石ヶ岳(いしがだけ) 山口県周南市

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2005年7月28日 初回登山を見る
2025年 4月29日
駐車地 →0:25→ 新しい堰堤 →0:30→ 2つ目の通行禁止標識 →0:35→

作業道合流点 →0:05→ 石ヶ岳山頂 →0:20→ 南峰 →0:10→

四熊岳展望地 →0:25→ 作業道合流点 →0:25→ 2つ目の通行禁止標識 →0:20→

新しい堰堤 →0:20→ 駐車地

全歩行時間 3時間35分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 20年振りに周南市の石ヶ岳へ向かいます。石ヶ岳の南峰に建つアンテナ群は狗留孫山、金峰山等から何度も眺めており、このアンテナを間近に眺めることも楽しみの一つです。登山口へ向かうには周南市鹿野の田原交差点から県道9号徳山徳地線に入り、中国自動車道沿いを西へ進みます。途中で仁保津公民館を過ごしますが、この公民館を目印とすれば約900m先で、杉ノ河内川沿いの杉ノ河内林道に入り北へ進みます。
杉ノ河内川沿いに林道を北へ進みます 左の広場に車を置いて出発します

 駐車可能な場所を探し、適当な所から登れば良いのですが、一つの目安とすれば、廃屋などが見えてきたら、この付近の通行の邪魔にならない適当な場所に駐車すれば良いでしょう。私は廃屋などの場所から少し下がった所の川沿いに数台駐車可能な場所を見つけたのでこの場所に駐車しました。

コンクリートの橋を渡ります 廃屋に出合います
別荘地のようです 石組みが残ってます

 歩き始めは舗装道で、平坦な道でもあるため歩くスピードは少し早めになります。コンクリートの橋を渡れば、この先で数軒の家や廃屋を過ごします。庭の状況から草が刈られているところもあり、別荘的に使用されているのかも知れません。植林の先に立派な石垣が残っており、かつての生活の跡を見つけることができました。

廃屋等を過ごすと坂の傾斜が増します 足下に落石等が目立ちます
長尾谷公団造林地の案内板を過ごします このカーブが初回登山時に駐車した場所

 足下は舗装道であり、かなり奥まで進むことができそうですが、駐車スペースが少ないので苦労しそうです。やがて足下に落石による石が増えてきました。この付近でタイヤがパンクしないか気になるところです。すぐ先で長尾谷公団造林地の案内板を過ごし、進路が左にカーブするところに着きますが、この場所は20年前に車を置いた場所のようです。当時はこの地点まで車に乗ったまま来ることができたので、登山時間がかなり短縮されています。

新しい堰堤です 道が荒れてきました
 少し先へ進むと左に新しい堰堤を見つけました。この付近には駐車スペースはあるため、タイヤの心配が無い車であれば時間の短縮ができそうです。すぐ未舗装道に変わり、20年前の記録と一致します。足下には滑りやすい大小の石が転がっており、道路上を水が流れている場所もあるため慎重に歩を進めます。
笹藪に向かいます 岩肌の露出した場所です

 作業道には突然笹が目立ち始め、急に笹藪を分けて進まなければならなくなりました。ただし、足下を見れば道は続いてるため慎重に進めば大丈夫です。大きく右にカーブするところで岩肌の露出した場所を過ごします。周囲を眺めればミツバツツジが満開でピンクの花に癒やされます。

排水用のコンクリートが露出してます 通行禁止の案内

 排水用のコンクリートが露出した場所の先で、左側に通行禁止の標識を見つけましたが、現在は道路が崩落していて通行できる状況ではありません。管理者は周南森林組合で、かつては木材搬出のために使用されていたのかも知れません。

通行禁止の案内 笹藪に向かいます
笹藪に飛び込みます ツツジを観賞します

 更に進むと進行方向左側にやはり通行禁止の標識が置かれていました。先ほどの通行禁止の道とつながっているのかも知れません。進路は直進で笹の茂る道に入り、笹藪との格闘が始まります。笹の勢いが弱まれば満開のツツジを観賞します。それまで難渋していた笹藪ですが突然刈り払われた状態に変わり、快適に進むことができました。

笹が刈られています 展望はほとんどありません
金属製の橋を振り返ります ツツジを鑑賞します
左下の切れ落ちた場所 展望が開けます

樹間越しに遠くの山々が見えていますが、いったいどこなのかはっきりしません。やがて古い金属製の橋が現れますが、足下に置かれた木材は朽ちているようなので慎重に渡ります。この先でツツジを観賞しながら進むと、足下が切れ落ちた場所に着きます。わずかな距離ですが滑ると奈落の底まで落ちそうなので慎重に渡ります。ただし、足下は割としっかりしているようなので慎重に渡れば大丈夫です。

造成地に着きます 長野山から馬糞ヶ岳へ続く稜線
笹が刈られて快適な道です この先で南から続く作業道と合流、右が山頂方面です
山頂に向かって笹藪の中に飛び込みます 深い笹藪です
 間もなく造成された明るい場所に着き、折り返して上の段に着き、東を眺めると長野山から馬糞ヶ岳へ続く稜線が見えました。刈り払われて歩き易い作業道を進むと南から上がってきた作業道と合流し、石ヶ岳山頂に向かって右に見えている笹藪へ飛び込みます。
突然枯れ草の広場に出ます 奥へ進み笹藪に飛び込みます
足下には道が続いています 山頂標識の先が石ヶ岳山頂です

 最初はヤブがきついですが、少し進むと突然枯れ草の広場に出ます。そのまま松の木の見える方角へ進み、再び笹藪に飛び込みます。少し奧へ進んだところで左上へ進路を変え、わずかに高度を上げると、大きな一等三角点の置かれた石ヶ岳山頂に着きました。残念ながら山頂周囲は樹林に覆われて全く展望はありません。

一等三角点の置かれた石ヶ岳山頂に着きました
山頂の展望岩から展望が無くなりました

 展望を楽しむため三角点の奥へ進み岩の上に出ると、なんと周囲に樹林が立ちはだかっており、展望はなくなってしまいました。20年の歳月はこんなにも環境を変えてしまうと言うことを教えられました。山頂付近で咲くツツジを眺めて山頂を出発し、作業道まで引き返しました。

作業道を辿り南へ下ります 金峰山

 前回登山時には南峰に向かっていないので、今回は南へ向かって散策をすることにしました。緩やかな未舗装の坂を下っていると、前方に見覚えのある三つの峰を持つ山が見えて来ました。これは金峰山で、以前金峰山から石ヶ岳を眺めたことを覚えています。

石ヶ岳南峰に立つアンテナ 石ヶ岳北峰のアンテナ
長野山から馬糞ヶ岳へ続く稜線 鹿野の街並み

 そのまま道なりに進むと石ヶ岳南峰に建つアンテナ群が顔を出しました。これらがいつも遠くから眺めている石ヶ岳のシンボルです。明るい作業道を進みながら東を眺めれば長野山、馬糞ヶ岳が端正な山容を見せています。快晴の空の下、素晴らしい展望に感謝しながら作業道を進みます。

金峰山 鋪装された作業道に合流し、更に南へ進みます
鋪装された作業道を下ります 法師ヶ岳、四熊岳が見えました

 金峰山を眺め、その下には多くの民家が見えていますが、これは鹿野の中心街と思われる。ずらりとならんだ南峰のアンテナ群を作業道から眺め、アンテナへ続く道との分岐に到着しました。まず舗装された作業道を下り、周南市が見える地点まで進むことにしました。ガードレールの設置された安全な作業道をどんどん下っていると、四熊岳と法師ヶ岳が見えてきました。その先には霞みがちながら太華山が見えており、工場の煙突からは煙が上がっています。散策はこの付近で終了し引き返すことにしました。

石ヶ岳南峰に建つアンテナ群

 緩やかな坂を登りアンテナへの分岐に着き、アンテナ方面へ向かってみました。アンテナの下から展望を期待したのですが、背の高い樹林が邪魔をして展望は得られませんでした。色々なアンテナを見学した後、作業道を経由して戻っていましたが、お昼になったので長野山と馬糞ヶ岳を眺めながら昼食を摂ります。最後はコーヒータイムで、快晴とスッキリした展望に感動しました。昼食後は元来た道を引き返し、駐車地まで帰り着きました。今日は最高の登山でした。

満開のツツジ
石ヶ岳山頂
山頂の岩
石ヶ岳皆峰のアンテナ
石ヶ岳北峰のアンテナ
金峰山
長野山から馬糞ヶ岳へ続く稜線

 前の山 日尾山 を見る

 次の山 竜門岳 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県周南市 杉の河内林道 登山口付近のMAP
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