大船山(神名樋山)・鍋池山 島根県出雲市

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2011年

登山口 →0:35→ 三角点→ 0:13→ 分岐 →0:12→ 烏帽子岩

 →0:17→ 分岐 →0:10→ 鍋池山 →0:06→ 分岐 →0:20→ 登山口

全歩行時間 1時間53分

 出雲国風土記に書かれている「かんなびやま」。島根県のホームページによれば、「かんなび」とは、「神の隠れこもれる」という意味で、「かんなび山」は信仰の対象として古代人に祭られていた山のことを指すそうだ。出雲国風土記には「神名火山」、「神名備野」、「神名樋」と書かれており、意宇郡の神名樋野(茶臼山)秋鹿郡の神名火山(朝日山)、楯縫郡の神名樋山(大船山)、出雲郡の神名火山(仏経山)にそれぞれ比定されている。既に茶臼山朝日山仏経山には登っており、最後に残った山が今回向かう大船山である。

県道23号から松江方面へ向けて右折 神名樋山の案内

 出雲大社を起点とすれば、国道431号を東へ進み、一畑電鉄の雲州平田駅前の交差点を左折し県道23号を小伊津方面へ北上する。やがて県道を東西に貫く農道が現れ、松江方面(25km)への案内に従い交差点を右折する。少し進むと道の側に神名樋山(大船山)の案内を見つけることができる。

お椀をふせたような山容の大船山 多久神社(写真をクリツクすると神社の説明)

 広域農道を道なりに進むと多久町に入り、北東方面にはお椀をふせたような大船山の山容が現れる。この麓には多久神社があり、出雲風土記に多久ノ社、楯縫(たてぬい)郡多久村大布彌大明神と記されている。神社の由緒を眺めた後、広域農道へ戻り、坂を登ると松江方面へ向かって右手に神名樋山の案内が立っている。案内に従い分岐を左折、コンクリート舗装の道に入るとすぐに未舗装道に変わる。

広域農道を左折し登山口へ 大船山登山口

 右に広い耕作地を眺めながら進むと左の竹藪付近に進入路があり、入口には大船山登山口の案内が立っている。周囲の邪魔にならない場所へ車を置き、登山を開始する。竹林帯の中を少し進むと、すぐに周囲は自然林へと植生が変化する。

竹林帯を進む 途中に立つ案内標識

 右下には小さな池があるのでゆっくり眺めながら進む。この先で大船山登山口の案内が立っているので左方向へ進路を採り、木漏れ日の差す快適な登山道を進む。山腹につけられた真っ直ぐの道は、坂の傾斜を意外と感じる。

真っ直ぐに続く道 倒木の上は展望地

 倒木のある場所で倒木の上に立つと、木の間越しながら東方面に展望が開けている。更に真っ直ぐにつけられた道を進むと、南に宍道湖などを見晴らす展望地に出た。黄砂煙る中の展望にしても、とても美しく感じる。従って、空気の澄んだ日には遠くまで見晴らすことができそうだ。

やはり真っ直ぐな道 ツツジ

 周囲に三つ葉ツツジが美しく、春の花を観賞しながら坂を折り返す。もう少し高度を上げた場所からも、南方面の展望が広がり、少し高度が上がっただけなのに、視界は格段に広がる。

途中の展望地から宍道湖を見晴らす

 展望地を出発、周囲に広がる自然林を眺めながら、真っ直ぐ北西方向へ進む。やがて坂の傾斜が緩めば、広い山頂の南端に着いたようだ。この先少しの傾斜を下り、登り返せば三等三角点の置かれた大船山の山頂に到着。山頂には三角点以外に古い山頂標識が1つ掛けてあるだけ、とてもシンプルな山頂である。

平坦な尾根道 三角点

楯縫郡の神名樋山に比定される大船山の山頂風景(動画)

 山頂からの展望は全く無く、そのまま北へ向かって進む。平坦な山頂尾根は北へ向かっており、周囲に新緑が美しく、紅葉の季節も素晴らしいものと予想される。やがて左へ石神(えぼし岩)の案内が掛けてあるので進路を西に採る。

案内標識 分岐

 進路は道なりに南方向へ導かれ、三つ葉ツツジを観賞しながら進んでいると、踏み跡が右方向へ続いているので向かってみる。すると西方面を見晴らす展望地へ着き、向かいの山頂には、風力発電施設も置かれていた。

展望 岩の道を下る

 元の道に戻り、更に尾根を南へ向かう。周囲に岩が増えており、少しずつ坂を下りているようだ。引き返す方向を間違えないよう、テープを巻きながら少しずつ下りて行く。やがて目の前には大きな岩が見えてきた。足下に置かれた説明板により、この岩が 大船山の烏帽子岩であることがわかった。

烏帽子岩と案内板

神名樋山の石神に推定されている烏帽子岩の風景(動画)

 説明に寄れば、「正面の大岩と周辺の岩は、出雲国風土記の楯縫郡の神名樋山の項に嵬の西に石神あり高さ一丈、小石神百余許ありの記述に推定されている」とのことである。大きな岩を下から眺めれば更に大きいことがわかる。しばらく烏帽子岩を眺めながら小休止。この烏帽子岩を眺めてこそ大船山の登山の価値があるものと思われる。

烏帽子岩先の展望 周囲に咲く花

 烏帽子岩を出発、快適な尾根道を引き返し、先ほどの分岐まで戻る。ここで分岐を左折、三角点方向から見ると直進(北東)方面にそびえる鍋池山へ向かってみる。少し高度を下げた後、急な坂を登り返せば、着いたところは358mの鍋池山。展望を期待して来たのだが、やはり周囲は木々で覆われており、展望を得ることはできなかった。

鍋池山山頂 茶畑と大船山

 鍋池山を出発し、そのまま三角点を通過。宍道湖を見晴らす展望地にて周囲に広がる展望を確認するが、黄砂の量は時間の経過とともに増えているようだ、登山口まで戻り、無事大船山の登山は終了。これでかんなび山も4山全て登ることができた。一つずつ島根県の山の踏破へ向けて計画が進んでいる。

大船山

展望

烏帽子岩

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県出雲市 大船山 登山口付近のMAP

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