遠岳山(とおだけやま) 山口県阿武町

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2005年4月17日(日曜日)

遠岳山 142回 164座目 山口県の100山では89番目目

登山口 林道遠岳線終点登山口

ガイド本 中島篤巳著 山口県百名山(発行所 葦書房)

登山開始 12:19 山頂到着 13:14 下山開始 13:59 下山終了 14:25

登山時間 0:55  山頂滞在時間 0:45 下山時間 0:26

所要時間数 2:06

 犬鳴山に引き続きということで遠岳山に向かう。金山谷トンネルを抜け国道315号を須佐町まで走り、国道191号を右折し阿武町に向かう。途中の宇田郷手前には以前登った惣郷の神宮山がある。日本海を右に見ながらの快適ドライブで阿武町に向かっていると半島に突き出た遠岳山が見えてきた。近くの波止場の先から遠岳山の綺麗な姿が見えそうなのでサンダル履きで走って行くと、波止場の先にはテトラポットがあり、サンダル履きで、テトラポットの先端までゆっくりと歩いて行き写真を撮った。ところがテトラポットは滑りやすいのでコンクリートの場所まで引き返すのに苦労した。

遠岳山全景 林道遠嶽線に入る

 このような寄道をしながらサエガ峠まで行き、国道191号を右折し林道遠嶽線に入りすぐの分岐を左に入り未舗装の林道をゆっくりと進んで行く。通常ならば未舗装林道には絶対入らないのだが今回は乗用車が林道から降りてきたので安心して進むことにした。林道を車で進むこと10分で林道終点となり右に登山口の道標が立っている。林道脇にバイクが置いてあり、久しぶりに先行者がいるようだ。すぐに登山の準備をして進むことにした。

林道終点登山口 整備された林道を進んで行く

 登山口の道標を過ぎると広く整備された林道を進んで行く。右側に沢の音を聞きながらの登山は気持ちがよい。先ほど波止場まで走ったので少し足が重たくなっている。林道を10分程度歩くと丸太橋があり、横には丸太橋の定員は一人と書いたプレートがかかっている。このプレートの作者はなかなかユーモアがあるようだ。

定員一名の丸太橋 岩の道を進む

 この先から山道となりよく踏まれた気持ちの良い道が続く。周囲には雑木が立っており展望は山道を10分程度歩くと少し開ける。まるで谷を歩いているような感じの山道を一本調子で登って行くため歩みがのろくなる。

坂は急だが歩きやすい 伐採地に到着

 疲れたと感じる頃にベンチが2基設置してある明るい場所に出たのでベンチに座り込んで休憩をする。ベンチまでは山道に入って20分程度で到着した。しばらく休憩して尾根に向かう。

ベンチで休憩 ロープの渡された道

 すぐ目の前の坂にロープが渡してあり、急な坂を登ってゆく。坂は木で補強された階段となっており、かなり手が加えられて整備されている。ロープを伝って坂を登ると左側に山頂まで20分の道標を見る。ここで先行者とすれ違った。本当に久しぶりに登山者と出会った。登山者と会ったのは周東町の大黒山以来ではないか等と考えながら進む。しばらくはなだらかな坂を歩くが10分もしない内にコースが分岐し一方は北にまっすぐ登る近道コース、もう一方はゆっくりコースである。当然近道コースのガレ場を登ってゆく。

急坂コース のんびりコース
石で滑る坂 周囲が明るくなってきた

 木をつかみながら滑らないようにゆっくりゆっくり歩を進める。途中でゆっくりコースの道と交差しながらまっすぐに北方向に登って行く。近道コースを10分歩くと道は左側に向きそのまま進むと遠岳山山頂に到着した。登山口からは55分の行程だった。山頂にはたくさんの登頂プレートが立っており、人気のある山だということがよく分かった。

遠岳山山頂 海軍の石組

遠岳山山頂風景

 三角点の立っている場所よりも小高い山頂には木で作られたベンチが設置してあり、整備が行き届いている。山頂からの展望は大島から萩市方面に開けており、とても綺麗な景色が広がっている。いつまでも見ていても飽きない景色を見ながら遅い昼食を取ることにした。本日もいつもと同様おむすびとカップヌードルである。綺麗な景色を見ながらの食事はぜいたくの極みである。

遠岳山山頂からの展望

 自分の足で歩かなければこの雄大な景色は見ることができず、山歩きと出会わなければこんな景色を見ることさえも知らず、こんな感激をすることもなかっただろう。食後のコーヒーを飲みながら何も考えずに目の前の大島を眺めていた。大島は全くの台形で平らな台地という形をしており、ビニールハウスがたくさんあるようだ。また、反対側の須佐高山方面の景色もすばらしい。ゆっくりと休憩し、景色を眺めた後、下山を開始した。

須佐高山方面の展望 平らな大島

 下山の際にはゆっくりコースを取り、ゆっくりと降りて行く。それでもあっという間にロープを渡してある場所まで戻り、登山時に休憩した2基のベンチを後にした。ここまでは明るい道だがこの先はまた周囲を木に覆われた道となり、登山口までは山頂から26分で降りた。荷物を車に積み中腰になると膝がガクガク震えるので、脱水症状になったのかもしれない。たっぷりと水分補給をして遠岳山を後にする。

尾根を下る 登山口まで戻った

 未舗装林道をゆっくりと下って行き、国道191号を奈古方向に向かうと阿武町の道の駅があったので寄道をした。もう一山は難しいと思われるので温泉に入って帰ろうかとも思ったが、泉質が塩であり、帰りに眠くなってもいけないので温泉はやめて鍋山の登山口を探して帰ることにした。

遠岳山

ベンチで休憩

遠岳山山頂

大島

須佐方面

海軍の石組

平らな大島

山頂風景

 前の山 犬鳴山 を見る

 次の山 鍋山 を見る

登山口周辺の地図はこちら 遠岳山 登山口付近のMAP

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