水晶山・平家山 権現社コース 山口県岩国市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年1月28日 JR岩国駅 →0:15→ 岩国公共職業安定所 →0:15→ 権現社 →0:30→ 第三ピーク →0:40→ ゴルフ練習場 →0:15→ 水晶山 →0:25→ 平家山 →0:25→ 室ノ木一丁目交差点 →0:15→JR岩国駅 全歩行時間 3時間 0分 今回は水晶山・平家山へ至る新しい道を歩くことにする。JR岩国駅を出発し、西へ向かって進む。やがて国道2号へ着くので左折し、岩国公共職業安定所まで移動する。この前の交差点を横断して北へ向かえば、すぐに麻里布町第四街区公園を確認、公園を左に見ながら更に北へ進む。
川の先に「砂田町2丁目自治会」の周辺案内図が掲示してあるので、権現社の位置を確認し、東へ進路を変える。最初に左へ現れる分岐を左折、突き当たりのT字路を右折しすぐに左折。このあたりは住宅街なので進路の変更が続く。そのまま北へ向かうと、右の山の中腹付近に権現社が見えてくる。
もう少し進むと右に権現社へ続く階段が現れ、急な階段を登れば権現社へ着く。この権現社から眼下には岩国市街の展望が広がり、ただ立っているだけで気分爽快になる。社へ参拝の後、三つのピークへ向かって出発する。登山口は鳥居と手水鉢の中間付近で、コンクリート製の塀を越えて山道に入る。
すぐに踏み跡は明確になり、落ち葉の堆積したフカフカの道を進む。坂の傾斜は少しずつ増すので、ペースを落としながら登ると、真砂の露出した場所を通過する。松の木を迂回しながら緩やかになった尾根道を進むと、第一ピーク付近には大岩が目立つ。
これから向かう平家山・水晶山と同じく、この尾根上には露岩が多い。南には木の間越しながら岩国市街の展望が広がり、明るい風景に出会うとうれしくなる。迫力ある大岩を抜けると、すぐに進路は右(東)方向へ変わり、第一ピークから坂を下る。この付近では木々が登山道に張り出しているので慎重に通過する。
やがて左右にシダの茂る道となるが、踏み跡はしっかりしているので道を外すことはない。そのまま進んでいると、周囲に真砂の目立つ場所へ到着。周辺を観察していると、至る所に石組みがある。いったい何の目的で組まれたものだろうか、とても不思議な気持ちになる。なお、この石組み群は後で確認したところ、土砂の崩壊または崩落を防ぐために組まれたそうだ。
もう少し進むと第二ピーク上に立つ展望の大岩へ着く。この上に登ると岩国駅方面が一望、西には平家山が特徴的な山容を見せている。ピークから北へ向かうと、尾根上にはワクワクするような大岩が目立ち、大岩群を抜けて真砂の道を下る。少し先ではシダの茂る道へ入り、踏み跡を確認しながら進むと、再び多くの石組みが現れる。 権現社上の第二ピークから眺める展望
少しずつ高度を上げると、南には歩いた稜線が一望、二つのピークを眺めることができる。シダの茂る道を更に高度を上げれば、南西には麻里布中学校付近の展望が広がる。すぐに第三ピークへ到着、踏み跡に従って東へ少し移動すると素晴らしい展望地に着く。眼下には岩国の市街と工場群が一望、周囲に遮るもののない展望を眺めることができる。
展望地から下には真砂の目立つ場所が見えているので、道が続いているようにも見えるが、下りてみても道は続いていない。しばらく展望を眺めた後、第三ピークを越え北へ向かって坂を下る。北の稜線を観察すると、とても平坦な場所が目立つ。いったい何だろうかと思うが、これはゴルフ場の境界付近である。シダの茂る道を下れば突然平坦な林に出る。
右からは巡視路が合流し、そのまま道なりに真っ直ぐ進むと、昔の踏み跡は直進方向へ続いている。ここでは左の巡視路へ向かって進路を採り、少し進むと右に鉄塔を過ごす。なお、この鉄塔の奥へ続く踏み跡を辿れば、和木ゴルフクラブへ向かうことができるが、今回は、巡視路に従い坂を下る。
道なりに坂を下るとすぐに沢へ着き、沢を渡って竹林帯を少し登れば明るい場所に出る。再び坂を下り、巡視路特有の黒い橋を渡った先で9番鉄塔への案内標柱を過ごす。ここで進路は北へ向き、少し高度を稼ぐと、東には先ほど登った三つのピークが一望である。
露岩の目立つ岩道を登るとすぐに8番鉄塔へ到着、鉄塔下からは木の間越しながら室ノ木地区の展望を眺めることができる。鉄塔広場から巡視路を道なりに下ると、室ノ木地区の西念寺から続く細道に着く。。
北へ向かって進路を採れば、巡視路を左に過ごし(水晶山を通らず直接平家山へ向かう場合は、この巡視路に入る)、更に緩やかな坂を進むと、ゴルフの打ちっ放し練習場に着く。なお、この施設は水晶山の山頂からいつも見下ろす場所である。この練習場は私有地なので、通過するわけには行かない。
迂回路は練習場手前の右上へ続いており、左に古タイヤが見えてくれば、進路を左に変える。後は道なりに北へ向かって進むと墓地の前に出る。墓地を右に見ながら舗装路へ向かって進むと、目の前には鉄塔が建っており、水晶山へはこの巡視路を進む。
巡視路に入れば、真砂の美しい道が続いている。左にゴルフの練習場を眺めながら緩やかな坂を進むと、左右にシダの茂る道に変わる。やがて周囲には露岩が目立ち、ワイルドな道を楽しみながら高度を上げる。間もなく平坦な水晶山の山頂へ到着、眼下には先ほどまでいたゴルフ練習場が一望となり、右には踏破した三つのピークなどが指呼の先に続いている。また、南には岩国市街の展望が広がり、しばらく美しい風景を眺めながら山頂にたたずむ。
水晶山の風景と周囲に広がる展望 水晶山を出発、次は平家山へ続く鞍部へ向かって下る。こちらの道もワイルドな岩が続き、南にはひときわ盛り上がった平家山が存在感を示している。展望広がる大岩の上に立てば、周囲に連なる山々を眺めているだけで楽しくなる。更に坂を下り鞍部へ到着、平家山への分岐点へ着き分岐を右折する。
小規模な堰堤を過ごしながら沢を詰めると、落ち葉の堆積した道に変わる。やがて真砂の道を少し高度を上げれば鉄塔下に着く。ここから南東方面へ進路を採り、もう一つの鉄塔下を潜れば、真砂の美しい場所を通過。背後を振り返れば、岩国山から水晶山へ至る稜線が続いている。。
岩国山と周辺の山々 南に向かってもう少し進むとすぐに露岩の目立つ平家山の山頂に到着する。眼下を見下ろせば岩国市街の展望が一望、素晴らしいという以外に表現のしようのない景色が広がっている。展望広がる岩の上に腰掛け、しばらく岩国市街の展望を眺めた後、平家山を出発する。
平家山と周囲に広がる展望 心ときめくような露岩を眺めながら急な斜面を下る。少し下って山頂方面を振り返れば青空に映える露岩が美しい。眼下に広がる岩と背後に続く岩。ワクワクするような岩の連続、これが平家山のすばらしさである。
露岩を堪能しながら坂を下れば左右の分岐に着く。前回は右の天理教の教会方面から登ったので今回は左の大谷峠から続く道へ向かって下りる。すぐに以前通った大谷峠から続く道へ合流、ここで広島里山紀行の管理人さんと出会う。本日は水晶山と平家山の縦走をされるそうだ。
その後、平家山への登山道を整備されている地元の方とお話をする。近くにあるむろのき幼稚園の幼児たちは、この道を通って平家山へ遠足をするそうだ。この幼稚園生はとてもたくましい子供達なのだろう。岡山県の角ヶ仙でも幼児が険しい山に登っていたことを思い出した。地域の山を守っている方には本当に頭が下がる。
そのまま麻里布中学校の前を通り、直進すれば室ノ木一丁目交差点へ到着。今回のコースは岩国の中心街から手軽に山歩きを楽しめるコースである。但し、権現社から三つのピークを抜ける間には、少々ヤブ気味のところもあり、いくつか目印を付けておいた。くれぐれも低山と侮らないで頂きたい。 このコース途中の水晶山の山頂から大谷峠へ下り、あぜ道を通って桜ヶ峠へ行き(平家山・水晶山室ノ木コースを参照のこと)、桜ヶ峠からは鉄塔の巡視路(桜ヶ峠コース)を通って岩国山へ縦走することができる。 更に岩国山からは岩屋観音亀石コース、東参堂コース、海島花火店(岩国西消防署)コース、関ヶ浜コース、最長の椎尾八幡宮コースといろいろなコース取りをすることができる。 公共交通機関を使ってJR岩国駅より今回のコースを採り、岩国山を経由する場合は、JR西岩国駅より電車に乗り帰ることができる。 権現社 石組み 大岩 ワイルドな岩の道 前の山 平家山・水晶山 室ノ木コース を見る 次の山 河原城山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 水晶山 登山口付近のMAP |