高壺山・砲台山(たかつぼやま・ほうだいやま)山口県下松市

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2018年11月25日
深浦公民館 →0:10→ 空地 →0:25→ スカイ4号出合 →0:25→ 高壺山

 →0:13 →赤レンガの建物 →0:07→ 深浦道入口 →0:25→ 深浦公民館

全歩行時間 1時間45分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 天候が不安定なので、短時間で登れる近場の下松市笠戸島、高壺山と砲台山へ向かう。駐車地は深浦公民館(旧深浦小学校)前を使用させて頂き登山開始。海岸通りに出て進路を西にとる。
深浦公民館 海岸通りを西へ進む

 やがて民家が途切れて左に広い空地が見えてくれば、この空地手前から南へ向かう道に入る。ここには大浦道の案内が立っているので目印となる。金光康資さんの「防長山野への誘い第4集」には、昔大浦の子供が、小中学校9年間この道を毎日通学していたことが書かれており、歩き易いことを予想する。

広い空き地の手前を左折 大浦道に入る

 さて、この案内に従い登山を開始、背後には尻高山が大きい。沢沿いに少し進むと足下に小さな岩が多くなり、足下が不安定になっている。これは石垣が崩壊した事によるものだろう。

ススキを眺めながら登る 石が増える

 更に奥へ向かうと左側に作業小屋が建っており、小屋を過ごすと進路は谷から離れて左側へ導かれる。少し坂を登れば丁字路に出合うので右折する。なお、右方向にも道が続いており、この道をとれば小学校まで行けるのかも知れない。いずれにしても後日歩いてみる予定である。

作業小屋の先を左折 この先の丁字路を右折

 さて、竹林につけられた道はやがて土塁状の道に変わり、道の側には古い猫車が置かれていた。この付近には石垣も組まれており、その奥には住居跡なのか作業小屋跡なのか生活の跡が多く残されている。

土塁状の道 道の側には石垣が残っている

 いくつか住居跡を過ごすが、この付近には平坦地が多いことに気づいた。元は耕作地だったのだろう。歩きやすい道は更に続き、途中には登山道整備ために竹を切った跡も残されていた。傾斜が緩やかで快適な道を辿れば、突然尻高山、笠戸湾、太華山を見晴らす展望地に出た。

展望地 スカイ4号の交差点を左折

 久しぶりの展望を眺めた後、更にシダの刈られた広い道を進むと、間もなく西のガラン越えから続くスカイ4号に出会った。この地点が大浦越えで、南は大浦地区へ続いている。この交差点を左折し、高壺山を目指す。

岩の目立つ道 展望地から火振岬

 この大浦越えから坂の傾斜が増し、岩の目立つ場所を通過する。左右をシダや樹林に囲まれた道だが、防火帯として切り開かれた道なので、とても広く快適である。やがて火振岬を見晴らす展望地へ到着、眼下には瀬戸内海と岬が一望、反対側には樹間越しながら太華山と笠戸湾が見えている。

樹間越しの太華山 ヤマモモの大樹を振り返る

 久しぶりの展望に満足して更に東へ進む。尾根を吹き抜ける風は心地よく、頭上に大きなヤマモモの木を過ごし、ロープの渡された急登を乗り切れば広く平坦な高壺山の山頂である。

高壺山山頂 山頂から南西方向へ下る

 三角点の置かれた山頂から南西方面へ向かって下りると、兵舎跡や貯水槽等の旧海軍遺構が残っており、むき出しの赤レンガが経過した年月を物語っているようだ。山頂まで引き返し、更に砲台山へ向かって出発する。

旧軍の遺構が残っている

 途中でむき出しのコンクリート遺構や波形の石杭などを眺めて坂を下ると丁字路へ着き、右は砲台山方面、左は深浦へ続く深浦道と案内されている。今回の下山は深浦道をとる予定だが、下山の前に砲台山の軍事遺構を確認するため、進路を西にとる。

波形の石杭 深浦道は左折

 右にコンクリートの遺構を過ごし、平坦な道を進む。やがて道の下に遺構を眺め、この上につけられた道を通過すると、すぐに赤レンガ造りの建物前に着いた。赤レンガが崩落する危険があるため、建物内への立入を制限するため、建物周囲には立入禁止のテープが渡されている。

道の下の遺構 レンガ造りの建物

 建物周囲から遺構を眺め、少し坂を下った所から瀬戸内海の展望を確認するが、周囲の樹林の背が高くなったため、展望は限定的になっていた。再度赤レンガ造りの建物を眺めた後、元来た道を引き返し、深浦道へ向かう。

赤レンガ造りの建物を見学

 深浦道はしっかり道としての機能を残しており、迷いそうな箇所は無い。ただし、ツル状の植物が足下に多いため、慎重に歩を進めないと足をとられて躓きそうになることが起こりやすい。

深浦道に入る 作業道を横切る

 途中で作業道を横切り、そのまま下に続く道へ入る。この付近には目印のテープが配置してあり、ここでも迷う恐れは少ない。すぐに竹林を過ぎ、明確な道を快調に下る。やがて進路は折り返すように左下へ続き、そのまま下っていたらあぜ道へ出た。

折り返すように左折 あぜ道を進む
最後でヤブ状になった コンクリート舗装の道を下る

 問題はここからで、あぜ道を西へ進むと、草の繁る場所を通過し、すぐにコンクリート舗装の道に出た。この先を道なりに進むと、何のことは無い、観音道の入口を通過して出発点の深浦公民館へ着いた。これで一周回りの登山は無事終了である。

向かいに観音道が見える 観音道への入口
笠戸湾の先に太華山
高壺山山頂
レンガ造りの建物

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県下松市 高壺山  登山口付近のMAP
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