大黒山・大梅山 大岩コース(だいこくやま・おおうめやま)山口県岩国市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2016年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 1回目 2005年2月11日 大黒山〜竜ヶ岳往復登山 を見る 2回目 2009年10月31日 大黒山〜竜ヶ岳往復登山 を見る 3回目 2016年4月9日 大黒山から竜ヶ岳縦走・下山は主尾根コース を見る 4回目 2016年4月29日 大黒山・大梅山 大岩コ−スを見る 5回目 2017年3月20日 大黒山・大梅山 大岩コースを見る 2016年4月29日 登山口 →0:25→ 烏帽子岩 →0:15→ 大黒山 →0:25→ 竜ヶ岳・大梅山分岐 →0:15→ 大梅山 →0:20→ 大黒岩 →0:35→ 登山口 全歩行時間 2時間15分 以前大黒山から竜ヶ岳を経由して西尾根へ下った際、烏帽子岩を経由する大岩コースを確認していた。何れこのコースを採る予定にしていたが、割と早い時期にこのコースへ向かうことになった。前回同様山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生、山ガールのkさんの3人で、大黒山の大岩コースを採り、大梅山を経由する周回コースを採る。
周東町のパストラルホールを過ごし、野球場先のしだれ桜のある駐車場が登山口である。駐車場を出発すれば、すぐ目の前が大岩コース登山口、手製の案内が置かれているのですぐに解る。案内に、「難所あり」と書かれているのは、大岩を乗り越える場所が2ヶ所あると言うことで、いずれも補助のロープが渡され、腕力さえあれば大丈夫。
明確な登山道を進むとすぐに急な斜面が現れる。ここで少しの坂を登れば明るい尾根へ出る。左右に低いシダが茂っているものの、歩行には全く支障が無い。北には玖珂の街並みが広がり、この登山道は終始青空の下が続く。名残のツツジを眺めながら緩やかな傾斜の坂へ向かう。 岩場が続く 途中には大岩の横を巻くところもあり、岩好きにはたまらない登山道。と、前方に一際大きな岩が現れた。この岩は背丈より高い岩だが、しっかりした足場があるため、ロープを補助に登れば、難なく越えることができた。また、女性でも難なく登れたので、一般には大丈夫な岩場の範囲であろう。
この岩上から眺める展望が素晴らしい。新緑の先には玖珂の街並み、その先には塔ヶ森や高照寺山、氷室岳などの名峰が顔を見せている。大岩を眺めながら進むと、真砂のまぶしい裸地を通過、目の前には烏帽子岩がとても大きい。北には蓮華山や物見ヶ岳などの山々がすっきりした山容を見せている。
ここで、わずかに坂を下って登り返す。急な傾斜には補助のロープが渡され、簡単に高度を上げることができる。山腹に付けられた細い道もロープを伝って一登り。わくわくするようなワイルドっぽい登山道の先に二つ目の大岩が現れた。これは大丈夫かと思うほどの大岩だが、この岩は左から巻けば難なくクリア。 大岩が続く(左の画像をクリックで拡大) いささか拍子抜けの感じで、大岩の間を進むと、最後に背丈以上の大岩が現れた。この岩が最後の難所で、丁度顔の付近に尖った岩が当たりそうな感じを受けるため、少々ひるむ。ただし、補助のロープをつかみ、左右どちらかの足に重心を掛けて岩上に向かえば、難なく乗り越えることができる。 二つ目の岩を乗り越えるにはコツが必要 ここではある程度腕力が必要であり、同行の山ガールは少々苦労された。さて、この岩を越えれば烏帽子岩へ到着。周囲には澄んだ展望が広がり、最近ではこんなに視界の良い日は珍しい。しばらく周囲に広がる展望を堪能した後、通常コースの分岐へ着く。 烏帽子岩前の展望岩と大黒山の展望(クリックで拡大)
この先からは前回通ったコースで、真砂の美しい道を辿れば、間もなく大黒山の山頂へ到着した。山頂付近からの展望は望めないので、少し先の大岩付近へ移動して展望を眺める。前回と違っているのは新緑の美しいこと、格段に緑が鮮やかさを増している。大黒山の大岩の間越しから周囲に広がる展望を眺めた後、山頂を出発した。
白い真砂の美しい展望地から竜ヶ岳などを眺め、少し坂を下れば青葉の茂る樹林の中に入る。背後には大黒山の大岩がりりしくそびえている。登山道には整備されたロープなどが設置され、安心して歩くことができる。先日お会いしたYさんが設置された物だろう。
間もなく大梅山と竜ヶ岳への分岐へ到着、この尾根を挟んで南側には山火事の跡が未だに残っている。前回は竜ヶ岳を目指して右(南西)へ進路を採ったが、今回は大梅山周回なので進路を左(東)へ採る。ここで二人の登山者と出会う。一人は周南市徳山、一人は熊毛から。筏場から登ってこられたので、西尾根コースを紹介しておいた。
手前の大岩の先にそびえる蓮華山や塔ヶ森なども明るい日差しの中で映えている。進行方向の左には自然林が広がり、右の焼け跡には植林が少しずつ背を伸ばしている。自然林と人工林のまさに対照的な景色が広がっている。手製の階段を下り、背後を振り返れば竜ヶ岳の尖峰が頼もしい。白い花などを眺めながら進んでいると、間もなく樹林の中に入る。本日の最高気温は25度を越えており、とても暑いのだが樹林の中に吹く風は乾燥しておりとても爽やかだ。
気持ちの良い木漏れ日の下、春風を感じながら自然の遊歩道歩きは最高の贅沢だ。やがて少しの坂を登れば小ピークの大梅山の山頂へ到着、中央に立つ木々に取り付けられた山頂標識で、ようやく山頂と認識できた次第である。南側が少し伐採されており、こちら側から展望をわずかに確認することができた。大梅山の山頂は展望を楽しむものでは無く、美しい青葉と木漏れ日こそが醍醐味なのだろう。
平坦な山頂にて昼食後、下山を開始。わずかに坂を下れば、大黒山を見晴らす展望岩に着く。大岩を左に見ながら坂を下るが、ここにも補助のロープが渡され、難なく下りることができる。更に階段状に整備された登山道は滑ること無く、登山道整備のご苦労に感謝。 ロープを補助に下る 左右にシダの残る植林帯を下れば、左に林道への分岐を過ごす。この先でロープの渡された急坂を下ると、白い真砂のまぶしい展望地に出る。周囲には松も多く、まさに日本庭園そのもの。大梅山から大黒山までつづく展望を眺め、少し坂を登れば大きな大黒岩の前へ着く。
大黒岩の下からは東に展望が開け、眼下には通化寺と最近よく見かける太陽光発電施設、その先には玖珂の街並み、更に先には氷室岳や高照寺山等の名峰がずらりそびえている。これで要所の見学はすべて終了、再び真砂の裸地を通過、分岐を右折する。
途中には赤や白のツツジが印象的である。そのまま林道へ出て坂を下れば、作業小屋の横を通過。舗装道へ出て左折、運動場横から坂を登れば登山口のしだれ桜の場所へ着いた。これで一周回りの大黒山、大梅山の周回は終了である。 大岩へ向かう 大黒山 玖珂の町並み 竜ヶ岳 大梅山 山頂から眺める展望 大黒岩 大黒岩の展望地 白い真砂の道 前の山 猫山 を見る 次の山 高野毛無山・大毛無山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 大黒山 登山口付近のMAP |