2008年 4月25日 一位ヶ岳初回登山を読む |
2011年11月13日 一位ヶ岳 椎ノ木コースの登山記を読む |
2025年3月22日 |
椎ノ木登山口 →1:20→ 山頂 →0:25→ 展望地 →0:30→ 花瀬峠
→0:50→ 登山マップ掲示場所 →0:35→ 椎ノ木登山口
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全歩行時間 3時間40分 |
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登山行程図(地図をクリックすると拡大)
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一位ヶ岳へ椎ノ木コースを通って登ります。一位ヶ岳の登山口の椎ノ木地区へ向かう起点を新下関付近とすれば、県道34号下関長門線を北上し、俵山温泉の三叉路を左折し、県道38号美祢油谷線に入ります。この先道なりに木屋川沿いを4.8km上流へ向かえば、椎ノ木登山口に着きます。
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麓から眺める一位ヶ岳 |
河内神社に参拝 |
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登山口を出発 |
案内図 |
ここで南西を眺めれば、一位ヶ岳の雄姿を望むことができます。橋の手前左側に広い駐車スペースがあるので、車を置いて登山を開始します。橋の手前から右道に入ると河内神社が祀られているので参拝します。分岐入口に一位ヶ岳椎ノ木ルート2.7kmの案内を眺めて舗装された道を進みます。
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鋪装道を進みます |
前方にそびえる一位ヶ岳 |
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満開の馬酔木の花 |
未舗装道に変わります |
この先には一位ヶ岳案内として、椎ノ木ルートのほかに花瀬ルートが紹介されていました。登山道から眺める一位ヶ岳はとても美しく、いつまで眺めていても見飽きない山容です。季節の花の馬酔木を眺め進んでいると、足下は舗装道から未舗装道に変わります。
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堰堤を過ごします |
コンクリートの橋を渡ります |
一位ヶ岳へ2.2kmの案内を通過し、植林帯の中を進めば左に堰堤を過ぎます。これからしばらく沢沿いを登ることになります。すぐにコンクリート製の橋を渡りますが、橋のたもとには「おいでませ
千山一歩」と書かれており、これから先ユニークなコメントが案内として掲示されています。
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堰堤に向かいます |
堰堤の先は作業道終点です |
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沢を渡ります |
さぁ登ろう!
ぶちええ感動あんたを待っちょるけえ
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再び堰堤を過ぎ、この堰堤先で作業道終点となり登山道が始まります。「沢をわたれ」の案内に従い沢を渡り、「さぁ登ろう!
ぶちええ感動あんたを待っちょるけえ」、ここは七重わしゃ八十と、山口弁丸出しの案内が楽しいです。この先このようなコメントは省略しますが、心和む案内が山頂まで続きます。
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新しい案内板 |
ヤブ椿を観賞 |
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足下に注意 |
案内が続きます |
頭上に植林が続く先で、「一位ヶ岳登山道椎ノ木ルート」の新しい看板を過ぎます。これは「やまぐち森林づくり県民税」による森林整備で設置されたようです。藪椿などを観賞しながら足下に転がる石に注意します。周囲を眺めれば豪雨による災害で倒木なども見受けられますが、適当に迂回し進めば、たいした障害もなく高度を上げることができます。
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公社造林椎ノ木事業地の案内
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沢を渡ります |
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木の橋を渡ります |
小滝を観賞 |
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岩を乗り越えます |
滑滝 |
やがて公社造林椎ノ木事業地の案内を通過します。この先から進路は沢を挟んで左右に迂回しながら進みます。頭上に植林が近くなり、目の前には小滝が美しいです。本登山中で一番の見所で小休止の後、更に高度を上げれば、滑滝を横に過ぎます。
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進路が左に変わります |
進路は右に折り返します |
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谷を詰めて鞍部へ向かいます |
天井ヶ岳から続く縦走路と合流
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鞍部に着き一位ヶ嶽へ向かって左に進みます |
不安定なガレ場を越えれば進路は一旦左に向き沢を離れますが、すぐに右に進路を変え、再び沢沿いを進むことになります。そのまま谷を詰めながらに高度を上げると天井ヶ岳から続く縦走路と合流しました。ここで進路を南東にとり、ロープを補助に急登をたどります。
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急登にはロープが渡されています |
間もなく山頂です |
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山頂手前は急登です |
一位ヶ岳山頂 |
やがて進路はわずかに右へ向き、周囲を覆っていた自然林が取れれば、冬枯れた茅が目立ち始め、更に高度を上げれば一位ヶ岳の山頂に到着しました。山頂には三等三角点が置かれ、周囲には360度に広がる展望が素晴らしいです。
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出発した場所が見えました |
白滝山と天井ヶ岳 |
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北の展望 |
東の展望 |
先日登った天井ヶ岳、その左には風力発電施設の建ち並ぶ白滝山がそびえています。霞がなければ日本海まで見えるはずですが、黄砂と花粉により遠くは霞んでいます。それにしても一位ヶ岳の山頂からの展望は素晴らしいです。眼下に登山口付近の展望を確認した後、下山を開始します。
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花瀬峠へ向かって出発します |
岩の目立つ場所 |
本日の予定ではそのまま来た道を引き返し、堂ヶ岳へ向かうことにしていましたが、時刻は10時前でとても早いです。反対側へ少し下りてみると花瀬峠へ2.5kmと案内されていました。椎ノ木コースが車道から2.7kmなので大して変わらない距離です。そこで、花瀬峠へ向かって下ることにしました。
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ロープが渡されていました |
山頂まで300m標識 |
山頂を出発し、花瀬峠へ2.5kmの案内を過ぎ、岩の目立つ場所を過ぎます。この先の急傾斜には補助のロープが渡され、この花瀬峠コースも登山道が整備されていることがわかります。すぐに山頂まで300mの案内を通過しますが、ここで花瀬峠から来た登山者と出会います。ここまでの所要時間を訪ねると、登山口から2時間とのことでした。多分この方はとても歩く速度が速いようです。
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明るい縦走路が続きます |
登山道は明るく、木漏れ日も美しく、登山道途中にも案内も続いているため安心で安全な道が続いています。花瀬峠までアップダウンを繰り返しながら気持ちの良い縦走路を歩くのは最高です。
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途中で進路は右に変わります |
左に2つの岩を過ごします |
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花瀬峠までの間に唯一の展望地 |
それまで東に向いていた道が途中で南から南東に変わりますが、この場所にも案内が置かれているので迷うことはありません。左に岩を2つ過ぎた先で展望地に到着します。遠くには日本海が見えるはずですが、霞のため確認できませんでした。久しぶりの展望地で小休止の後、更に下山を続けます。
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案内が置かれています |
三角点付近 |
この先の小ピークで「俵山温泉街が・・・」と案内されていましたが、樹林に覆われて眺めることはできませんでした。更に尾根道を進み488.1mの三角点のあるピークに着きましたが、三角点は尾根道を外れた場所にあるようなのでそのままパスしました。
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作業道に出合います |
作業道を横切ります |
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樹間越しの展望 |
花瀬峠へ到着しました |
緩やかな坂を下っていると作業道に出会います。この作業道を横切り再び尾根道をたどり、樹間越しに展望の見える場所を過ぎれば花瀬峠に到着しました。案内には一位ヶ岳へ2.5kmとありますが、椎ノ木峠の登山口から2.7kmの表示に比べると感覚的に長い気がしました。山頂から花瀬峠までの所要時間は約1時間、椎ノ木峠から山頂までの登山時間が1時間半を考えれば妥当なところかもしれません。山頂から花瀬峠までの行程はとても楽しいものでした。
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花瀬峠を出発 |
案内が置かれています |
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テレビ集計所の先で作業道と合流します |
合流点に置かれた案内 |
さて、時刻は11時20分となりこの峠で展望はありませんが昼食をとり、コーヒーを飲んで11時40分に峠を出発します。この先からは明確な道が続き、途中でテレビ中継所を右に過ぎます。中継所を過ぎた先で、下から上がってきた作業道と合流、合流点には登山道の案内が置かれていました。
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歩きやすい作業道になりました |
くるそん道・長府街道の案内
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くるそん道・長府街道の案内
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アンテナ施設を眺めます |
そのまま未舗装の作業道を下っていると、「くるそん道・長府街道」の案内が立っていました。この案内に従い山道を下れば作業道を下るよりも時間短縮となるようですが、そのまま確実な作業道を下ることにしました。このような案内は下山する途中にいくつかあったので、自己責任でこの道を利用されれば良いと思います。
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俵山温泉街 |
花瀬峠への案内 |
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梅の花を観賞しました |
キリスト教の施設横を通ります |
アンテナ施設などを各所に眺めながら坂を下り、電柱の間から俵山温泉街を垣間見ながら下山を続けます。途中では梅の咲く場所もあり花を眺めることができたので良かったです。やがてキリスト教の施設横を過ぎ、木屋川に架かる橋を渡れば、左に一位ヶ岳登山マップが置かれていました。
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登山マップの場所に着きました |
登山マップ(クリックで拡大) |
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鋪装道を歩いて登山口に戻ります |
登山口に戻りました |
マップには、花瀬峠ルート全体は6.6kmと案内されており、峠までは4.1kmの距離です。マップの場所から駐車地の椎ノ木ルート登山口まで2.5kmの行程が待っています。これから先は舗装道歩きで何も心配の無い道を歩き、駐車地まで帰り着きました。到着時刻は13時20分、花瀬峠からは休憩時間を含めて1時間40分の行程でした。今日は一日しっかり歩いた気がするので、今日の登山はこの一位ヶ岳で終えることにしました。
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