城山・赤城山(じょうやま・せきじょうさん)島根県川本町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年3月20日 民家手前登山口 →0:15→ 城山 →0:10→ 赤城山 →0:15→ 登山口 全歩行時間 40分 島根県美郷町の湯抱温泉を登山起点として、歌人斎藤茂吉が万葉集歌人の柿本人麻呂終焉の地と定めた鴨山へ登り、引き続き鴨山の西に聳える、展望の素晴らしい大釣山へも登頂。ただし、今回は石見地区の山歩きなので時間はまだ残っている。 帰路の途中に登れる山と言うことで、次の山を川本町の城山・赤城(せきじょう)山と決めて美郷町を出発、江の川沿いを下る。すぐに川本町へ着き、畑野集落への起点である弓ヶ峯八幡宮へ着く。八幡宮を左に見れば正面には「畑野」への案内が立っている。この案内に従い道なりに進めば、畑野集落へ着く。
峠に置かれた明治時代の道路記念碑と祠に、この集落の歴史を感じる。峠を下ると、右に作業小屋を見て、左に分岐する舗装道がある。この道に入ると、城山手前の鉄塔広場まで車に乗ったまま進入できるが、登山道自体はわずかな距離なので、少し先の畑野集落まで進んでみる。
すぐに畑野集落へ入り、左への分岐付近を確認すると「赤城の森・赤城山」の案内が置かれている。この分岐付近の道路側に少し広いところがあるので、集落の人にお断りをして駐車、登山を開始する。
分岐に入ってすぐに左折、緩やかな坂を進む。舗装道歩きなので何の心配もないハイキングコースである。間もなくT字路に着き、分岐を右折する。この分岐を左へ向かえば、先ほど過ごした峠下の分岐へ着く。
さて、道なりに舗装道を進むと、左右には少しずつ笹が目立ち、以前城山へ続いていたと思われる山道は、既につぶれているようだ。足下には落ち葉が堆積し、滑りやすくなっている。やがて右手には携帯電話のアンテナの建つ広場が現れる。
この広場を抜けて西に進めば赤城山へ続いているが、まずは城山へ向かって左上へ続く道に入る。周囲に笹が茂り始めるが、大した障害ではない。左方向へ続く尾根道を進み、ほんの少し下って登り返したところが東屋の建つ広場。この場所が三等三角点の置かれた城山山頂である。
休憩用のベンチは朽ちて壊れており、とても座れる状況にないが、城跡なので寂れた状態が哀愁を誘う。目の前に広がる展望は木の間越しながら、畑野集落先に聳える山は、とても美しい山容をしている。こうして眺めていると、島根県にはまだまだ沢山の名山が隠れている。 広く平坦な城山山頂
その左に鋭角な山を眺め、城山を出発。携帯電話のアンテナ下広場まで戻り、次は赤城山へ向かって西へ進む。アンテナ横に続く尾根道を進み、少しずつ高度を下げながら西へ進路を採る。すぐに鉄塔下に着き、鉄塔を右上に過ごして山腹につけられた水平道を西へ進む。
やがて右上に続く尾根の高度が下がり始め、登山道と合流する付近では、笹の勢いが増してきた。ここで、川本方面と赤城山への分岐標識を過ごし、そのまま笹の道を少し高度を上げれば、ビニールパイプの埋め込まれたピークへ到着。周囲に何の標識も案内もないが、この地点が赤城山の山頂と思われる。
ピークのみ刈り払われた地点から、周囲に展望はなく、木々の勢いが増してきた年月を感じさせる。ピークから続く踏み跡を眺めるが、この先からは下る一方に見えるので、元来た道を引き返す。鉄塔の広場まで戻れば、この先は何の心配もない舗装道。途中の落ち葉の堆積した場所では足下が滑るので慎重に下る。
やがて畑野集落まで下り、登山口などの写真を撮り、集落を出発。最初に道を聞いた方は選挙のことを話していたが、この地区では何かの選挙が行われているようだ。峠に置かれた道路改修碑と祠に参拝。川本町の中心街まで戻り、弓ヶ峯八幡宮を散策する。
ここには熊野神社・稲荷神社が祀られており、向かいには仙岩寺を望むことができた。弓ヶ峯八幡宮を出発、次は銘水を求めて志都岩屋神社へ向かう。瑞穂へ入り、志都岩屋神社へ参拝、神社横には雪が残っていた。
道路改修碑と祠 城山山頂 前の山 大釣山 を見る 次の山 笠ヶ岳・勝陣山周回 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県川本町 城山 登山口付近のMAP |