれていた。この道祖神を過ごせば右に基山への登山道の階段が現れる。手製の登山道案内に従い階段へ向かう。背後にはV字谷の先に町並みが広がっているものの、少し霞気味の展望である。

背後に展望が広がる チェーンの手すりと石段

 植林帯の下に続く階段の右には手すりと思われるチェーンが渡されており、安全に歩くことができる。間もなく前方に民家らしき建物が見えてきたので、この付近が行場なのだろう。建物の左には結界のために張られたと思われるしめ縄が渡され、その先には不動明王が祀られていた。

右に民家が建っていた 不動明王

 石段を登れば進路は右へ向き、道なりに少し進むと左に休憩所らしき建物、その正面に聖観音菩薩の祀られた祠、更に先には神聖なお滝場が続いている。登山道は聖観音菩薩の祀られた建物手前を右方向へ進み、この先で九州電力のプラ階段を登る。

石段を登る 九電のプラスチック階段

 左下にお滝場へ続く水の流れを眺めながら少しずつ高度を上げる。植林帯の下を道なりに進むと、背振幹線39・40号の標柱を過ごす。更に植林帯を辿れば、右に40号鉄塔への巡視路を過ごす。

巡視路標柱 東北門跡に着く(クリックで拡大)

 この先でわずかなピークを越えると東北門跡の場所に着く。少し平坦な東北門跡からは左右に散策コースの案内を見るが、そのまま進行方向へ進み山頂を目指す。この先で沢に架かる橋を渡ると、橋の右手にはパイプから流れる水場を過ごす。

沢に架かる橋 丸尾礎石群

 植林帯の下で少し高度を上げれば、左に丸尾礎石群の案内が立っている。更に高度を上げれば、この先でも再び礎石群を過ごし、植林帯の下に続く横木の階段を登って高度を上げると、右には北帝門跡の案内を見る。

礎石群 横木の階段の上に「北帝門跡」の案内

 ここで進路は左方向へ変わり、右上にはススキの原が広がっている。ここでススキの原を通る踏跡をみつけるが、行き先が不明なので広い道を進む。間もなく左に大礎石の案内が立っているので向かうと、その名の通り大規模な礎石跡を眺めることができた。

大礎石 左からの道と合流

 礎石群を過ごし、緩やかな傾斜の道を進むとこの先で左からの道と合流する。この上に展望台らしき施設を見ながら道なりに進み、わずかに高度を上げれば広い原に着いた。左右に草原が広がり、右には手前に石柱が置かれ、丘の上に先ほどまで眺めていた展望施設が建っている。

左右に草原が広がる 石柱と石碑と展望台のある草原(クリックで拡大)

 左を眺めれば一段高い丘陵があり、こちらが山頂と思われる。頭上を飛行機が飛ぶなか、山頂へ向かって左へ進路を採る。やがて「いものがんぎ」の案内を過ごし、一段高い丘陵の上に着くと、一等三角点の置かれた基山山頂へ到着した。

左の山頂へ向かう いもがんぎの案内
一段高い場所へ向かう 基山山頂(クリックで拡大)

 山頂の南側の大岩には石祠などが置かれ、何かが祀られているようだ。大岩の背後へ向かうと、背の高い塔が建ち、反対側へ回ってみると天智天皇欽迎之碑と刻まれていた。更に南側へ向かうと展望台が設置され、この上からはすばらしい展望が広がっている。

天智天皇欽迎之碑 展望台

南から西の展望(クリックで拡大)

 福岡県の山について、そんなに詳しくない私でも解るくらい周囲には名峰がそびえ、西に背振山手前に九千部山、眼下には鳥栖の町並み、その先には耳納山地、更に右には古処山、屏山と続いている。

南から西の展望(クリックで拡大)

 展望台からすばらしい展望を満喫したので山頂まで引き返し、東の展望を眺めると、展望台からは死角になっていた砥上山、大根地山、宝満山に三郡山が一望で、本当に素晴らしい。背後の西に広がる背振山や九千部山等、しっかり展望を眺めて今度は北の草原へ向かってみる。

山頂から西の展望(クリックで拡大)

 この途中で大勢の白装束の人々を見たので、今日は基山山頂で何らかの儀式があるのかもしれない。さて、草原へ着くと基肄城(きいじょう)跡の石碑が建ち、その先には展望台が設置されている。

大勢の白装束の人々 石碑と展望台

 展望台の上からはそれこそ周囲360度の展望が広がり、背振山から九千部山、耳納山地から古処山・屏山、砥石山と大根地山、更に宝満山から三郡山といつまで眺めていても見飽きることはない。昨日の雨により空気中のチリが流され、遠くまで眺めることができたのはとても幸運である。

九千部山と背振山 展望地には大勢の登山者

 大展望を満喫して基山から下山を開始する。下山は元来た道を引き返すのだが、水場の付近で下に舗装路が見えた。この付近に最短距離の登山口があるのかもしれない。更に東北門跡、行場などを過ごし道祖神の置かれた登山口まで引き返し、さらに作業道を下って駐車地まで引き返した。リュックを車に入れ、登山口の付近の散策をし、上原田公園の写真を撮って基山の登山を終了した。

礎石群

基山山頂

天智天皇欽迎之碑

展望

基肄城跡

 前の山 尺岳 を見る

 次の山 天拝山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 佐賀県基山町 基山 登山口付近のMAP

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