一位ヶ岳 椎ノ木コース (いちいがたけ)山口県下関市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008年 4月25日 一位ヶ岳 鷹場山コースの登山記を読む 2011年11月13日 椎ノ木コース登山口 →0:15→ 林道終点 →0:38→ 鞍部 →0:17→ 山頂 →0:40→ 林道終点 →0:15→登山口 全歩行時間 2時間 5分 山口県の山へ、今回は長門市と下関市の市境にそびえる一位ヶ岳へ向かう。前回は天井ヶ岳と一位ヶ岳の鞍部である傍示ヶ峠から東側の道へ進入。鷹場山付近よりショートカットコースを採ったため、簡単に山頂に立つことができた。今回は一般的な登山口である長門市の椎ノ木地区より出発する。
なお、鷹場山へ向かう林道には、現在鍵が掛けられているらしい。従って、乗用車で鷹場山の手前まで進入し、ショートカットコースを採り、簡単に一位ヶ岳の山頂に立つのは昔日の夢となってしまった。これは鳥取県の孝霊山と同じ状況と思われる。
さて、登山の起点は山口県の名湯俵山温泉。俵山温泉郷から油谷への案内に従い県道281号を左折し、県道38号に入る。そのまま県道を道なりに進むと、左に七重川河川公園を過ごす。俵山温泉の交差点から2.3km程度進んだ場所に交差点があり、左側に一位ヶ岳登山道入口の案内が立っている。この交差点を右折すると、旧道沿いに河内神社があり、神社付近に車を置いて登山を開始する。(最後の民家まで乗用車で進入しても、駐車場に苦労するのでこの付近に駐車した方が良い)。
登山口の電柱の番号「ジャリガタオ12」を確認して南へ向かう。進行方向には、一位ヶ岳が聳えており、美しい山容に心も和む。すぐに最後の民家を通過、民家の向かいには軽トラックが道路中央に置かれていた。この民家を過ごすと同時に舗装道が切れ、砂利道に変わる。
すぐに「長門市一位ガ岳のベニドウダン自生地」の案内を過ごし、広い林道を進むと頭上に檜と杉の植林帯が続く。そのまま林道を道なりに進み、コンクリート製の橋を渡り、前方に見えてくる大きな堰堤を右に過ごすと、いよいよ一位ヶ岳の登山口へ着く。
登山口へ続く橋が壊れているので、少し右へ迂回して沢を渡れば、登山口に置かれたなんともユーモラスな案内に心を癒される。なお、この案内は山頂まで続いている。足下は小石の堆積した道なので少々滑りやすい。まるでミニ土石流のような場所を通過すれば、少し歩きやすい道に変わる。
左に沢を見ながら坂を登ると、公社造林の案内が現れ、少し先で沢を渡る。この先で再び沢を渡り、岩の多い場所を過ごすと、美しい滑滝の場所に出る。ここは休憩するのに丁度良い場所である。滑滝の手前で木製の橋を渡り、大岩を観賞するが、とても存在感のある岩である。
滑滝(動画) 少し先で頼りない橋を渡り、植林帯の下を通過、整然と並べられたような岩道を登れば、この先では大小の岩の点在する場所に出る。やがて岩海状態の迫力ある場所を通過、進路は右方向へ変わり、頭上の樹林が切れて周囲は明るくなる。但し、この時期は夏草が茂っており、茨などが身体をチクチク刺す。 ワイルドな岩道
再び頭上を植林が覆い始めると、夏草の勢いも静まり、急な坂を焦らず進む。もう進行方向には鞍部が見えており、そのままゆっくり進めば、前回通ったショートカットコースの鞍部に到着。ここまで来れば、もう一位ヶ岳の山頂までは残りわずか。最後の急坂へ向かう。
ゆっくり歩きで坂を登れば、やがて補助のロープが渡されている場所へ到着、この先からはロープの助けを借りながら一気に登る。このロープとのどかな案内板には本当に助けられた。間もなく平坦な場所に着けば、進路は右へ変化する。再び補助のロープを掴みながら、ゆっくり坂を登ると平坦なカヤトの原、二等三角点の置かれた一位ヶ岳の山頂へ到着した。 一位ヶ岳の山頂 残念ながら周囲は霞んでおり、すっきりした展望とは言い難いが、西に風力発電施設の建ち並ぶ白滝山、北西には天井ヶ岳が美しい山容を見せている。のんびり山頂にて休憩し、周囲の山々を眺めようとするのだが、あいにくの空模様。こうしてみると前回はとても展望良いの日に山頂に登っていた。 しばらく山頂にて霞の晴れるのを待ったが、いっこうに晴れないので下山を開始。急な坂が続いただけあり、あっという間に高度が下がる。どんどん下っていると、滑滝の場所で家族連れの登山者とすれ違い、登山口まで戻ると2名の登山者が登山準備をしていた。こうしてみると一位ヶ岳はなかなか人気のある山である。 渓谷 一位ヶ岳山頂 白滝山・天井ヶ岳 滑滝 前の山 恐羅漢山・砥石郷山 を見る 次の山 草添山 奥畑コース を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市 一位ヶ岳 登山口付近のMAP |