トップに戻る 2022年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
金峰山(二ノ岳) →0:10→ 縦走路出合 →0:20→ 権現岩分岐 →0:20→ 菅蔵登山口
登山口へ向かうには周南市から国道315号を鹿野へ向かい、向道郵便局先で前方に「鹿野6km、金峰6km」の案内を確認して分岐を右折、錦川に架かる二俣橋を渡り県道179号金峰徳山線を東へ進む。分岐から約4km進むと権現岩の案内が現れるので分岐を左折、細い道を進めば菅蔵地区へ着く。
右に最初の民家を過ごし次の丁字路を右折、石橋を渡りそのまま道なりに進むと権現岩の登山口へ着く。付近で作業道整備をされている方に駐車の許可を頂き登山を開始した。「金峯山権現巌」の案内を確認して広い作業道に入る。
周辺では樹木の伐採作業が行われており、この作業道もこの作業に利用されているのだろう。タイヤの跡の残る道を進むと明るい伐採地に着き、ここには薪などが左右に置かれていた。
この先で左への分岐を見送り直進、山道に入る。自然林の下に続く山腹につけられた道を進むと、木には「火の用心注意」の案内が打ちつけられていた。倒木を踏み越え緩やかな傾斜の道を進むと右下(金峰地区)から合流する道に出会う。この道は下山時に誤って入り込まないよう注意が必要だ。
踏み跡を辿り高度を上げると進路は間もなく西へ向く。急登となるが補助のロープが渡してあるためロープを補助に高度を上げる。頭上が開けて山腹につけられた道を進んでいると左上の木に目印のテープが巻き付けてあった。
この位置が権現岩への入口で、樹林の下を南へ向かって高度を上げる。すぐに尾根へ着くと、目の前に大岩がそびえていた。岩の左側へ進み時計回りに進むと、プラスチック製の白い鎖が見えてきた。頭上にそびえる岩へ向かうには、岩などに根ざした木々を掴み高度を上げる。
腕力で岩上に着き、狭い岩上に立つ。岩の先には蔵王権現の小さな鳥居が置かれていた。岩上に立つと凄い高度感なので目の前にある松の木を掴み、へっぴり腰になって周囲に広がる展望を眺める。西には金峰山へ続く山脈、南には霞みがちながらも展望が広がっている。
権現岩から下に向かうと南へ続く踏み跡があり、周囲には沢山の桜の木が植栽されていた。この先に立つ案内には権現岩の周囲に600本の桜が植えられていることが書かれていた。石垣の上の段に立ち、権現岩へ向かうと岩の中に木札が祀られていた。これが麓の案内に書かれていた「権現岩に祀られている桜の神様」と思われる。周囲に展望は得られないものの、桜のシーズンに眺める600本の桜の花を想像するだけでも楽しくなる。
岩上からの展望に満足したので金峰山へ向かう。縦走路まで引き返し、踏み跡を辿り西へ進む。植林の下を進むと急登が始まるが、補助のロープが渡されているため安心して高度を上げることができる。要所に目印も配置されているため進路も明確である。
すぐに最初のピークを通過、わずかなアップダウンに安心していたら前方に笹が増えてきた。少しの間だが背丈ほどの笹を分けながら進むと、すぐに笹の茂る場所は終わる。この先でわずかに高度を上げれば金峰山二ノ岳から三ノ岳へ続く縦走路に飛び出た。
三ノ岳を出発、権現岩への分岐を過ごし二ノ岳へ向かう。急な坂を下り、鞍部から二ノ岳へ続く急登を登り切れば反射板の建つ明るい金峰山二ノ岳に着いた。山頂には周南市から登山に来た方達が大勢で休憩中だった。
明るい山頂からは千石岳、石ヶ岳、長野山など特徴ある山々が一望で、久しぶりの展望に達成感が大きい。大勢の登山者が下山したので広い山頂を独り占め、展望を充分楽しんだ後下山を開始した。
下山は元来た道を引き返すだけだが、権現岩分岐までの急登はなかなかしびれた。この難所を辛抱すれば、これから先は楽々の下山だった。金峰山権現岩登山により「防長山野へのいざない第2集」に掲載の山には全て登った。下山後に周南市指定文化財の菅蔵石塔群を見学した。
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