展望広がる下松市の名峰 茶臼山・大谷山から大谷ダム経由の周回(ちゃうすやま・おおたにやま

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2017年12月9日
大谷パーキング →1:05→ 山頂 →0:25→ 大谷山 →0:07→ 大谷ダム分岐 →0:16→ 大谷ダム

→0:10→ 縦走路出合 →0:07→ 大谷パーキング

全歩行時間 2時間10分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 下松市の名峰茶臼山へ向かう。光から国道188号で海岸線を走って下松へ入り、下松バイパスで頭上に見えてくる2つめの歩道橋手前左側にある大谷パーキングが茶臼山の登山口で、駐車場に車を置いて登山を開始する。豊井歩道橋に差しかかると、下山する二人の登山者とすれ違う。大きなリュックとGPS等の装備に驚かれたようだ。
茶臼山登山口の大谷パーキング 豊井歩道橋

 少し進んで背後を振り返れば、大華山が大きい。緩やかな傾斜を進み、最初の分岐は右道を採る。案内板が置かれているので安心だ。また、登山者用の杖も置かれているので、ストックを忘れた場合などにはとても助かる。この山を護っている皆様の心配りに頭が下がる。

最初の分岐は右を採る 第1鉄塔 この登山道は巡視路を使用する
 第1鉄塔を過ごし、樹林の下につけられた道を進む。周囲には石組みが残り、この辺りは昔耕作地だったのかも知れない。まもなく左へ大谷ダムから続く道が分岐する。明るい道を更に進めば右に展望が開ける。眼下には笠戸島から大華山へ至る瀬戸内海の展望が素晴らしい。
大谷ダムへは左 瀬戸内海の展望

 展望地を過ごすと大谷口への案内があり、大谷山へ続いていると書かれている。この辺りにはいろいろな分岐が作られている。足下に注意して見ると、花ゆずの苗が植えられていた。この先色々な果実などが植えられ、数年後には収穫できるようになるのだろう。

大谷口の案内 花ゆずの木
第2鉄塔 広く平坦な道

 再び鉄塔を過ごし、落ち葉の堆積する登山道を進む。坂の傾斜が緩やかなのでファミリー登山に最適のコースである。山茶花の苗木を過ごせば、分岐の西側に第3鉄塔を遠望、巡視路を利用した登山なので鉄塔が多いのは当然だ。この先で恋ヶ浜降松神社への案内が立ち、恋ヶ浜降松ルートが案内されている。ただし、木には悪路とマジックで書かれていた。

恋ヶ浜降松神社への案内 石灰岩採掘跡地の案内
 東豊井コースの案内を過ごすと、左側に石灰岩採掘跡地の案内が置かれていた。道が続いているようなので、跡地を見学することもできるようだ。更に進み第4鉄塔を過ごすが、鉄塔からの展望は無いに等しい。登山道は広く歩きやすいので、安心だ。まもなく手製の「中間地点1.5km」の案内を通過、このような案内がとても励みになる。
第4鉄塔 中間点

 樹間越しの北側に続く尾根を眺めながら進む。やはり左側にはひょうたん池の案内が立っている。試しに下を見ると、池らしきものが見えており、これがひょうたんの形をしているのだろう。下りる方向には補助のロープも渡されており、安心して下りることができそうだ。もう少し登山道を辿れば第5鉄塔を過ごし、やはり左側にひょうたん池の案内が置かれていた。

ひょうたん池の案内 鉄塔

 足下にはカリフラワーやイチジク、紅八朔が植えられており、いったいどれだけの果樹などが植えられているのだろう。更に進めば左下に茶臼桜の案内が置かれていた。案内板自体は今年11月に設置されたものなので、つい最近と言うことである。この桜は各地の山にあるような大山桜なのだろう。更にこの付近で南高梅の木も見つけた。

果樹が多く植えられている 第6鉄塔
 第6鉄塔の下へ寄り道、頭上に鉄塔を眺めて登山道へ戻る。相変わらず登山道脇に果実が植えられ、よく見ると「おひさまこっと」、これはあんずである。まもなく南面の開けた展望地へ到着、ベンチの置かれた展望地からは笠戸島、大華山、大平山と続いている。冬でも穏やかな瀬戸内海と多島美が素晴らしい。
ベンチの置かれた展望地 笠戸島や太華山
第7鉄塔 丁字路を左折、右は懸山へ

 展望地を出発、少し進むと第7鉄塔が見えてくる。鉄塔横を通過すればこの先で丁字路に出会う。右からは光市の懸山からの道が合わさる。この分岐を左折し、良く踏まれた道を辿るとすぐに明るい尾根上へ出る。そのまま道なりに進むと山頂まではわずか、少し進むと茶臼別れの案内があり、虎ヶ岳や葉山から続く縦走路と出会う。

茶臼別れ 茶臼山は間近

 茶臼別れから道なりに進めば、一段高い場所が茶臼山の山頂。三角点のすぐ側にベンチが置かれ、光市側、下松市側などに休憩用の場所が多く作られ、山頂で大勢がくつろげるようになっていた。山頂からの展望は光市側から上関町、平生町、周防大島、田布施町、柳井市、岩国市などの山々が一望、虎ヶ岳へ続く縦走路上には、幟が点々と続いている。

茶臼山山頂は陰ってしまった
光市方面
 更に北から西へ向かって周南市、防府市の山々も一望で、瀬戸内海の先には遠く大分県の姫島も浮かんでいる。山頂へ着くと同時に陽が陰り、展望としては日差しの無いものだが、やはり茶臼山の山頂からの展望は抜群であることに変わりは無い。しばらく山頂から美しい展望を眺めて下山を開始した。下山はいろいろと悩んだが、往復ではおもしろみに欠けるので大谷ダムを経由する道を採ることにした。
笠戸島や太華山 休憩所が整備されている

 坂を下ると右側へ分岐する吉原林道への案内を見つけた。案内には県道6号まで約4kmと書かれていた。更に下れば左にひょうたん池への分岐を過ごし、そのまま進んでいると、樹間越しながら北の展望を眺めることができた。やがてベンチの置かれた広場へ出るとこの場所が大谷山で、少し先の登山道には三角点も置かれていた。

大谷山へ ひょうたん池への分岐
北の展望 大谷山
茶臼山 烏帽子岳方面

 大谷山からは茶臼山がはっきりと見えており、下松烏帽子岳方面も樹間越しながら眺めることができた。大谷山を出発すれば、シダの中につけられた道に入り、大華山や四熊岳、防府大平山などを眺めることができる。やがて頭上を樹林が覆って展望がなくなると、左に大谷ダムへの道が分岐する。

展望が素晴らしい 大谷ダムへ向かう
直進は岩尾根、右は緩やかコース 岩尾根は明るいコース
 大谷パーキングへの最短距離を採るため大谷ダムの案内を確認して坂道を下る。すぐに左右の分岐があり、右がゆっくりコース、左は岩場の急坂コースである。ここで明るい岩場の急坂コースを採るが、大した傾斜ではない。すぐに樹林の中に入りゆっくりコースと合流、少し下ると瓢箪池からの下山コースとも合流した。
遠くに太華山 ダム湖手前の分岐を右折
大谷タムの対岸へ進む 分岐の左は急坂遠回り、直進は快適近道コース

 分岐を右折し大谷ダムへ着き、対岸へ渡る。道なりに右へ進み、少し坂を登ると左上と直進方向の分岐となる。左上の道を採ると東豊井コースの展望地上へ出るが、駐車地の大谷パーキングへ向かうには急坂で、なおかつ遠回りとなる。そこで快適で近道の直進方向を採る。

手製の階段 快適な道が続く
縦走路に合流、大谷パーキングへは右折 大谷ダムへの手製の案内

 この道は最近開かれたみたいで、ほとんど平坦な道が続いている。途中で右側が切れ落ちたところには補助のロープが渡され、急な斜面には手製の木製階段が整備されている。周囲が竹林帯に変わると、縦走路は間近で間もなく縦走路と合流。縦走路の分岐を右折し、左に鉄塔を過ごす。そのまま道なりに下れば、間もなく登山口の大谷パーキングである。

笠戸島
笠戸島と太華山

 前の山 紅葉の右谷山 を見る

 次の山 茶臼山 上ノ原コース周回 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県下松市 茶臼山  登山口付近のMAP
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