トップに戻る 2025年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
登山口へ向かう起点を山口県立大学付近とすれば、国道9号を東へ進みます。仁保入口交差点で進路は北に変わり、木戸山トンネル手前を左折し、国道262号に入ります。国道262号を約1km進むと、右に竜門岳の登山口が見えてきます。登山口には数台程度の駐車スペースがありますので、邪魔にならない場所に車を置き、登山を開始します。
登山道入口は少し奥側にあり、入口には目印テープが巻かれています。登山道に入りますと周囲はヒノキの植林帯で、足下付近には細い竹が目立ちます。登山道自体はよく踏み固められており、安心できそうですが、苔が多く、下山時には滑りそうなので注意が必要です。
登山道は山頂に向かって直登ではなく、巻き道のように続くつづら折りになっているため、疲労感は少ないです。木漏れ日差す登山道をゆっくり登り、山口市街の方向を眺めると、植林の背が高くなっため、20年前に眺めた展望は無くなっています。
それまで歩きやすかった登山道には笹が目立ち始め、しかも笹が濡れているため、次第にズボンもずぶ濡れ状態となります。前方に巨木が現れたのでしばらく観賞し、この木の下に着くと、それまでの植林帯から自然林に周囲の植生が変わり、笹も無くなりました。周囲の植生の変化がこれほどまでに環境を変えることに驚きます。
とにかく、足下から急に笹が消えたので、快適な登山道に変わったことには感謝しかありません。緩やかな傾斜の登山道を西へ進むと、左にたこ足のような木が見えてきます。この木の下から笹の茂る登山道に変わります。
最初はわずかな距離と思っていたら、次第に笹の背が高くなり、前方が見えなくなります。ただし、笹の下に踏み跡は続いているので、踏み跡に従って慎重に進みます。突然踏み跡が消えたので周囲を見回すと、進路は少し右に変わっていました。
更に慎重に歩を進めていると、突然という感じで前方が開け、竜門岳の山頂に着きました。山頂付近は三角点と、その先に立つ木までのわずかなスペースのみ笹が刈られていました。二等三角点の置かれた山頂には立派な山頂標識が3つ掛けてあります。山頂周囲は自然林に覆われ、しかも木々の背が高く展望は望めません。
20年前に笹こぎを楽しんだ思い出の笹藪ですが、今回はしっかり濡れていましたため、ずぶ濡れの登山となってしまいました。ただし、乾燥し過ぎて笹に付着した黄砂や有害物質を吸い込む心配が無かったのは良い事です。なお、山頂手前の笹への入口から、山頂到着までに要した時間は今回8分でした。前回は10分を要していたので、笹藪は格段に歩きやすくなっていたようです。
山頂標識
山頂からの展望は望めません
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