トップに戻る 2025年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
作業道合流点 →0:05→ 石ヶ岳山頂 →0:20→ 南峰 →0:10→
四熊岳展望地 →0:25→ 作業道合流点 →0:25→ 2つ目の通行禁止標識 →0:20→
新しい堰堤 →0:20→ 駐車地
駐車可能な場所を探し、適当な所から登れば良いのですが、一つの目安とすれば、廃屋などが見えてきたら、この付近の通行の邪魔にならない適当な場所に駐車すれば良いでしょう。私は廃屋などの場所から少し下がった所の川沿いに数台駐車可能な場所を見つけたのでこの場所に駐車しました。
歩き始めは舗装道で、平坦な道でもあるため歩くスピードは少し早めになります。コンクリートの橋を渡れば、この先で数軒の家や廃屋を過ごします。庭の状況から草が刈られているところもあり、別荘的に使用されているのかも知れません。植林の先に立派な石垣が残っており、かつての生活の跡を見つけることができました。
足下は舗装道であり、かなり奥まで進むことができそうですが、駐車スペースが少ないので苦労しそうです。やがて足下に落石による石が増えてきました。この付近でタイヤがパンクしないか気になるところです。すぐ先で長尾谷公団造林地の案内板を過ごし、進路が左にカーブするところに着きますが、この場所は20年前に車を置いた場所のようです。当時はこの地点まで車に乗ったまま来ることができたので、登山時間がかなり短縮されています。
作業道には突然笹が目立ち始め、急に笹藪を分けて進まなければならなくなりました。ただし、足下を見れば道は続いてるため慎重に進めば大丈夫です。大きく右にカーブするところで岩肌の露出した場所を過ごします。周囲を眺めればミツバツツジが満開でピンクの花に癒やされます。
排水用のコンクリートが露出した場所の先で、左側に通行禁止の標識を見つけましたが、現在は道路が崩落していて通行できる状況ではありません。管理者は周南森林組合で、かつては木材搬出のために使用されていたのかも知れません。
更に進むと進行方向左側にやはり通行禁止の標識が置かれていました。先ほどの通行禁止の道とつながっているのかも知れません。進路は直進で笹の茂る道に入り、笹藪との格闘が始まります。笹の勢いが弱まれば満開のツツジを観賞します。それまで難渋していた笹藪ですが突然刈り払われた状態に変わり、快適に進むことができました。
樹間越しに遠くの山々が見えていますが、いったいどこなのかはっきりしません。やがて古い金属製の橋が現れますが、足下に置かれた木材は朽ちているようなので慎重に渡ります。この先でツツジを観賞しながら進むと、足下が切れ落ちた場所に着きます。わずかな距離ですが滑ると奈落の底まで落ちそうなので慎重に渡ります。ただし、足下は割としっかりしているようなので慎重に渡れば大丈夫です。
最初はヤブがきついですが、少し進むと突然枯れ草の広場に出ます。そのまま松の木の見える方角へ進み、再び笹藪に飛び込みます。少し奧へ進んだところで左上へ進路を変え、わずかに高度を上げると、大きな一等三角点の置かれた石ヶ岳山頂に着きました。残念ながら山頂周囲は樹林に覆われて全く展望はありません。
展望を楽しむため三角点の奥へ進み岩の上に出ると、なんと周囲に樹林が立ちはだかっており、展望はなくなってしまいました。20年の歳月はこんなにも環境を変えてしまうと言うことを教えられました。山頂付近で咲くツツジを眺めて山頂を出発し、作業道まで引き返しました。
前回登山時には南峰に向かっていないので、今回は南へ向かって散策をすることにしました。緩やかな未舗装の坂を下っていると、前方に見覚えのある三つの峰を持つ山が見えて来ました。これは金峰山で、以前金峰山から石ヶ岳を眺めたことを覚えています。
そのまま道なりに進むと石ヶ岳南峰に建つアンテナ群が顔を出しました。これらがいつも遠くから眺めている石ヶ岳のシンボルです。明るい作業道を進みながら東を眺めれば長野山、馬糞ヶ岳が端正な山容を見せています。快晴の空の下、素晴らしい展望に感謝しながら作業道を進みます。
金峰山を眺め、その下には多くの民家が見えていますが、これは鹿野の中心街と思われる。ずらりとならんだ南峰のアンテナ群を作業道から眺め、アンテナへ続く道との分岐に到着しました。まず舗装された作業道を下り、周南市が見える地点まで進むことにしました。ガードレールの設置された安全な作業道をどんどん下っていると、四熊岳と法師ヶ岳が見えてきました。その先には霞みがちながら太華山が見えており、工場の煙突からは煙が上がっています。散策はこの付近で終了し引き返すことにしました。
緩やかな坂を登りアンテナへの分岐に着き、アンテナ方面へ向かってみました。アンテナの下から展望を期待したのですが、背の高い樹林が邪魔をして展望は得られませんでした。色々なアンテナを見学した後、作業道を経由して戻っていましたが、お昼になったので長野山と馬糞ヶ岳を眺めながら昼食を摂ります。最後はコーヒータイムで、快晴とスッキリした展望に感動しました。昼食後は元来た道を引き返し、駐車地まで帰り着きました。今日は最高の登山でした。
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