鶴羽山(つるばさん) 山口県光市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成17年11月20日(日曜日) 鶴羽山 登山口 島田公民館 ガイド本 金光康資著 防長山野へのいざない 登山開始 9:24 山頂到着 10:03 下山開始 10:32 下山終了 11:05 登山時間 0:39 山頂滞在時間 0:29 下山時間 0:33 所要時間数 1:41 朝から光市中央部に位置する鶴羽山に向かう。稲刈りや田植えの際に何度も見る特徴のあるアンテナ山で、ようやく登る機会が訪れた。登山口は3年間自転車で通った島田中学校横の島田公民館、公民館の駐車場に駐車しておけば安心して登ることができる。島田公民館から島田中学校側に少し坂を降りると南に向かって登る舗装道があり、電柱の側には鶴羽山登山口(太田コース)の道標が立っている。
道標には「山頂まで1890m(約40分)島田公民館」の表示があり、島田公民館の皆様が作成されたようだ。道標に従って舗装道を歩いて行くと正面にはアンテナを頂いた五坊山、その隣に鶴羽山が綺麗な形をしている。登山口から5分も歩くと後ろには三丘の夫婦岩が見えてくる。そのまま舗装道を進み、最奥の民家を過ぎた先が林道の分岐となり、ここまでは充分車で入ることができる。公民館からは10分の行程である。
林道の分岐を過ぎて更に舗装道を進むと右側に堰堤を見る。林道の分岐から10分程度で林道は大きく右にカーブするが、カーブの手前で左に向かう山道を見つけることができる。林道にはやはり島田公民館の「山頂まで残り600m」道標が立っており、分岐を見逃すことはないので大丈夫、道標に従って薄暗い杉林の中に入る。
登山道はよく踏まれており迷うことはなく、まずは左側に杉林を見ながら進み、少し進むと杉の植林帯に入る。薄暗い杉の植林帯の中をジグザグに歩きながら少しずつ高度を上げて行くことになる。踏み跡を確認しながらゆっくりと歩いて行くと上の方向が明るくなり、尾根道に近づいたことが判る。
程なく尾根道に到着し左右を見るといつの間にか植林帯は檜林に変わっている。そのまま尾根を進むと周囲の木々がだんだん低くなり、登山開始からは30分でようやく暗い森から出て明るい尾根道歩きとなる。 すぐに目の前には展望が広がり、北の方から玖珂の物見ヶ岳・蓮華山から高照寺山、東は呉麓山・琴石山・大星山までの展望が開けてきた。素晴らしい展望に感激、しばらく立ち止まり展望を楽しむ。
少し草の茂る道を更に進んで行くとすぐに広く平らな鶴羽山山頂に到着した。山頂にはコンクリートブロックが3つ置かれており、椅子のような役割をしている。山頂からは東の方向に石城山、琴石山の下には田布施行者山、その右手の赤子山の後ろには大島アルプス、更に南に向かって大星山の大展望が広がっている。中でも眼下の象鼻ヶ崎の展望は素晴らしい。日射しを浴びて海がきらきらしていて心を洗われるようだ。
鶴羽山から東方面の展望 明るい海の展望を楽しんだ後下山を開始する。少し西に進むと金網に覆われた緑色の中電の無線アンテナ施設があり、その手前に右に下る坂道がある。急な下り坂で長いロープが渡してあり、ロープを伝わりながらゆっくりと降りて行く。
やがて鞍部に降りると檜林の中に右に分岐する踏み跡を見つけることができる。これが島田公民館に降りるためのルートであるが、本日は光井地区に向かって縦走をするため鞍部から少し登り返し、アンテナの立つ五坊山を踏む。
NHKのアンテナの横には山頂まで残り280mの道標が立っており、この手前まで光井地区からは車で楽々乗り入れることができる。数台車を駐車できるスペースもあるので長い距離を歩く事ができない方は、車でのアプローチも可能である。但し、最後の急坂だけは少しきつい思いをするかも知れない。
アンテナの立つ五坊山から見る峨嵋山と象鼻ヶ崎の展望も素晴らしく、再び足が止まる。また、周囲のアンテナが大きいことが改めて分かった。展望を楽しんだ後、舗装された林道をゆっくりと降りて行く。 途中2ヶ所林道との分岐点があるが本線を歩けばまず迷うことはなく、周囲に高い木を見ながらウオーキング気分の下山を続ける。明るい林道を緑のシャワーを浴びながら降りて行くのは気持ちが良い。
しばらく展望のない道を歩いていると突然笠戸島方面の展望が開ける。展望が開けてくるともう光井側登山口には10分程度で到着する。展望を楽しみながら降りて行くと程なく陸橋の下に光井側登山口が見えてきた。山頂からは33分での下山である。 光井登山口 右の坂を登る 光井側登山口(光井林道コース)の標識によると鶴羽山山頂までは1400m、約40分の行程のようだ。今回登ってきた島田公民館ルートに比べると山頂までの距離は少し短いが、登山時間はほとんど変わらないようだ。また、この登山口の横には鶴羽ポケットパークの標識があり、入口には「五坊山の仁王さあ」という郷土の民話が石碑に刻まれている。 郷土の民話五坊山の仁王さあ 鶴羽山は山頂からの景色も素晴らしく、車で山頂にも行けるお手軽登山の典型であり、是非とも多くの人に山頂を踏んで欲しい。 夫婦岩 虎ヶ岳方面 石城山と琴石山 鶴羽山山頂風景 象鼻ヶ崎 笠戸島 前の山 摺鉢山 を見る 次の山 竜ヶ岳V を見る登山口周辺の地図はこちら 鶴羽山 登山口付近のMAP |