谷川岳(たにがわだけ)群馬県みなかみ町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2016年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2016年8月9日 リフト山頂駅 →0:10→ 登山道出合い →0:25→ 避難小屋 →0:30→ 天狗の留まり場 →0:25→ 天神ザンゲ岩 →0:10→ 肩の小屋 →0:15→ トマの耳 →0:15→ オキの耳 →0:20→ 肩の小屋 →0:05→ 天神ザンゲ岩 →0:25→ 天狗の留まり場 →0:35→ 避難小屋 →0:35→ 天神平 全歩行時間 4時間10分 天気予報を信じて福島県檜枝岐村から群馬県みなかみ町まで移動したが、目指す谷川岳は雲の中。私は雨の日の登山をしないので、麓のお土産物店でお菓子を買い、今日の行動予定を観光へ切り替えようとしていると、少しずつ雨の勢いが弱まってきた。
空を眺めていると、天候が回復し始めたので麓にて待機を続ける。やがて時刻は10時半を過ぎ、谷川岳ロープウエイを往復利用する登山のタイムリミットが近づいた。また、雨の心配はなくなったので、ロープウエイに乗り込み山頂駅まで移動、雲や霧の状況を確認することにした。
谷川岳ロープウエイに乗り天神平駅へ移動 往復チケットを2060円で購入、土合口から天神平駅まで移動、天神平駅へ着くと時刻は11時20分、麓へ向かう最終のロープウエイ発の時刻は17時なので残り時間は5時間40分である。 さて、天神平からすぐに谷川岳へ向かって登山開始をすれば良かったのだが、登山口の手前では展望台へ向かう天神峠ペアリフトが運行されていた。登山口から谷川岳へ向かう方が時間としては早いのだか、まだ登山を決めかねていた私は、ペアリフトで展望台まで移動し、展望台から眺める谷川岳の様子次第で、登山を決定することにした。
天神峠観光リフト(片道410円)に乗り展望台へ着き、谷川岳方面を眺めると、山頂部はやはり雲の中。しかしながら少しずつ天候が回復しているように見えたので、ここでようやく谷川岳登山を決定した。
展望台を出発、登山道に入ると足下には岩などが目立ち、少々荒れた道を下り始める。途中には水たまりの場所もあり、障害物を迂回しながら進む。左右に笹の茂る道を下っていると、ようやく天神平からの道と合流した。この地点は天神平から600m、山頂までは3.3kmである。
木道の整備された道を進み、ふと背後を振り返れば、出発地点の展望台が遠く見えている。もうここまで来たのかという達成感が大きく、快適に山頂へ向かう。間もなくロープウエイで話していた新潟の夫婦に追いつく。展望台までリフトで行ったことを話すと、天神平から直接山頂を目指した方が早いことを教えられた。
周囲に咲く花を眺めながら進んでいると、親子連れが降りてきたので、山頂までの時間を聞くと、雨のため途中で引き返したとのことだった。やがて鎖のある難所を通過、ここでは大した苦労はなかった。足下に岩が目立ち始め、滑り易くなってきたので慎重に進む。
対岸には遠くだが細い滝を見つけることができた。雲は低いところに停滞しており、いずれこの中に入るのだろう。間もなく二俣との分岐へ到着、分岐点には避難小屋が建っていた。山頂までは1.8km、天候の不安は解消しており、少しずつ目的地が近づいている。
すぐに登山者カウンターの機械を通過、この地点で雲の中に入った。足下に岩の道を過ごし、背後には出発点の展望台がはっきり見えている。このまま天候が回復すれば山頂からは素晴らしい展望が得られそうだ。 岩場が続く 目の前に現れた岩場に取り付き、少しずつ高度を上げる。急な斜面には補助のロープが配置されているのでとても助かる。急な傾斜の岩場が続くので慎重に高度を稼ぎ、前方に視界が開けてきたので眺めると、依然として山頂部は雲の中。
岩の道が続く 急な斜面を登る度に周囲は再び霞始め、明らかに雲の中を歩いていることが解る。ロープを補助に一気に高度を稼ぎ、背後を振り返れば、雲が周囲の視界を遮っている。少しずつ周囲を覆う雲が増えてきたのか、次第に視界が不良となる。霞む視界の中で高度を上げれば、眼下には少しずつ展望が開けそうだ。
少しずつ雲の位置が高くなり、眼下に展望が広がり始める。やがて大きな岩場を抜ければ、この地点が天狗の留まり場と案内されており、晴れていれば、この岩上から素晴らしい展望が広がっているはずである。足下には木道が現れ。歩きやすい道に入れば、更に高度は上がる。 次第に足下が荒れ始め、岩の斜面に取り付くと、おもしろいほど高度は上がる。急な岩場を抜ければ、この地点が天神ザンゲ岩。周囲を霧が覆っているので全く展望は無い。ここで整備された遊歩道のような道に入り、わずかに高度を上げれば、霧の先に小屋が見えてきた。この小屋が谷川岳肩の小屋である。
小屋を出発、霧に包まれたまま高度を上げる。左右を笹に囲まれた道を進むと、すぐにトマの耳の案内が立ち、わずかに坂を登ると1963mのトマの耳に着いた。谷川岳の一方の山頂だが、周囲は霧に覆われて何も見えない。次にすこし寄り道をしてもう一方の山頂のオキの耳へ向かう。 一方の山頂 トマの耳(クリックで拡大)
一旦高度を下げて南へ続く道に入る。この付近で足下に咲く花が美しい。やがてわずかに高度を上げれば、霧の中の「オキの耳」へ到着した。山頂付近には多くの花が咲いており、まさに天空の花畑である。オキの耳を越えて少し先まで移動した後、下山を開始。トマの耳を経由して谷川岳肩の小屋前を通過した。 岩場を登り返す 下山の最中には時折日差しが戻り、眼下に広がる展望はやはり美しい。ロープの渡された岩場も下山は楽々で、展望を満喫しながら登山口の天神平へ下り立った。ロープウエイに乗りのんびりしていたら、ロープウエイから下を眺めていた客が熊を見つけた。なんとこんな所にも熊がいることに驚いた。やはり熊除けの鈴は必携である。
土合口駅へ着き、次は汗を流すための温泉探し。JR水上駅から南下していると、温泉センター諏訪ノ湯の看板を見つけた。料金は300円、岩風呂風の温泉にのんびり浸かっていると、一日の疲れはあっと言う間に取れた。
水上インターから越後湯沢へ移動、夕食は越後つけ麺の維新さんでつけ麺(温麺)を頂いた。少し太麺だが、出汁に絡んでとても美味しい。最後にスープを頂いて満腹になった。 越後つけ麺 維新さんのつけ麺 夕食をしっかり摂ることができたので、明日登山予定の苗場山の登山口へ向かう。湯沢からはまず国道17号を北上し、途中から津南を目指して国道353号に入る。津南町役場を過ごしたら今度は南下し、小赤沢?泉を目指す。 やがて新潟県の津南町から長野県栄村に入り、秋山郷へ入れば東へ進路を採る。そのまま道なりに進むとやがて終点が苗場山三合目の登山口である。 天狗の留まり場 天神ザンゲ岩 トマの耳 オキの耳 天神平 前の山 会津駒ヶ岳 を見る 次の山 苗場山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 群馬県みなかみ町 谷川岳 登山口付近のMAP |