展望のやぐらだきと大将陣(だいしょうじん) 山口県岩国市

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2004年7月11日・2009年8月1日の登山記を見る
2024年5月2日
駐車地 →0:05→ 携帯アンテナ →0:15→ 鋪装道終点 →0:15→ 登山口

→1:00→ 山頂 →0:10→ やぐらだき →0:12→ 山頂 →0:35→ 登山口

→0:13→ 鋪装道終点 →0:15→ 携帯アンテナ →0:05→ 駐車地

全歩行時間 3時間 5分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山口県岩国市の大将陣へ向かう。過去に2回山頂を踏んでいるが、この山のハイライトはやぐらだきと言われる懸崖で、上須川地区や羅漢山の展望が素晴らしい。前回は雷を恐れて行けなかった場所に今回こそは立つ予定である。
「西橋バス停」先の分岐を左折 大きく右にカーブする

 大将陣の登山口の大小丸地区へ向かうには、道の駅ピュアラインにしきから国道187号を吉賀町方面へわずかに進み、次の分岐で深谷峡温泉・雙津峡温泉の案内を確認して右折、この分岐から3.5km進んだ先の岩国市生活交通バスの「西橋バス停」先の分岐を左折する。

変則交差点を直進 大将陣登山口の案内
罠の手前の広い場所に駐車 携帯アンテナ横に駐車可

 そのまま道なりに進み小小丸集落を過ごし、更に大小丸のバス停に着くと変則交差点の袂に大将陣への案内が置かれている。この案内に従い鋪装道を進むが道路上には落石が目立ち、石を避けながら慎重に進む。やがて右に害獣用の罠のあるところが広くなっていたので車を置いて登山を開始した。電柱には大小丸支19とあり、更に進めば携帯電話のアンテナ施設が建っている。結果的には前回同様このアンテナ施設の建つ場所までは進入できたので、もう少し進むべきだった。パンクをしないよう慎重にしすぎたための結果である。

携帯アンテナ横を出発 羅漢山
大将陣へ続く尾根 シャガ

 アンテナ施設の電柱は大小丸支29なので、電柱10本分を余分に歩くことになった。アンテナ施設から北には大将陣へ続く山脈が見えており、少し進んで東を眺めると羅漢山がそびえていた。このコース途中で展望が望める場所は限られているため、しっかり眺めておく。

落石 竹林の横を進む
鋪装道終点 シャク
 さて、足下には鋪装道が続いているが、落石等によりこの先を車で進めるのは作業用の軽トラックくらいだろう。道の左右に花を探すが咲いているのはシャガくらいだった。竹林の中でタケノコを眺め、更に進むと鋪装道が終わった。過去2回ともこの地点まで車に乗って来ているが、今回はアプローチが長い。
未舗装道を進む 作業道終点登山口
山頂まで60分

 この先からは未舗装道だが広く明確な道が続く。やがて前方に植林が見えてくれば手前が広くなっており、作業道終点に着いた。この先に大将陣登山口の案内があり、山頂まで60分と書かれていた。携帯電話のアンテナの建つ場所からは40分の行程だった。

植林の中に入る 公社造林延ヶ谷事業地の案内
石の多い場所 つづら折れの道を辿る

 植林の中に入り倒木を迂回しながら高度を上げる。踏み跡は明確で、要所にテープも配置されているので道に迷う心配は無い。公社造林延ヶ谷事業地の案内を過ごし植林の下に続くつづら折れの道を辿る。右に石の多い場所を見送り一気に高度を上げる。

右の巨岩が見えた 進路は東に向く
笹の目立つ道を辿る 高度を下げる
沢に出会う 植林の下を進み高度を上げる

 進行方向の右側に巨岩が見えてくればこの先で進路は右(東)に向き、山腹に続く笹道を辿る。間もなく進路は北に向き、左に尾根道が分岐するがそのまま山腹に続く道を辿る。少しずつ高度を下げて行けば鞍部に着き、沢を横切る。

進路は右(北東)に向く 再び沢を渡る
急登に取り付く 右側が明るくなる

 北西に向かう尾根道を辿り坂を登っていると進路は右(北東)に向き、この先で再び沢を渡る。尾根へ向かう急登に取り付き高度を上げていると、右側が明るくなる。この付近から進路は北へ向き、わずかに高度を上げれば笹の目立つ尾根に着く。

尾根に着き笹を漕ぐ 笹の背が高くなる
大将陣山頂 二等三角点が置かれていた
 最初は笹を避けて笹の薄い右側を進んでいたが、次第に踏み跡は笹の中央へ移動する。笹の高さは肩の高さほどに変わり、一旦小ピークを越える。再び笹の道を辿れば進行方向に木が立っており、この木に向かっていると手前に三角点があり、大将陣の山頂に到着した。山頂周囲は樹林に覆われており以前と同様展望は望めない。
山頂先へ向かう 急な坂を下る
笹藪に着く 南へ向かって下る

 三角点を通過し今回の目的のてんぐのやぐらへ向かって出発。道なりに尾根道を東へ進む。踏み跡が続いているので安心して進み、目印テープに従い急な坂を下る。すぐに笹原に下り立ち平坦な笹原を東へ進む。

やぐらだきに着く やぐらだきに立つ
やぐらだきの先へ進む 足下が細いので慎重に進む

 右(南)側に注意していると緩やかに下る場所があり、目印も確認できたので下ってみるとすぐに大岩に出会う。この岩上に立つと岩場は更に先へ続いていたので向かってみると東から南東に掛けての展望が広がっていた。

羅漢山と法華山
眼下に集落が見えている

 眼下に下須川の集落が点在し、東にはレーダードームが特徴的な羅漢山と東屋の建つ法華山がそびえていた。本日は黄砂が舞っているため遠くまでの展望は霞気味だが、霞さえ無ければ瀬戸内海に浮かぶ宮島も見えるのだろう。新緑の季節のコントラストも素晴らしく、展望を肴に昼食を摂り、食後の珈琲を満喫した。この岩場の途中がくびれて細くなっており、岩場の間を移動するのには慎重に足を運ばないといけない。

足下が細い 尾根の先は平坦で笹が刈られていた

 展望を満喫したので下山を開始。尾根まで戻って更に北側まで移動してみると笹が刈られた広場になっていた。山頂まで引き返し、三角点を過ごして下山を続ける。下山はとても早く、すぐに登山口まで引き返し、長い作業道を辿り携帯電話のアンテナ下を通過、駐車地まで引き返した。

大将陣山頂
笹藪
広く平坦な場所
やぐらだき
足下が細い
新緑が美しい
羅漢山と法華山

 前の山 昇仙峰 を見る

 次の山 羅漢山 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 大小丸地区 登山口付近のMAP
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