指谷山・指谷奥縦走(ゆびたにやま・ゆびたにおく)島根県飯南町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2016年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2016年5月2日 研修館(もりのす) →1:05→ 木地屋谷展望台 →0:10→ 指谷山 →0:40→ 杉ヶ谷分岐 →0:30→ 指谷奥 →0:50→ 林道小田線分岐 →0:25→ 林道出会 →0:15→ 杉ヶ谷分岐 →0:10→ 草ノ城山分岐→0:35→研修館 全歩行時間 4時間40分 2016年の連休前半最後は、「出雲の山々とその周辺の山(島根県勤労者山岳連盟)」に掲載されている本土の最後の山、指谷奥山へ向かう。以前紅葉の時期にこの山を目指したが、その際には霧と雨のため、指谷山で引き返している。今回は新緑の美しい季節の登山である。
登山口は島根県県民の森で、研修館(もりのす)付近に車を置いて登山を開始した。もりのす手前に置かれた「指谷山登山口」の案内に従い広い作業道に入る。しばらくは何も心配のいらない作業道歩きが続くが、途中で熊出没注意の看板には恐れ入る。
作業道終点を過ぎても整備された歩道は続き、木の橋を渡り植林帯の下を進むと交差点へ出る。指谷山は直進方向で、階段を登れば左右に新緑が広がる。なお、交差点からは木地屋谷展望台まで1.4km、研修館までは1.1kmである。
遊歩道に入ればまさに世界が変わる。なんとも新緑が美しく、緑のシャワーとはこのことだろう。明るい日差しを浴びた青葉の下、快適なハイキングが始まる。名残のツツジ等を眺め、樹間越しの展望を楽しむ。空は澄み渡るように青く、目の前には鮮やかな緑、これ以上無い登山日和。
遊歩道の脇には休憩用のベンチなどが置かれ、ハイキングを楽しむためには至れり尽くせりの県民の森である。要所に配置された案内を眺めながら少しずつ高度を上げれば、展望所が少しずつ近づく。足下に可憐な花などを観賞、やがて前方に小ピークが見えてくれば、一登りで木地屋谷展望台へ着く。
展望台からは南に山脈が広がっているが、山名までは解らなかった。展望台にて小休止の後、目の前にそびえるはずの指谷山を目指す。足下に咲く花を眺めながら平坦な道を進むと、展望地からは10分程度で指谷山の山頂に到着した。 指谷山山頂と眼下に広がる展望(クリックで拡大)
四等三角点の置かれた山頂からは眼下に神之瀬湖が満々と水を溜めており、その先にそびえる山脈の中には吾妻山がそびえているようだ。新緑の下、なんとも贅沢な展望がうれしい。足下にはピンクのイワカガミが咲いており、こちらも微笑ましい。神之瀬湖の手前には赤い橋が架かっており、いずれこの下から指谷山を眺めてみたいものである。
樹間越しに東にそびえているのは比婆山連峰、この指谷山は要所から展望の開ける山である。指谷山を出発、途中でムシカリの白い花を眺めながら坂を下る。少し先では急な斜面が現れるものの、補助のロープが渡してあるので大丈夫。鞍部でいくつかの花を眺めて登り返す。
新緑の美しい樹林の中を歩くのも良いが、頭上が開けて明るい登山道を進むのも気持ちが良い。やがて前方に一段高いピークが見えてきたので、指谷奥山は近くなっている。周囲にムシカリの白い花が増えてきたのに気を取られていると、左に杉ヶ谷ルートの分岐が現れた。 杉ヶ谷ルート分岐は指谷奥へ向かう
指谷奥山登山の後、ここに引き返して下る予定にしていたが、青葉が美しいのでもう少し先まで行くことにした。分岐を出発、足下にイチゲのような花を眺める。こうしてみるとこの山域にはいろいろな花が咲いているようだ。周囲に青葉を眺めながら快適に歩を進めていると、坂の傾斜を感じ始め、少しの坂を登れば指谷奥山の山頂に着いた。
この山頂は登山道の途中にあるという感じで、三角点や山頂標識が無ければ通りすぎとしまいそうな山頂である。山頂からは周囲の樹林の背が高く、展望を得ることはできない。昼食を摂るために少し先の日陰に入り、ラーメンとおむすびを頂いた。 指谷奥山頂
さて、これからの進路だが、そのまま最奥まで縦走路を進み、明光寺コースを下ることにした。ただし、長い車道歩きが少々気がかりでもある。さて、三等三角点の置かれた指谷奥山の山頂を出発、周囲に広がる青葉を眺めながら坂を下る。
東側に広がる展望を眺めていると、なんか覚えのあるような山容。山麓に牧場らしき施設が見えており、左に高い山はまさに大毛無山。なんと、昨日登った高野毛無山から大毛無山へ至る山脈がこの縦走路から見えているようだ。やがて急な坂を下り、足下にイワカガミの群生地を過ごせば鞍部へ到着、そのまま縦走路を辿れば草峠だが、ここで林道小田線へ下る。
案内には林道まで1kmと書かれていた。左右に笹の目立ち道を下り、最後に木製階段を下れば作業道へ下り立つ。作業道を右折してしばらく進めば林道が現れ、そのまま長い舗装道歩きが始まった。林道を歩き始めて15分で杉ヶ谷コース分岐へ到着、更に10分で草ノ城山登山口へ到着した。更に歩くこと35分で登山口の研修館へ到着。なんとも最後は長い舗装道であった。
一福の釜揚げそば
何はともあれこれで冒頭に紹介した本に残る山は隠岐の島諸島の2山(家督山・アカハゲ山)のみ。これで今年中には登る事ができるだろう。登山の後の楽しみは出雲そば。少し引き返して一福で釜揚げそばを頂いた。やはりこの食べ方が一番好きである。
新緑
木地屋谷展望台から眺める風景
指谷山山頂から眺める風景
指谷山山頂
途中に咲く花
指谷奥山頂
高野毛無山 前の山 高野毛無山・大毛無山縦走 を見る 次の山 高盛山・独松山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県飯南町 指谷奥 登山口付近のMAP |