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→0:05→ 龍門岩屋 →0:17→ 鬼会の里歴史会館
JR宇佐駅先で国道213号に入り天念寺へ向かう。豊後高田市の新地交差点を右折、県道29号豊後高田安岐線を西進すると、要所に天念寺への案内が設置されている。案内に従い進むと、天念寺前を通過し広い駐車場の整備された鬼会の里歴史会館へ着く。
道路側に設置された案内には十二坊岩屋を辿るコースが掲示されていた。駐車場から北東方向を見上げると天空に架かる橋が見えている。テレビで何回も見た、あこがれの岩峰と無明橋、それが今目の前にある。
はやる気持ちを抑えながら、鬼会の里歴史会館の裏側から山へ続く道に入る。まっすぐ続く舗装道を進めば左に注意書き。「危険 この岩峰は、転落の恐れがある危険な箇所があります。事故等が発生した場合でも、責任は一切負えません。関係者以外の登山は、ご遠慮ください。」 ん、関係者とは?素朴な疑問だが、余り考えないようにしよう。登山道入口にはこれ以外何も無く、右には石仏が置かれていた。丁度この日は入口を整備するため、重機で登山口付近を整備する作業が行われていた。
間もなく忌堂岩屋の案内があり、最初の岩屋を見ることができた。忌堂岩屋の前を通過、散策ルートの案内に従い進む。岩の横を通過すれば小両子岩屋へ着き、中を見ると六郷満山仁聞大菩薩古跡百八十三ヶ所入峯や熊野修験などのお札が置かれていた。
更に竹林などを抜けると左上に烏岩屋を過ごす。竹林の中を進み、福永岩屋への案内に従い少し上へ向かうと福永岩屋の前に出た。岩屋自体は集塊岩でできており、全体的にゴツゴツしている。また、樹林越しの向かいには岩壁が続いているように見える。
右下に迂回ルートが現れ、門出岩屋へ案内されていたがそのまま岩屋散策ルートを採るため直進。やがて頭上に火打岩屋が現れた。この岩屋へ向かうためには鎖を伝って岩場を登らなければならない。足場を決め、鎖を補助に高度を上げて岩屋へ到着、岩屋の中には石仏が祀られていた。
岩屋から右側へ移動し、集塊岩の塊を左に見ながら奥へ進む。この付近からは石仏が多く祀られていた。横に渡された鎖を補助に進み、小さな石橋を渡る。少し高度を上げれば向かい側にぽっかり穴が空いているようだ。
今度は真っ直ぐ下へ向かって下るのだが、鎖が渡されているので比較的安心して下ることができる。息つく間もない感じで鞍部に下ると、ここは三叉路となっており、左は岩屋散策ルート、下へ続く道も岩屋散策ルート、右は無明の橋へ続くようだ。そこで今回の目的地、無明橋へ向かって右へ続く道を採る。
間もなく斜度が弛み、左上へ向かってカニ歩き。この先でようやく岩尾根へ着いた。少し南側へ進むと、眼下には鬼会の里資料館がとても近い。今度は無明橋を目指して北方向へ向かう。左右に手すりの設置された場所の先に真っ直ぐ上へ続く岩場が現れる。
鎖は渡してあるが、なにせ高度感がすごい。この道以外に無明橋へ行く道が無いのならこの道を通るしか無い。左手で鎖をつかみ、右手で岩をつかむ。足場をしっかり確認しながら慎重に高度を上げる。下を見るとなんとも圧倒的な高度感。この緊張感が堪らない。
やがてピークを越えれば目の前に無明橋が現れた。橋の手前左側には手すりが設置されており、太鼓橋の無明橋は麓で眺めたよりとても広い。これなら安心して渡れそうだが、太鼓の角度が大きく、橋の上へ立つためには歩幅を大きくしなければ不安定だ。それでもこわごわ橋を渡れば、対岸へ着くことができた。
そのままお堂へ参拝、お堂には83番の石仏が祀られていた。無明橋から周囲に広がる展望を眺め、橋を何回も往復して入るうちに少しずつ恐怖心が無くなってきた。目の前に突き出た断崖の手前には小さなお堂のようなものが置かれていた。これは先程まで居た場所に置かれていたものだ。
ここで右下に続く岩屋散策ルートを採り、鎖を補助に足下の狭い場所を進む。しばらくこの状態が続き、慎重に進んでいると、今度は上へ向かって高度を上げる。すぐに尾根へ着くと左側にそびえる岩場に鎖が渡されていた。なんとこの鎖を辿れば無明橋へ行くことが出来るのだ。
鎖は左右2箇所に渡されており、先程の無明橋のすぐ上に合流点があったようだ。もう無明橋は何回も渡ったのでこのルートを採るのはやめて周回ルートを進むことにした。足下に地積図混三角点を過ごし西へ進む。
北に天念寺への分岐を過ごせば石仏の多く祀られた龍門岩屋へ着く。龍門岩屋を出発し山腹につけられた足下の細い道を進む。鎖の補助が無ければとうてい渡れない危険な道である。この岩場を下りれば危険な岩場とはお別れで、岩場の下に立つと、このルートから登る参拝者と出会った。このコースを採れば無明橋への最短コースとなるようだ。
天念寺への案内に従い、少し下れば擬木階段が現れ、やがて影堂岩屋への分岐を通過する。更に下って周囲が明るくなれば民家前へ着いた。入口には「危険」などの注意が掲示されていた。民家の前を通過し、車道へ出て右折すれば出発点の鬼会の里資料館へ着いた。天念寺の無明橋は記憶に残る周回道であった。この散策コースはまた来てみたいコースである。
登山後には天念寺を散策、修正鬼会の舞台となる天念寺講堂などを眺めた。これで登山は終了したので真玉温泉を目指して進んでいると無動寺があったので参拝した。ところが真玉温泉は休館日だったので一番亭という店でちゃんぽんを食べた。麺ばかり食べている。
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