トップに戻る 2020年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
笛吹峠 →1:00→ 馬の背 →0:22→ 林道終点 →0:13→ 南畠山
→0:30→ 474mピーク →0:15→ 421mピーク →0:10→ 岩屋
→0:20→ 頂海山 →0:10→ 潮海観音 →0:35→ 登山口
→0:05→ 日本ハワイ移民資料館の駐車場
登山道に入りすぐに左折、白い手摺りのつけられた道を進む。すぐに左右の分岐が現れるが、馬の背へは右道を採る。木に掲示された案内には「馬の背方向→」と「赤色テープが目印」と書かれていた。つい最近、登山道が整備されたみたいで、ミズキ等が伐採されていた。
赤テープの案内に従い明確な道を辿る。すぐに坂の傾斜がきつくなり、足下には岩などが増えてきた。登山道自体は明確で、何の問題も無く、集塊岩が見えてくれば標高444mを過ごす。
更に進むと左側が明るくなり、樹林の間を分けて海側へ移動すると、瀬戸内海や平郡島、更に四国までの展望が開けていた。ただし、眼下は絶壁なので少し腰が引ける。平坦な道が続いた後で坂の傾斜が強まるが、補助のロープが渡してあるため苦労することはない。
この先も順調に高度を上げれば岩の目立つ場所に「小馬の背」と案内されていた。小馬の背からわずかに下って登り返せば馬の背の山頂に着いた。馬の背からの展望はなく、すぐに山頂を出発した。
作業道まで下りたら北西方向へ続く道を進む。公社造林大平事業地の案内を見送り、この先で戸田へ下る道が左へ分岐するが、南畠山へは直進する。右側に集塊岩を眺めながら作業道を道なりに進むと、作業道は少し下り加減となる。
前方に南畠山が樹間越しに現れ、更に進んでいると、作業道終点へ着くのでこの手前から左上へ続く道に入る。この先も赤いテープに従い進めば大丈夫。周囲の植生は最初自然林だが、植林帯の中に入れば左側に注意、赤テープに従い左折すれば四等三角点の置かれた南畠山へ着く。
以前探すのに苦労した三角点付近には、今回しっかり南畠山のプレートが掲示されていた。山頂からは以前大星山などがわずかに見えていたが、周囲の木々の背が高くなり、見えなくなっていた。昼食を摂った後すぐに出発、のんびりしていたら山頂はとても寒くなった。
坂を下っているとまるで縄を編んだようなカズラが木に伸びていた。数人がターザンのようにこの葛に乗ってみたが、当然ながら切れることはなかった。童心に返って遊べるカズラだった。鞍部の倒木の目立つところには猪のヌタ場があったが、ここは雨の後でないと水がたまらないようだ。
竹の目立つ場所を過ごし、登り返せば474mピークへ着いた。ここには鋤崎のプレートが置かれていた。このピークを過ごせば進路を左に取る。前回登山の際、この分岐付近は傾斜が緩やかなため、進路に苦労したところだが今回は前回の経験が生きている。進路を最初は西へ、その先で北西方向へ向かい、一気に高度を下げる。
大きな集塊岩を過ごし、更に下れば鞍部の鞍ヶ峠へ着いた。ここで前方に再び大きな集塊岩が現れる。進路は集塊岩の右側へ続き、左上に豪快な集塊岩を眺めながら進む。やがて鞍ヶ峠岩屋観音へ到着、岩屋の中に祀られた観音様へ参拝、再びこの岩屋へ参拝できたことに感謝した。
岩屋観音から先は、進行方向に進みロープを伝って下りるコースと、一旦バックして下りるコースがあり、どちらも先で合流する。2つのコースが合流した後、ロープは左上へ続き、左に集塊岩を眺めながら一時に高度を上げる。このとき集塊岩の中にくりぬかれた穴を発見、一体どうやって穴を開けたのだろうか。不思議である。
さて、前回もこの付近を登ったのだが、今回はしっかり補助のロープが渡されているため、安全に高度を上げることができる。慎重にロープをつかみながら高度を上げるが、鎖ではなくロープなので、どきどきしながら足場を固める。この難所に比べれば、三倉岳の中岳から夕陽岳へ向かうコースはとても安全で快適である。
やがて岩場の難所を越えれば、頂海山へ向かうだけ。赤いテープを目印に高度を上げれば、あっけないくらいの感覚で二等三角点の置かれた頂海山の山頂に着いた。通算3回目の頂海山はとても懐かしい山頂で、山頂横に見える集塊岩もよく覚えている。
山頂周囲は広く平坦なのでとても迷いやすいはずだが、目印の赤いテープが登山道沿いに巻かれているため安心である。急な下りにも補助のロープが渡されて、安全に下りることができる。
途中で滑りやすい斜面を通過、その先の斜面には補助のロープが渡されていた。この先にはもう難所はなく、明確な踏み跡と赤テープを目印に下る。黄色い支柱に矢印状の案内の跡がいくつかあるが、これは昔の案内標識で、とても懐かしい標識である。
12丁の石仏は未だに健在で、昔この石仏にとても安心したことを覚えている。集塊岩を見送りながら下り、周囲に植林が増えてくれば終点は近い。やがてコンクリート舗装の作業道に入り、更に下れば舗装道へ着いた。
この入口には頂海山登山口の案内が置かれていた。舗装道を斜めに横切り坂を下る。北に飯野山、東に文珠山を眺めながら下れば、間もなく登山終点の日本ハワイ移民資料館の駐車場へ着いた。
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