尺岳(しゃくだけ)福岡県直方市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2014年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2014年11月16日 三叉路登山口 →0:40→ 四方越 →0:35→ 山頂 →0:10→ 竜王峡標識 →0:45→ 登山口 全歩行時間 2時間10分 九州福岡県での登山を続けており、本日は直方市にそびえる尺岳へ登る。香春町の道の駅から直方方面へ向かう際に香春岳や牛斬山を西から眺めると、香春岳が尖峰であることがよくわかる。 牛斬山と香春岳(クリックで拡大) 尺岳への登山口の安入寺へ向かう起点をJR直方駅とすれば、駅前から東へ進路を採り、遠賀川を渡る。国道200号を更に東進、すぐに現れる西尾交差点では東へ進路を採り、県道28号に入る。この先からは道なりに東から北東方向へ進み、左に安入寺公園、次に安入寺公民館を過ごす。やがて前方に見えてくる「直方コミュニティバス待機所」先の三叉路付近へ車を置く。
分岐中央の車止め付近に掲示されている案内は、古くて現在地さえも解りかねるものだった。丁度地元の方が通りかかったので、尺岳の登山口についてお尋ねすると、分岐の左側は四方越経由で山頂へ向かうコースであり、坂の傾斜が緩やかだと言われた。そこで本日は四方越経由のコースを採ることにした。 分岐から進路を左へ採り、登山を開始。しばらく道なりに舗装路を進み、白いガードレールの目立つ橋を渡る。この先で進路は右へ向き、すぐに足下は未舗装道に変わる。右側に沢音を聞きながらのんびり高度を上げていると、この付近で作業をしている方に出会う。
現在歩いている道が尺岳への登山道で間違いないかを確認し、落葉の目立つ道を辿る。やがて作業道の終点へ着き、手すりの施されたコンクリート製の橋を渡る。橋を渡ると同時に周囲には岩が目立ち、いかにもワイルドな登山道という感じを受ける。
沢を渡り、砂防指定地の石柱を眺めながら少しずつ高度を上げる。自然林の下を進み、木の根の目立つ場所の先に西谷嘉穂線23〜25号・26号の巡視路標柱を過ごす。この先で植林帯の下に岩の目立つ場所を進み、小滝の美しい場所に着く。
更に沢沿いを進み、少し高度を上げると岩に文字の刻まれた石柱を過ごす。少し平坦な道を辿れば、左には樹間越しに送電鉄塔が見えてきた。この鉄塔下に行き展望を確認するが、樹林に覆われて展望を得ることはできなかった。更に山腹につけられた道を進むと、間もなく福智山へ続く縦走路へ飛び出た。右方向は尺岳方面で、左側は二方向に分岐する。
ここでは尺岳へ向かって分岐を右折すれば、頭上を覆っていた樹林が切れ、左上には送電鉄塔が建っていた。そこでこの鉄塔広場に立ち、眼下に広がる展望を眺める。本日最初の展望は送電鉄塔沿いの風景で、出発地付近には安入寺公園が見えている。
鉄塔下を出発、わずかに進むと左側に石垣の目立つ場所に着く。これはその形状からして炭焼き窯跡と思われる。周囲に紅葉を眺めながら緩やかな傾斜の道を進むと、再び炭焼き窯跡の残る地点へ着いた。この場所には尺岳山頂への案内があり、岩の多い急な傾斜へ向かう。 坂の途中には小滝などもあり、自然林の下で着実に高度を上げる。やがて鉄平石の貼られたコンクリート製の施設を見るが、何に使われたのかは分からない。山頂方面へ向かって左右の分岐を見るが、どちらの道を通っても着く場所は同じである。やがて九州自然歩道に合流、左が市ノ瀬峠方面、右はわずか400mで尺岳である。 車止めのような木柱を過ごし、緩やかな傾斜の道を辿れば、松の木が特徴的な休憩舎の建つ尺岳平に出た。松の木の横を抜け、尺岳の案内に従って落ち葉の目立つ道を進むと、すぐに尺岳山頂へ到着した。 平坦な尺岳平(クリックで拡大)
石鳥居と祠の建つ山頂からは西に直方市街の展望が広がり、右には金剛山の山並みが美しい。北には権現山と皿倉山の山並み、北東には足立山と続き、その先に見えている山容は風師山だろうか。東にはなだらかな山容の貫山、南には福智山の山頂部が顔を出している。尺岳からは南西方面以外に素晴らしい展望が広がり、いつまで眺めていても見飽きる事は無い。しばらく山頂からの展望を満喫し、下山を開始する。 皿倉山と平尾台方面(クリックで拡大) 尺岳平の広場まで戻り、進路を南へ採る。横木の階段の整備された歩道をのんびり進めば、周囲に紅葉が美しい。やがて竜王峡への案内が現れるので、この案内に従い分岐を右(西)へ採る。 樹林の間につけられた歩道を進むと、間もなく「歩行注意」の案内が立ち、この先からは急な傾斜の下りとなる。ここでは補助のロープを伝って一気に高度を下げる。少し平坦な道となるが、この先にも急な下りが続く。
地元の方がきつい坂と説明された意味が分かった。きつい下り坂だが、登りと違って慎重に下れば、一気に高度が下がる事の方が楽しい。赤いプラスチック板の目印を確認しながら坂を下り、植林帯の中を通過すれば、紅葉の美しい公園の一角に出る。
更に道なりに緩やかな傾斜の坂を下ると、電柱の横の道に出た。なお、この電柱は「179ハ32−12」である。ここまで下れば登山口まで残りはわずか、左に竜王峡キャンプ村の案内を過ごし、舗装道を下れば登山口の駐車地へ着いた。これで一周回りの尺岳登山は無事終了である。
登山の後は周辺散策で、近くの竜王峡を見学する。竜王峡の案内に従い鳥居を潜り、奥へ進めば、一ノ滝が美しい。この左に祀られた龍王神社へ参拝、更に奥へ向かって進み、二の滝、三ノ滝を見学する。清流に注ぎ込む滝を見学し、本日の予定は無事終了した。
尺岳 尺岳山頂 金剛山 枯松と皿倉山 尺岳平 紅葉 竜王峡一ノ滝 前の山 障子ヶ岳 を見る 次の山 基山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 福岡県直方市 尺岳 登山口付近のMAP |