トップに戻る 2025年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
この分岐から3.2km進むと左側に花尾山への案内が立っています。この案内に従い分岐を左折し、道なりに奥へ進みます。入口の案内に多々良溜池の先に登山口があることや、駐車している車の写真等が掲示されていたため、この登山口を目指すことにしました。まず河原上養鱒場入口を右に過ごすと、この先に数台駐車可能な場所を見つけました。ただし、この位置では登山口までの距離が遠いので更に奥へ進みます。
この先で左右の分岐(河原上分岐点)に着くと、左が登山口まで2.2km、右は別府まで1.7kmと案内されていました。分岐を左にとり登山口へ向かいます。そのまま道なりに進むと多々良池の手前に駐車スペースがあり、この場所においても良かったのですが、登山口の地図では多々良溜池の先に駐車するように見えたため、更に奥へ進むことにしました。
多々良池を左に過ごすと次第に道が荒れ始め、車道に石が目立ってきましたが駐車スペースがありません。更に周囲はミツマタの大群生地となり、この群生地を過ごすとようやく適当な駐車スペースが現れました。更に奥へ進めるかと思いそのまま進むと、再び道が荒れ始めたので引き返し、平坦な場所に駐車し登山を開始しました。
左に堰堤を過ごし、少し高度を上げると登山口に着きました。場所は登山者駐車場とありますが、豪雨災害により現在は周囲が荒れてしまったようです。山頂まで1.2kmの案内を眺めて登山口を出発、前方に堰堤を見て右へ続く登山道に入ります。入口には簡易的な案内が立っていますが、この案内がとても役に立ちます。
広い道に入りすぐに左折、登山時は直登の「がんばりコース」をとり、下山時に巻き道の「ゆるやかコース」をとります。登山道に入ればすぐに補助のロープに出合います。ロープ伝って高度を上げれば、ゆるやかコースを横切ります。この先ですぐにロープの渡された道に入り再び一気に高度を上げます。
今度はゆるやかコースと合流し、少し進むと西に花尾山の特徴的な明るい山容が現れました。植林と枯れ草のコントラストが印象的です。もう少し進むと嘉万分岐点に到着、この場所は登山口から0.4km、山頂まで0.7km地点です。嘉万分岐点には木製のベンチが2つ置かれ、座ったままで花尾山を眺めることが可能です。
山頂を展望する嘉万分岐点を出発、この先で左右の分岐となりますが、ここでもがんばりコースの右道をとります。ロープの渡された道をたどり、ゆるやかコースと合流、植林の下を歩いていると進路は西に変わります。木漏れ日差す気持ちの良い道を進んでいると足下に秋芳町の地籍図根三角点を過ごします。
ここで前方を見ると鹿が立っていましたが、すぐに鹿は視界から外れました。この鹿は本日眺める2匹目の鹿です。椿を眺めながら山頂へ続く道を進みます。急登なので途中で立ち止まり、背後を眺めると桂木山、右には如意ヶ岳がそびえています。北東に続く山脈は小吹山、大滝、更に天井山から権現山へ続いており、こちらもかつて取り付いた思い出深い山脈であり、懐かしい山々を眺めながら感慨に浸ります。花尾山から眺める展望は素晴らしいものです。
更に高度を上げれば補助のロープが現れ、もうひと登りで山頂広場に到着しました。祠の前には吉野神社の鳥居が立ち、朝日を浴びて輝いているようです。すぐに祠に参拝し、多くのお願いをします。展望用の椅子の置かれた広場を通り、一等三角点や歌碑などが置かれている山頂に到着しました。周囲の写真を撮っていると本谷コースから登ってきた登山者と出会いました。この方は山陽小野田から来たとのことで、登山後に入る温泉が楽しみとのことでした。
山頂から周囲の山々を時間をかけて眺めます。天井ヶ岳、白滝山、一位ヶ岳、遠くに霞んだ狗留孫山、手前に堂ヶ岳、狩音山、鬼ヶ城、竜王山、四王司山、雁飛山、谷山、如意ヶ岳、桂木山、大滝、天井山など周囲には素晴らしい山脈が続いています。たっぷり時間をかけて展望を眺めていたら1時間近く過ごしていました。いつまで眺めていてもきりがないので下山を開始しました。
桂木山と次に向かう如意ヶ岳を眺めて贅沢な展望と別れました。下山はゆるやかコースをとり、のんびり下山を続けます。ゆるやかコースで多くの登山者と出会いました。みなさんがんばりコースはとらないようです。駐車地までに3組程度の登山者と出会い、駐車地に戻ると2台の車が駐車していました。
駐車地を出発、少し下るとミツマタの群生地に到着。ここでも登山者とすれ違いました。この方たちはまだ下から登ってこられたようです。多くのミツマタを鑑賞して多々良溜池の横を通り県道まで帰り着きました。花尾山の朝の風景は素晴らしい展望であり、ミツマタの花も美しいです。
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