湯玉城山・鯖釣山(ゆたまじょうやま・さばつりやま)山口県下関市

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2012年2月11日

登山口のアパート前 →0:15→ 椿の群生地看板の立つ鞍部 →0:15→ 城山

 →0:10→ 鞍部 →0:20→ 鯖釣山 →0:15→ 鞍部 →0:15→ 登山口

全歩行時間 1時間30分

 二見ヶ浦の杖坂山登山口を出発、次の鯖釣山を目指して南下すると、夫婦岩の案内があり立ち寄ってみる。二つの大岩に架けられた注連縄は、まだ新しいように見えた。夫婦岩の先に見えているのがこれから登る湯玉城山と鯖釣山である。

夫婦岩の後に湯玉城山 海岸から眺める湯玉城山

 一旦鳥井ヶ峠を越え、湯玉方面から山頂を眺める。200mに満たない低山だが、海岸線から眺めると、とても美しく気高く感じる。湯玉方面から宇賀本郷方面へ向かい、鳥井ヶ峠を越えた先の左に分岐を確認。この分岐を折り返すように左折すると、宮本踏切を越える。そのまま坂を登り、峠を越えた先の右手に鯖釣山の登山口の標識と鯖釣山城の説明文が置かれている。

湯玉地区から眺める鯖釣山と城山 宮本踏切を渡る
宮本踏切 鯖釣山登山口標識と案内(写真をクリック)

 アパートを左に見ながら舗装道を進むと、最後の民家へ向かう坂の途中に鯖釣山登山口の案内が置かれている。そのまま整備された道を進むと大きな堰堤を過ごす。この先から山道に入る、と周囲には椿の群生地が続く。

鯖釣山登山口の案内 椿の群生地を抜ける
鯖釣山と城山の分岐 城山へは整備された道が続く

 やがて「椿の群生地」の案内板が立つ左右の分岐に着き、整備された遊歩道の続く城山へ向かって右折する。早咲きの椿を眺めながらのんびり坂を登れば平坦な城山手前のピークへ到着。西には響灘が青く美しく、以前行った蓋井島は少し霞んでいる。

早咲きの椿 山頂手前のピーク
杖坂山 響灘に浮かぶ蓋井島

 北には先ほど登った杖坂山が聳え、下関方面を眺めれば、鬼ヶ城、狩音山、華山、狗留孫山など以前登った山々が懐かしい。明るいピークからは素晴らしい展望が広がり、のんびりするのに丁度良い場所である。

狗留孫山と華山

湯玉城山の手前ピークから眺める展望(動画)

城山山頂 鯖釣山

 周囲に広がる展望を眺めた後、城山の山頂へ続く道へ入る。手前のピークから一旦鞍部へ下り、再び登り返す。周囲は3月に開催されるつばき祭りのため、雑木が伐採されて歩きやすくなっている。少しの坂を登れば広く平坦な湯玉城山の山頂へ到着、手前にはトイレが置かれており、南側にはコンクリートで四隅を囲んだ施設が残っていた。これは旧日本軍の施設の跡かも知れない。

山頂へ向かう 旧日本軍の施設跡?

 更に東側へ向かうと展望が開け、鬼ヶ城、狩音山、浄天山、華山に狗留孫山など下関の名峰を眺めることができる。向かいには、先ほどまで立っていた手前のピークがとても近く、鯖釣山も一望である。更に響灘には蓋井島が浮かんでおり、いつまで眺めていても見飽きない風景である。しばらく山頂にて美しい展望を眺めた後、次の鯖釣山へ向かって出発する。

湯玉城山の山頂 つばき祭りを待つ花

 山頂にて休憩の後、手前ピークを過ごして一旦鞍部まで下り、今度は三角点の置かれた鯖釣山を目指す。鯖釣山へ向かう道には、これと言った目印はなく、ただ目の前の木々を掴みながら急登に取り付く。明るい場所には茨などが多いので、左の樹林下から登る方が無難である。やがてシダの茂るピークへ到着、これから先は少しの踏み跡を探しながら尾根沿いに進む。

鯖釣山へ 急な斜面に取り付く
前ピークに茂るシダ 展望の岩

 やはり茨などが多いので、障害物競走のように歩きやすい場所を選びながら進む。岩の多い場所に着き、大岩の上に立てば、眼下に出発した付近を眺め、遠くには狗留孫山や華山などの展望が広がる。ここでヤブを抜けてきたご褒美のような素晴らしい展望を楽しむ。

杖坂山 狗留孫山と華山

鯖釣山の登山途中に広がる風景

 岩の場所を出発、再びヤブの道に戻る。左の植林帯に沿って慎重に進み、坂に取り付いたところでシダの茂る場所に遭遇。このシダを強行突破するわけには行かない。ここは左方向へ迂回し、岩の目立つ場所に着いたらようやく目の前からシダが消えた。

植林帯を進む シダを迂回し岩の下から直登する

 そのまま斜面を直登し、尾根に着いたら右方向へ進路を採る。すぐに周囲が明るくなり三等三角点の置かれた鯖釣山の山頂へ到着した。周囲には木々が茂り展望を得ることはできないが、ヤブ山の山頂に立ったという満足感がよい。

山頂手前 鯖釣山山頂

鯖釣山の山頂風景

 茨の多い登山道なので、下山も足下を選びながら慎重に下る。最後に展望広がる岩の上に立ち、周囲の展望と鯖釣山の山頂を眺めて鞍部へ到着。そのまま登山口を目指して遊歩道を下っていると、左に作業小屋を見る。

作業小屋の奥から遊歩道が続く 急登の先の城山山頂

 山頂付近から眺めていた下りの斜面が気になるので、作業小屋へ向かってみる。すると、作業小屋の後にコンクリート製の階段があり、そのまま坂を登ると城山の山頂に着いた。従って、こちらから登れば一周回りで椿の花を観賞することができる。ただし、城山へ向かって直登すれば、坂の傾斜がきついので、急勾配になる前に手前ピークと山頂の鞍部へ迂回すると快適な周回コースを採ることができる。このように、寄り道をしながらも、鯖釣山と湯玉城山への登山は無事終了した。

後ろに浄天山 華山

 時刻は午後4時前、夏場だともう一山と思うのだが真冬の時期では少々厳しい。次回登る予定の浄天山・小串の石童山の駐車場所など確認した後下関を出発した。

 前の山 杖坂山 を見る

 次の山 高尾山 往復登山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市 鯖釣山 登山口付近のMAP

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