天銀山(てんぎんざん)岡山県新見市

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2015年5月31日

駐車地 →0:20→ 林間コース分岐 →0:25→ 尾根道入口 →0:45→ 山頂

 →0:25→ 尾根道入口 →0:25→ 駐車地

全歩行時間 2時間20分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山と渓谷社の分県シリーズの「岡山県の山」の登山を続けている。新見市にそびえる大佐山の登山口を出発、次は新郷釜村にそびえる天銀山へ向かう。天銀山へ向かう起点をJR新見駅とすれば、駅前を走る国道180号を北へ進む。中国道の新見インターを過ごし、頭上に高速道路を見ながら進むが、間もなく高梁川沿いを北上するようになる。

起点のJR新見駅 新郷温泉・高瀬湖へ向かって左折(クリックで案内)

 しばらく進むと千屋実地区に入り、前回苦労して登った剣森山が右手に見えてくる。この登山口の則本橋を過ごし、少し進むと左に釜村や新郷温泉・高瀬湖畔キャンプ場の案内が現れる。この案内を確認して分岐を左折し、県道11号に入る。

新郷釜村の集落の分岐を左折(クリックで電柱標識) 左が天銀山

 この県道を3.8km進むと、新郷釜村の集落へ着くので分岐を左折する。正面左奥には天銀山の勇姿がそびえ、これから向かう山容を頭の中へ入れておく。なお、参考までにこの分岐入口の電柱は「新郷支57次1」である。

分岐を左折(クリックで案内)  未舗装道を進む

 分岐より集落の中に入れば、左に新見市営「大忠」バス停が置かれていた。そのまま道なりに進むと石垣の横に天銀山の案内が置かれている。この案内に従い分岐を左折、道なりに進むと未舗装道に入る。私は林道を車で走るのが苦手なので、広い場所を見つけて車を置き、登山を開始した。

分岐は直進(クリックで案内) 明るい田園風景

 少し進むと右への分岐を見るが、天銀山の案内に従い直進する。明るい植林帯を歩いていると、背後から農作業をされる方がバイクで追い越された。送電鉄塔への案内を過ごせば、頭上に広がっていた植林帯が切れ、明るい田園風景を眺めることができた。そのまま進んでいると、今度は左右の分岐へ着くので右道を採る。

作業道を右へ(クリックで案内) 植林帯の下を進む

 この付近までは車で乗り込むことが可能で、駐車スペースも見つけることができた。この先から再び頭上は植林帯に覆われ、しばらく作業道歩きが続く。単調な作業道を歩いていると、右の分岐へ四駆の車が駐められており、この分岐を右折すれば、天銀山へ着くと案内されていた。

直進は林道コース・右は林間コース(クリックで案内) 林間コースの目印

 試しにこの分岐へ入ってみたが、私は目印を探す能力が低いので途中から引き返し、作業道を通るオーソドックスな道を選択した。そのまま作業道を進むと頭上が開け、明るい伐採地へ飛び出た。

伐採地へ出る(クリックで拡大) 背後に展望(クリックで拡大)
尾根へ向かう 樹林との境界を進む

 そのまま作業道を辿り、正面に天銀山へ向かう尾根道が現れたところで、尾根へ取り付く入口を探すと、朽ちたテープを見つけることができた。この先よりマーカーと踏跡を確認しながら高度を上げれば大丈夫。尾根道に入ればしっかり踏み跡は残っているし、マーカーも続いていた。

ヤマアジサイ 急登

 樹林との境界付近を進み、少しずつ高度を上げる。途中でヤマアジサイを鑑賞し、急な斜面に取り付く。この天銀山は林道を離れるとその途端に急な斜面が現れる。踏跡を確認しながら高度を上げると、すぐに植林帯に飛び出る。植林帯の下は傾斜さえ緩ければとても歩き易いのだが、この天銀山は急登の連続である。途中一ヶ所だけ傾斜の緩い場所があるので、小休止を取り、すぐに急斜面へ立ち向かう。

一旦傾斜が緩む 急斜面に変わる

 マーカーを確認しながら急登へ向かうが、途中に出会う大岩はとても印象に残るものである。更に「なめたけ」らしきキノコも見つけたが、自信が無いのでそのままにしておいた。やがて前方に倒木が目立ち始めると、歩き難くなるため左右に迂回しながら高度を上げる。この際、マーカーを見失いそうになったため、目印のテープを巻きながら進み始めた。

キノコ 倒木帯を通過

 やがて左側から派生した尾根と合わさる手前で、踏み跡や進行方向がはっきりしたので、下る方向への目印をしっかり巻き、目印のテープ張りは終了した。そのまま尾根道を進むとすぐに坂の傾斜が緩み、なんと目の前には作業道が現れた。これには恐れ入った。この道が一番わかりやすい道では無いだろうか。

作業道が通っていた 植林帯を進む

 尾根道を南へ向かって進むと、すぐに山頂へ到着した。無人と思っていた山頂には、鳥取から来られたOさんご夫婦が待っていた。このご夫婦も分県シリーズの「岡山県の山」を登っておられ、山頂で本を見せて頂いた。このご夫婦のすごいところは、私が途中で撤退した登山道を通って山頂に着かれていたことで、まだまだ地図読みをしっかり勉強しなければならないことを痛感した。

天銀山山頂(クリックで拡大)

 さて、天銀山の山頂には三等三角点が置かれている。ただし、周囲の木々の背が高く、展望を得ることはできなかった。天銀山は、長く緩やかな傾斜の作業道を歩いた後、登山口へ着き、登山口からは山頂手前まで急登が続く山である。

 下山は元来た道を引き返したが、山頂から作業道まではわずか23分、50分で登った事を考えれば、いかに厳しい斜面であったかが想像できる。作業道まで下りればもう安心。緩やかな傾斜の作業道を楽々下山で、登山口まで引き返した。それにしても天銀山は急な傾斜の山である。

麓から眺める天銀山

背後に花見山など

伐採地から天銀山

山頂

 前の山 大佐山 を見る

 次の山 小吹山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 岡山県新見市 天銀山 登山口付近のMAP

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