笠ヶ岳・勝陣山 周回コース(かさがだけ・しょうじんやま)山口県下関市豊浦町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年3月25日 民家横のイノシシゲート →0:15→ 巡視路入口鉄製の橋 →0:10→ bQ8鉄塔 →0:35→ 地積図根三角点 →0:08→ 笠ヶ岳山頂 →0:06→ 笠ヶ岳三角点 →0:08→ 笠ヶ岳山頂 →0:38→ 勝陣山南峰 →0:12→ 346mピーク →0:35→ 林道出合 →0:13→ イノシシゲート 全歩行時間 3時間 0分 山口県下関市の山へ、今回は菊川町日新地区を登山口として笠ヶ岳へ登り、その後北東にそびえる勝陣山の山頂を踏み、登山口へ周回するコースを採る。 登山の起点を菊川町の「道の駅 きくがわ」とすれば、道の駅から国道491号を西へ進む。正面には六万坊山がそびえ、左の山と重なった姿は、お釈迦様の寝姿に見える。
楢崎交差点を直進、田部川沿いを南西に進むと、門前バス停を過ごす。この先の交差点を右折し、田部川に架かる「門前橋」を渡る。この先の分岐を左折、少し進むと右に浄福寺を確認。そのまま道なりに奥へ進むと、交差点の左に「大地の恵み」の石碑を過ごす。
この先でくろがね鉄筋葛e川工場の会社前を通過、そのまま道なりに進むと最奥の民家前に着く。民家の前に続く林道には、獣除けの電線が渡されており、この右側のパイプを持ち上げれば車に乗ったまま林道奥へ向かうことが出来る。
なお、下関市内から登山口へ向かうには、県道34号を北へ進み、内日下地区に入る。ここで行政バス停を確認し、少し進むと「グリーンシャワー きくがわ 」のモニュメントを左に過ごす。この先の分岐を左折し、田部川に架かる「門前橋」を渡る。後は上述の行程により際奥の民家へ向かう。
私は、初めての林道に対して臆病なので、少し手前に戻り車を邪魔にならない場所に置き、登山を開始する。正面に笠ヶ岳の勇姿を眺めながら、最奥民家前の右に続く林道へ入る。イノシシ除けのゲートを抜け、未舗装林道の中に入る。
右に炭焼小屋を過ごして奥へ進むと、この先で林道は左右に分岐する。分岐に立つ案内には、直進勝陣山へ・左折笠ヶ岳へとあるので、この分岐を左折し更に奥へ進む。頭上の樹林が切れ、やがて正面にはこれから向かう笠ヶ岳が見えてくる。
左に出ノ口川堰堤を過ごすと、左上にはこれから向かう鉄塔が見えてくる。また、正面には笠ヶ岳がとても高く見えている。この先で林道は左にカーブし、鉄塔は正面上に見えてくる。すぐに植林帯の中に入り、少し進むと左に鉄製の橋が架けられている。
橋の横には「左折 笠ヶ岳へ(中電管理道)・直進 笠ヶ岳へ(市有林尾根)」と案内されている。ここでは橋を渡り、中電管理道へ向かう。谷の奥へ進み、少し坂を登ると左側に中電巡視路特有のプラスチック階段が続き、明確な管理道を進む。
山腹にジグザグを描くようにつけられた道を登れば、間もなくbQ8鉄塔へ到着。眼下には先ほど通過した最奥の民家、右(南東)には六万坊山が美しい山容を見せている。西に見えているのは笠ヶ岳から勝陣山へ向かう稜線だろうか。こちらの方面もとても綺麗な稜線である。
双眼鏡を取り出し北東方面を眺めれば、アンテナを頂いた華山が見えており、このあたりでは華山の展望が一番である。鉄塔広場を出発、樹林の下に続く道へ向かう。尾根に向かって直登しても良いのだが、管理道の方が歩きやすいので山腹につけられた平坦な道を南へ向かう。
やがて巡視路標柱(bQ9→・bQ8→)の立つ分岐へ着くので分岐を右折、尾根へ向かって斜面を登る。自然林の下につけられた道なので、とても気持ちの良い道が続き、やがて鉄塔付近から続く道と合流し、進路は西へ向かう。 急な斜面を登る 振り返ればすごい坂 この先からはひと苦労、檜の植林帯の下につけられた地積調査の踏み跡に従い、急な斜面を登る。明るい日差しの下、木漏れ日を身体に浴びながら一歩一歩高度を稼ぐ。やがて坂の傾斜が緩みひと安心。
自然林の下、平坦な道に安心していたら、この付近には倒木が多いようだ。足下に境界標の石杭を過ごすと、再び急な斜面が現れる。この斜面を登り、ピーク手前に地積図根三角点を過ごすと、南東方面に展望が広がっている。久しぶりの展望だが、樹林の背が高いため、見晴らす範囲はとても狭い。
小ピークを越えて一旦鞍部へ下り、急な斜面を登り返すと、間もなく笠ヶ岳の山頂へ到着。山頂には、四角形の石組台座の上に自然石の置かれた水神様が祀られている。広い山頂からは、東と北に展望を眺めることができる。東には楢崎の田園風景がのどかに広がり、北東には華山が美しい。
笠ヶ岳の山頂風景(動画) 位置を変えながら、北には浄天山や杖坂山を確認、これから向かう勝陣山へ連なる稜線もしっかり確認することができた。山頂を出発、次は笠ヶ岳の三角点を目指して西へ向かう。自然林の下を一旦下って登り返す。
気持ちの良い自然林を堪能していたら、突然笹が現れ、笹の切り開かれた道を少し進むと、笠ヶ岳の三角点へ到着。更に先へと道が続いているので確認すると、少し坂を下った付近からは西へ向かって展望が開けている。
西に突き出た半島の山には見覚えがある。これは以前登った室津の甲山、「防長山野へのいざない第二集」を県立図書館で見つけ、すぐに登った懐かしくて想い出深い山である。この右に聳える烏山は少し立ち位置を変えることにより確認、この二つの山には同じ時期に登っている。
笠ヶ岳の三角点付近から眺める展望 また、南西にアンテナを頂いた山は吉母草場山、本日時間が残っていれば向かう予定の山である。三角点付近からは、更に南へ向かって樹林が伐採され、道が続いているように見える。この方角からすると石畑峠と思われるので、次回は石畑峠からの登山道を確認する必要がある。但し、これは今後の楽しみとし、今日のところは周回登山へ向けて、笠ヶ岳の山頂まで引き返す。
山頂にて記念撮影の後、北へ続く急な斜面を滑り落ちるように下る。この先平坦な道を北へ向かい、木の間越しに垣間見える植林帯を見上げる。目の前に続く自然林の下で、進路は一旦右(東)へ向き、すぐに現れる坂に取り付くと、再び北へ進路は変化する。ふと背後を振り返れば、先ほどまで立っていた笠ヶ岳の山頂部が目に入り、山頂部の尖峰はとてもりりしく感じる。
勝陣山山頂(南峰)へ着く。山頂の周囲は樹林に覆われて、展望は望めないものの、とても明るい山頂である。
勝陣山の南ピークの風景 南峰を出発、ほとんど負荷を感じない道を快適に進むと、小さなピークに着く。この場所が勝陣山の山頂と案内されているが、周囲は自然林に覆われて全く展望はない。このピークを下ると同時に中電の鉄塔巡視路に入り、ほんの少し進むと、左に地積図根三角点を過ごす。
間もなく巡視路特有のブラスチック階段が現れ、坂を登ると勝陣山山頂の案内の置かれた346mピークへ到着。このピークからは北に白鷺牧場、その先に浄天山と風力発電施設、その左側には海に突き出た鯖釣山、その奥には杖坂山まで見えている。少し木の間越しとなるが、素晴らしい展望に、ここまでの行程による疲れも吹き飛ぶ。
勝陣山346mピークから眺める展望 北に広がる展望を充分眺めた後、勝陣山を出発する。すぐにbR2鉄塔を通過、そのまま道なりに緩やかな傾斜の道を下ると、青杭のある場所で巡視路は左右に分岐する。左を採れば下山の近道だが傾斜が急なので、直進方向の巡視路を歩くことにする。
少し坂を下るとbR1鉄塔へ着き、巡視路は折り返すように左方向へ続いている。また、鉄塔下からは、木の間越しながら346mピークを確認することができた。山腹につけられた平坦な巡視路を進むと、先ほど分かれた尾根道と合流。少し進むと巡視路は右(南西)方向へ分岐し、進路を変える。
そのまま道なりに檜の植林帯を下ると、bR0鉄塔に着く。鉄塔下から明るい346mピークを見上げると、青空には自然の緑が映えている。さて、鉄塔下から右下へ続く巡視路を辿り、植林帯を下れば林道に下り立つ。林道の入口には勝陣山登山口の案内と中電の巡視路標柱(←bR0・bQ9→)が立っているので、逆方向からの登山でも安心して向かうことができる。
この先からは何の心配もない林道を下る。右には清流がさわやかで、今まで歩いてきた疲れが少しずつ取れる気がする。やがて「公社造林井手ノ口事業地」の案内を過ごし、右に中電の巡視路標柱(←bQ8・bR0→・bQ9→)を過ごし、もう少し進むと登山時に分岐した勝陣山と笠ヶ岳の分岐点に着く。
そのまま林道を直進すればイノシシ除けのゲートを通過、無事一周回りの登山は終了した。正面に笠ヶ岳を眺め、歩いた稜線を目で追ってみる。この確認作業はとても楽しいものである。 本日歩いた稜線が一望 登山口を出発して県道34号まで戻り、行政バス停付近から笠ヶ岳と勝陣山の位置を眺める。なんと、歩いた稜線の距離にびっくり、時間が掛かるのも当然と思える、長い距離を歩いていた。 小日本 釈迦涅槃の像 笠ヶ岳から北の展望 笠ヶ岳三角点付近から眺める西の展望 勝陣山の346mピークから北の展望 前の山 城山・赤城山 を見る 次の山 鳴滝山・天狗山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市豊浦町 笠ヶ岳 登山口付近のMAP |