金峰山2016年(きんぽうざん)山口県周南市

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2002年9月16日 初回登山を見る
2016年 3月21日の金峰山登山を見る
2022年 5月22日の金峰山権現岩・金峰山を見る

2016年 3月2

登山口 →0:40→ 思い出の丘 →0:15→ 一ノ岳 →0:13→ 二ノ岳 →0:17→ 三ノ岳

     →0:15→ 二ノ岳 →0:20→ 思い出の丘 →0:30→ 登山口

全歩行時間 2時間30分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 登山初年度の平成14年9月に登った金峰山へ14年ぶりに向かった。周南市から鹿野へ向かう国道315号を北上、向道湖を挟んで対岸にそびえる金峰山は、黒瀬バス停付近からの眺めが良い。送電鉄塔の建つ一ノ岳と反射板の立つ金峰山(二ノ岳)をしばらく眺めた後、更に北上する。

向道湖越しの金峰山(クリックで拡大) 分岐を右折(クリックで別角度)

 間もなく向道郵便局が左に見えてくれば、「向道湖ふれあいの家」へ100mの案内が立っている。この先で「金峰6km」の案内に従い、分岐を右折し錦川に架かる二俣橋を渡る。橋を渡った所ですぐに左折すれば、この入口に「金峰山登山道案内板、お遍路道案内嶽地区」の案内が掲示されている。

道なりに進む(クリックで案内) 右が登山口駐車場、分岐を右折

 案内に従い舗装路を道なりに進むと、やがて進路は東へ向き、目の前に送電鉄塔の建つ一ノ岳が現れる。29番石仏の立つところで右に駐車スペースを確認、車を置いて登山を開始する。

正面に金峰山を眺めながら進む 右に20番石仏を過ごす(クリックで石仏)

 この先の分岐を案内に従い右折し、道なりに進む。相変わらず正面には金峰山の一ノ岳が美しい山容を見せている。15番の案内を過ごし、東へ向かうと、 すぐに20番石仏が見えてくる。

道路脇に金峰山の案内が立つ 作業道を進む

 右に民家と31番の案内を過ごすと、この先に金峰山の案内が立っており、道を間違えていないことを確認。北側に石仏を眺めて更に東へ向かう。歩いているのは作業道で、足下がしっかりしているため、もっと奥まで車に乗って進むことができそうだ。

右が最奥の駐車地 最後の水場(クリックで水場)

 自然林の下をしばらく進むと、前方左右に竹林が目立ち、道幅が急に広くなる。この付近が作業道終点、ここまで車で進入することができる。左に堰堤を過ごし、右には最後の水汲場が現れる。この水場の水量は豊富である。

分岐を右折 植林帯の下を進む

 水場を過ごせば足下は砂利状の道に変わり、頭上は植林に覆われる。すぐに左右の分岐が現れ、この分岐は右を採る。案内がかすれて見えにくい場合があるので要注意。これからしばらく植林の下を進むが、杉の美林を楽しみながら歩くのも良い。

 坂の傾斜を少し感じるので、ゆっくり高度を上げる。やがて坂の傾斜は緩み、進路がわずかながら右へ向かうと、正面に金峰山への案内が立っている。この案内板の立つ地点から進路は左(北)方向へ変わり、坂の傾斜が一気に増す。

途中に金峰山の案内が置かれている 思い出の丘へ向かう

 坂の途中左側に石仏の収められていたような箱形のコンクリート施設を見るが、中には何も入っていない。植林の間につけられた道を進み、一気に高度を上げると、間もなく進路は右へ変わる。その起点には、「石を刻む会、石に刻む会」のプレートが置かれ、小石が積み重ねられていた。

明るい思い出の丘 大きな松が立っている

 そのまま明るい方へ向かうと、大きな松の木の立つ「思い出の丘」へ着く。案内板の横には腰掛けるのに丁度良い岩が置かれていた。さて、思い出の丘を出発、この周囲は樹林に覆われている。山腹に付けられた道を折り返しながら少しずつ高度を上げる。

石組み 大岩の上に石仏が祀られている

 樹間越しの展望や青空を眺めていると、足下に大岩が目立ち始める。この付近で右に石組みを見つけ、その上の大岩には石仏が祀られていた。間もなく周囲は植林帯に変わり、整然と並べられた木々を眺めながら山腹につけられた道を辿る。

植林帯の下を進む 鉄塔の建つ一ノ岳

 進路は急に右へ変わり、植林の間に真っ直ぐな一本の道が続く。快適な登山道を進むと、すぐに送電鉄塔の建つ明るい一ノ岳へ着いた。一ノ岳からは北東に金峰山(二ノ岳)がそびえ、北西には鹿野の集落、北には飯ヶ岳や莇ヶ岳などを眺めることができる。久しぶりの展望を眺めた後、金峰山へ向かって出発する。

眼下に展望が広がる 二ノ岳へ向かう

 少し坂を下り、鞍部に着いて少しばかり平坦な道を進む。ここで左に明神藪へ続く巡視路を過ごし、この先では右への分岐を見る。なお、こちらは門前へ下る道である。石仏が収められていたような石囲いを過ごした付近から少しずつ坂の傾斜が増し、巡視路特有の黒いステップが見えてくると、目の前に笹がきれいに刈り払われた急斜面が現れる。

平坦な道を進む 左右に笹の茂る急登

 一気に高度を稼ぐため慎重に歩を進めていると、左右には笹が目立ち始める。しばらく急登を踏ん張ると、反射板の三基建つ金峰山の山頂へ到着した。広く平坦な山頂中央には倒壊した祠跡が積まれており、その手前には二等三角点が置かれていた。山頂からはまさに周囲360度のパノラマが広がっている。

眼下に向道湖、右に大平山(クリックで拡大) 千石岳(クリックで拡大)

 南西には眼下に向道湖、右へ向かって大平山、千石岳、石ヶ岳、飯ヶ岳、莇ヶ岳と名峰が並んでいる。北東にはアンテナの建つ長野山がそびえ、その右には馬糞ヶ岳、手前には三ノ岳が大きい。明るい山頂の上で小休止を取りながら周囲に広がる景色を楽しむのが登山の醍醐味である。

金峰山山頂と祠跡(クリックで拡大)

 さて、時刻は11時を過ぎたばかり、昼食には少し早いので三ノ岳を往復することにする。山頂から右奥へ進み、二つの反射板の間を下る。すぐに平坦な植林の間を進むと、周囲の植生は自然林へと変わり、急な下りに入る。補助のロープが渡してあるが、傾斜が急なので慎重に下らなければならない。樹間越しに三ノ岳が見えており、登り返すのが大変そうだ。

長野山・馬糞ヶ岳(クリックで拡大) 三ノ岳へ向かって出発

 やがて鞍部へ着き、いよいよ三ノ岳へ向けての急登に取りかかる。こちらにも補助のロープが渡されており、慎重に高度を上げれば大丈夫。それにしても登山初年度に、たった一人でここまで来た、当時の自分がとても頼もしく誇らしい。

樹間越しの三ノ岳 急登

 やがて坂の傾斜が緩み、右に権現巌、金峰神社への分岐を過ごす。進路がそれまでの北東方向から左(北西)へ向き、足下にイワカガミの葉を眺めながら進む。尾根から少し左側へ下りると、南西に金峰山がはっきり見えてきた。この手前付近で780mの案内があったので、もう三ノ岳のピークは越えたようだ。

三ノ岳山頂手前 三ノ岳から眺める金峰山(二ノ岳)

 しばらく周囲を散策したが、展望は金峰山方面のみ。腰掛けるような場所も無いので、金峰山まで引き返す。金峰山山頂に腰掛け、ラーメンを作って昼食とした。時刻は丁度12時を過ぎたところなので、正しく昼食時間。眼下に広がる展望が何よりの肴である。下山は元来た道を引き返すだけ。

前回採ったコースを辿る 35番石仏前を通過

 前回採った道を辿るため、31番石仏の手前から折り返すように右の分岐に入り、道なりに下りて行けば、35番石仏の前に着き、この先から舗装道を辿る。前回はこの付近から登山をしたと思われるが、何せ10年以上前のことなので、記憶が薄い。

登山口から眺める一ノ岳 菜の花と金峰山(クリックで拡大)

 さて、このまま道なりに舗装度を下れば、登山口の29番石仏前へ到着。明るい山頂が印象的な金峰山登山は無事に終了した。今回山頂から眺めた素晴らしい展望は、たぶん忘れることは無いだろう。

向道湖越しの金峰山

山頂

石ヶ岳・千石岳

向道湖・大平山

麓から金峰山

 前の山 三丘城山 を見る

 次の山 円山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県周南市 金峰山  登山口付近のMAP

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