戦国武将陶賢晴の居城 若山城跡(わかやまじょうせき) 山口県周南市

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2004年11月27日 若山城跡登山口駐車場からの登山記を見る
2024年4月14日
国道2号沿い登山口 →0:30→ 山頂 →0:20→

夜市側の若山城跡登山口駐車場 →0:25→ 国道2号沿い登山口

参考
夜市側の若山城跡登山口駐車場 →0:25→ 山頂

全歩行時間 1時間15分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 周南市夜市と福川にまたがる若山城は、西国無双の侍大将と言われた陶晴賢が毛利元就に敗れるまで居城としていた城である。前回は夜市側の若山城跡登山口駐車場をより山頂へ向かったが、最近は国道2号沿いよりウオーキング感覚で登る方が増えている。そこで今回は国道2号の若山城跡入口より車道を歩いて山頂へ行き、下山時に夜市へ下り、周回するコースをとる。なお、夜市方面からの登山についても最後に紹介しておくので、参考にして頂きたい。
若山城跡の案内に従い登山道に入る 入口に駐車し登山開始

 若山城跡の国道2号入口へ向かう起点を周南市の永源山公園とすれば、公園前を通る国道2号バイパスを西へ進む。右にセブンイレブン周南新堤店を見送り、公園前から4.2km進むと前方右側に若山城跡の案内が見えてくる。ただし、この付近には中央分離帯があり、直接右折ができないので一旦坂を下り、国道をUターンしなければならない。当日は、この入口付近の他車の通行に支障の無い場所に車を置いて登山を開始した。なお、国道付近に駐車スペースが無いときにはもう少し若山城跡へ向かって車を走らせれば、いくつか安全な駐車スペースがあるので、無理して国道近くに駐車する必要は無い。

登山口には多くの案内が置かれている
案内を一つ一つ眺めて陶の道を登る

 国道横の若山城跡入口付近には多くの案内が立ち並び、とても明るく賑やかである。陶の道・若山城登城のみち、戦国武将・陶氏居城若山城跡の案内を眺め、この先には陶晴賢公の武勇伝などの案内が置かれ、、若山城悠久の歴史など眺めているととても興味深い内容が盛りだくさんとなっている。一通り陶晴賢公について知識を得た後登山口を出発した。

駐車スペースは多い

 山頂手前の広場まで続く鋪装道をのんびり歩いて行く。城跡から下りてくる方と出会うが、ほとんどの方が軽装で、軽快にウオーキングをされている。途中ですれ違う度に挨拶をしながら鋪装道を進んでいると、足下にはシャガの花が咲き、頭上には名残の桜が咲いている。お花見を楽しみながら歩くことができるのはこのシーズンの楽しみの一つでもある。

幟などが多く置かれている 名残の桜を観賞
分岐に着く 広く平坦な二の丸・三の丸
二の丸。三の丸から眼下に展望が広がる
 歩いている周囲には「陶氏と若山城は我らの誇りなり」の幟が立ち、自由律の俳句なども掲示されているのでいちいち読みながら歩いていると、時の経つのも忘れそうだ。携帯のアンテナを2つ過ごし、鋪装道は大きく左にカーブし、右に折り返した先が二の丸、三の丸である。ここで南へ向かうと、眼下に高速道路や周南コンビナート、瀬戸内海の展望等が広がっていた。
若山を見上げる 本丸へ向かう
石鎚大権現の石鳥居を潜る 石鎚神社の祠に参拝

 展望地から西へ進み、本丸跡・西ノ丸跡・蔵屋敷跡の案内を過ごす。すぐに階段歩きが始まり、少し登れば石鎚神社の石鳥居を潜る。更に石段を登れば広く平坦な若山城跡の山頂に着いた。

若山城跡碑 四等三角点と徳山要港境域標の碑
本丸跡からの展望 鳥居と瀬戸内海の展望
四熊ヶ岳 広く平坦な本丸跡

 山頂には四等三角点、石鎚神社の祠、若山城跡の案内板、徳山要港境域標の碑、若山城跡碑が置かれ、眼下に高速道路や゜瀬戸内海、、太華山、嶽山、四熊ヶ岳等を眺めることができた。

下山は夜市側へ下る 最初は緩やかな坂だが
急坂の武将道を下る 右に陶の道が続くが、今回はパス

 一通り周囲を眺めた後、下山を開始する。下山は前回通った夜市へ続く明確な道である。山頂から西へ進み急坂を下るとすぐに「武者道」の案内が置かれていた。更に坂を下ると右に陶の道の案内が置かれていた。この道は嶽山または四熊ヶ岳方面へ続くため、本日はこの方面には行かない。

広く平坦な西ノ丸跡
瀬戸内海の展望広がる蔵屋敷跡

 そのまま尾根道を道なりに西へ進むとまず広く平坦な西ノ丸跡が現れた。西ノ丸跡を出発しやはり道なりに西へ進むとすぐに広く平坦な蔵屋敷跡に着いた。蔵屋敷跡から瀬戸内海の展望を眺めて尾根道と別れる。

蔵屋屋敷跡から坂を下る 坂を折り返す
倒木を2本越える
 蔵屋敷跡から坂を下り、すぐに右下に折り返す。すると前方に倒木が2本現れた。一本目の木は、木の下を潜れば大丈夫、特別危険な箇所では無い。次の倒木は充分迂回ができるし跨ぐことも可能である。
山腹に続く道を下る 竹林の下を通る
道は明確なので迷うことは無い JR西日本新徳山線NO.33の送電鉄塔

 これから先は明確な道が続き、周囲の植生は自然林から竹林に変わるが登山道は相変わらず明確である。大きな石の横を通過し、道なりに坂を下っているとJR西日本新徳山線NO.33の送電鉄塔の下に着いた。

変電所 ベンチの置かれた休憩所
夜市の集落へ向かう コンクリート舗装の道に入る

 そのまま坂を下れば左のフェンス越しに変電所が現れ、登山道の右側にはベンチが置かれていた。ここでミツバツツジを眺めるが、この付近に置かれている標識は字がかすれていた。かつては山口県指定史跡若山城跡登山口と書かれていたものである。

若山観音の横を通る

 墓地の横を通り、坂を下りながら変電所の先に若山城跡を眺めるが、城跡はとても良い形をしている。間もなく若山観音の横を通るが、20年前に建っていた若山城跡への案内は道の横に置かれていた。

若山城跡登山者駐車場に到着 若山城跡の案内
 そのまま坂を下れば若山城跡入口の案内が建つ若山城跡登山者駐車場に到着した。駐車場から若山を眺めて鋪装道を南下、国道2号で左折し、歩道を歩いて西の端交差点を通過、更に国道沿いを東へ進み車道の若山城跡登山口まで帰り着いた。
若山を見上げる 国道横の歩道を通り登山口へ戻る

 次に、若山城跡の夜市側から登る場合の登山道について説明しておく。登山口の「若山城跡登山口駐車場」へ向かうには、徳山方面から国道2号を西へ進み、国道2号と県道347号が交わる西の端交差点を通過、この先で毘沙門ラーメンの看板が見えてくれば手前の信号を右折する。そのまま道なりに北へ進むと普春寺先の右側にある若山城跡登山口駐車場に着く。駐車場横に建つ「若山城跡入口」の案内は20年前と全く変わっていない。

 当日私は、国道2号側から鋪装道を歩いて若山城跡山頂に着き、下山はこの夜市へ下る道をとったが、鋪装道歩きは嫌だという方もいるので、夜市側の若山城跡登山口駐車場から山頂を目指すコースを先に紹介しておく。
 「若山城跡登山口駐車場」へ向かうには、徳山方面から国道2号を西へ進み、国道2号と県道347号が交わる西の端交差点を通過、この先で毘沙門ラーメンの看板が見えてくれば手前の信号を右折する。そのまま道なりに北へ進むと普春寺先の右側にある登山口駐車場に着く。

夜市側の若山城跡登山口駐車場を出発 右に若山観音を過ごす
墓地の右に続く道を進む 若山が正面に見えてくる
ベンチの置かれた休憩所を通過 右に変電所を過ごす


 登山口駐車場から東へ向かって進み、右に普春寺の若山観音を過ごす。更に道なりに進み、左に墓地を見て、右の分岐を進む。この先で右のフェンス越しに変電所を眺める。左にはベンチが置かれ、その横に若山登山口の案内が置かれているが、20年の歳月により字は読めなくなっている。

JR西日本新徳山線NO.33の送電鉄塔下に着く 苔むす道を上る
大岩を2つ過ごす 竹林の下を登る
 更に奥へ進むとJR西日本新徳山線NO.33の送電鉄塔の下に着く。もう足下は登山道に変わり苔むす道を上ってゆく。右に大岩を2つ過ごせば周囲の植生は竹林に変わる。登山道ははっきりしているので大丈夫、竹林を過ごすと周囲の植生は自然林に変わる。
山腹につけられた道を進む 倒木が現れる
倒木を越える 蔵屋敷跡に着く

 山腹に続く道を辿っていると目の前に倒木が2本現れるが、慎重に迂回または跨いで越えれば大丈夫。そのまま明確な道を進むと尾根に出合い、右に蔵屋敷跡が現れる。蔵屋敷跡からは南に瀬戸内海の展望が開けている。

西ノ丸跡に着く 左に陶の道の案内がある

 蔵屋敷跡を出発、尾根道を東へ進むと今度は西ノ丸跡に着く。広い西ノ丸跡からも瀬戸内海などの展望が広がっている。西ノ丸跡から再に東へ進むと左に「陶の道」が分岐している。

武将道の急登に取り付く 広く平坦な本丸跡(若山城跡)に着く
石鎚神社 四等三角点と徳山要港境域標の碑

 この「陶の道」をとれば嶽山や四熊ヶ岳へ縦走することができるが、若山には道なりに高度を上げる。わずかな距離の急登に取り付けば、すぐに広く平坦な若山城跡の本丸跡に着く。本丸跡には三角点、石鎚神社、若山城跡の案内板、徳山要港境域標の碑、若山城跡碑等が置かれており、山頂の詳細については既に国道側のコースで説明した通りである。

夜市側から眺める若山
国道2号の登山口の案内
名残の桜
周南コンビナート
石鎚神社の鳥居と瀬戸内海
石鎚神社

広く平坦な本丸跡

蔵屋敷跡

 前の山 四熊ヶ岳・法師ヶ岳 を見る

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県周南市 若山城跡入口 登山口付近のMAP
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