背振山・脊振山(せふりさん)福岡県福岡市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2014年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2014年10月8日 車谷登山口 →0:10→ 椎原峠コース登山口 →0:20→ 伐採地 →0:50→ 椎原峠 →0:35→ 展望地 →0:03→ 唐人の舞 →0:27→ 平坦な裸地 →0:07→ 作業道出合い →0:06→ 矢筈峠 →0:35→ 背振山山頂 →0:30→ 矢筈峠 →0:44→ 作業道出合い →0:33→ 車谷登山口 全歩行時間 5時間 0分 久しぶりに福岡県の山歩きを続けている。今回は福岡県を代表する名峰の背振山へ向かう。福岡市街から国道263号を南下して早良区の内野地区入り、内野大橋交差点を左折する。この交差点を登山口へ向かう起点とすれば、東へ約2km進み、大門交差点を右折。この先を道なりに進むと、椎原バス停の先に「椎原登山口」の案内が立っている。 登山口の案内に従い分岐を右折、椎原川に架かる大井出橋、辻橋を渡り舟石橋手前の作業道へ出る。この先には矢筈峠経由で背振山へ向かう車谷コースの登山口があり、この横のスペースに車を置き、椎原峠を経由するコースへ向かう。 舗装された作業道を約10分進むと作業道終点へ着く。そのまま直進方向へ進むと椎原峠へ80分の案内が立っている。登山道に入れば、最初こそ笹がかぶり気味だが、すぐに快適な登山道に戻る。右に沢音を聞きながらのんびり歩を進めていると、椎原峠ルートP−1の案内を過ごす。
沢沿いにつけられた道を進み、美しい小滝などを眺めながら少しずつ高度を上げる。やがて椎原峠ルートP−2を通過、岩場を過ごし沢を渡る。シダの目立つ植林帯の下を進むが、この苔むした風景が素晴らしい。間もなく椎原峠ルートP−3を通過、少し進むと植林帯が終わり伐採地に出る。
伐採地につけられた案内に従い、少し高度を上げれば前方に再び植林帯が広がっている。この先で作業道を横切り、椎原峠まで60分の案内を過ごす。なお、作業道横には椎原峠ルートP−4の案内が立っていた。さて、そのまま道なりに伐採地に入り、植林帯の手前から背後を振り返れば、北に荒平山から油山へ続く稜線が目に入る。
植林帯の中に入り、山腹につけられた道を進む。少し進んだところでパイプから流れる水場があったので一息入れる。登山道には福岡市早良消防署の山火事注意標識があり、ここにはP2と書かれている。また、登山口から続く椎原峠ルートP−6標識も立っており、安心して登山道を進むことができる。
足下の崩落しそうな箇所に立つ椎原峠ルートP−7標識を過ごすと沢沿いの道となり、大岩の目立つ場所を過ごす。苔むす岩場に渡されたロープを補助に進むと、懐かしい炭焼き窯跡の石組みを過ごす。
この先で椎原峠ルートP−8標識を通過すれば、左側に石仏を二体見る。少し先で進路は左へ向き、左右に笹を分けながら緩やかな傾斜へ向かう。やがて椎原峠ルートP−9標識を過ごし、中央部の掘られた道を辿れば、平坦な椎原峠へ到着。峠からは金山へ4.6km、背振山へ4km、一谷へ3kmと案内されている。
明るい椎原峠を出発、次は唐人の舞を目指す。九州自然歩道は緩やかな傾斜の坂道で、快適に歩を進める。途中には背振山への距離表示が多く置かれているのでとても励みになる。頭上を自然林に遮られるも、清々しい木漏れ日を浴びながら明るい道が続く。時折頭上の樹林が切れ、美しい笹原に差しむ朝日には、感動さえ覚える。
進行方向に朝日を眺めて進んでいると、朝露がきらきら輝き、宝石のような美しさ。やがて道の中央部が掘られたような地点を通過、左右に笹を分けながら高度を上げると、西に金山、井原山方面が一望の展望地へ着く。北には福岡市街が広がり、福岡タワーもはっきり確認することができた。昨日登った荒平山、登り残した油山、一山一山に思い出が詰まっている。
展望地から少し進むと左に唐人の舞への道が分岐している。ここで少しの坂を登れば、大岩の目立つ唐人の舞へ到着。先端の尖った岩上からは、周囲360度のパノラマが広がり、福岡市街はもちろんのこと、西に金山、井原山、南西に佐賀県の天山、南には雲仙普賢岳が霞みながらも存在感を示している。
東にレーダーの置かれた背振山を眺め、唐人の舞を後にする。この唐人の舞の岩場は、過去何度も写真で眺めており、いったいどれほど大きい岩場かと、期待していた場所である。実際には3m程度の岩であることにびっくりした。さて、笹原を下り、縦走路へ戻って登山を続ける。 背振山・天山などを見晴らす展望地(クリックで拡大) 美しい笹原を堪能しながら進んでいると、突然笹原の先の広い裸地へ出る。樹林の無い場所から南西方向に展望が開け、西に金山、南に天山などを眺めることができた。東には手前にレーダー気象観測基地、遠くに航空自衛隊のレーダー基地がそびえ、少しずつ山頂へ近づいている。
背振山まで2kmの案内を過ごして樹林の中に入ると、すぐに太鼓岩への分岐を右に過ごす。そのまま平坦な道を辿り、古びた用水路の横を進むと、突然車道に出る。車道との合流点には背振山まで50分とあり、椎原峠までは70分と案内されていた。ここで、車道を左折してレーダー気象観測基地の付近へ寄り道をした。
少しの坂を登るとすぐにレーダー気象観測基地へ到着、当日は何かの補修作業が行われていたようだ。レーダー気象観測施設を出発し、次はいよいよ背振山へ向かう。先ほどの分岐まで引き返し、舗装された作業道を下る。鞍部まで下ると、この地点が矢筈峠で、背振山まで40分、車谷登山口まで90分と案内されていた。ここでは背振山へ向かって舗装道を登る。
背後に背振山レーダー気象観測基地、正面に背振山に建つ航空自衛隊レーダー基地を眺めながら歩を進めていると、車止めが現れる。そのまま県道を横切り山道に入るが、右側には佐賀県神埼市の案内が立っていた。もう山頂までは500m、笹原につけられた木橋を渡ると広場に着く。広場からは最短距離を採り、階段を登ると正面には航空自衛隊背振山分屯基地が見えてきた。
基地を右に見ながら舗装道を進み、基地の入口前を通って山頂へ続く石段へ取り付く。この先右側は基地施設で、鉄柵により遮られている。そのまま道なりに進んでいると、右上の基地内に役行者が祀られていた。ところが基地内に祀られているため、中には入れず、鉄柵手前の遙拝所に花や果物が供えられていた。
さて、そのまま道なりに石段を登り、左右に石灯籠を過ごせば、弁財天の祀られた背振山の山頂へ到着。弁財天の鳥居を潜って少し上に向かえば、二等三角点が置かれ、北西側を除く展望が広がっている。北から北東に掛けて福岡市街、西に背振ダム、その先にアンテナの建つ九千部山、南西に天山など周囲に広がる大展望を眺めて満足の山頂である。
久しぶりに山頂でラーメンを作りのんびり昼食を摂る。時間的に今日は背振山の一山しか登らないので、展望を満喫しながらの昼食タイム。しっかり休憩を取った後、山頂を出発する。矢筈峠までは舗装道を辿り、峠から谷へ向かって一気に下る。
車谷へ続く道はなかなかワイルドな道で、足下不安定な箇所が多い。やがて沢に着き、美しい流れとともに坂を下る。沢の途中に人字草を眺め、再び大岩の風景に感動する。このように自然の作り出す芸術は素晴らしいものばかりである。やがて作業道へ着き、ここで椎原バス停まで80分、矢筈峠まで60分の案内を過ごす。
未舗装の作業道をわずかに進むと石橋を渡る。ここで左に水源かん養保安林の案内を過ごす。右側に注意しながら歩いていると、右側に18と書かれた案内が立ち、椎原バス停へ80分の案内を確認して坂を下る。この先にも右側へ林道が分岐しているので、この手前の分岐を見落とさないことが大事である。
坂を下り17の案内を確認、椎原バス停へ向かって平坦な登山道を下る。右に美しい沢を眺めて道なりに下れば、やがて登山口の車谷登山口へ着く。これで一周回りの背振山登山は無事終了である。時刻は午後3時前で、もう一山と言いたいところだが、油山へ向かうのは次回以降とする。そのまま油山の前まで行き、麓からの写真を撮り、山口までのんびり帰った。 椎原峠 笹原 展望 唐人の舞 背振山山頂の弁財天 前の山 荒平山 を見る 次の山 城将山2014年 を見る 登山口周辺の地図はこちら 福岡県福岡市 背振山 登山口付近のMAP |