青海島 高山(たかやま)山口県長門市

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2004年 4月11日 初回登山を見る
2014年 3月16日の登山記を見る
2020年 4月 4日 快晴の高山登山を見る

2014年 3月16日

登山口 →0:20→ 山頂 →0:20→ 登山口

全歩行時間 0時間40分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山口県百名山の再踏破を続けている。桂木山より下山し、白糸の滝を鑑賞したところで時刻は午後4時20分。3月の登山なのでそんなに日は長くない。近くで登れる山を探すと、前回も同じような行動をしていたようだ。長門市仙崎の青海島にそびえる高山は、山頂に近い場所に登山口のオートキャンプ場があり、比較的短時間に山頂へ着くことができるし、山頂からの展望がすばらしい。

青海大橋を渡る 分岐を左折(写真をクリックで別角度)

 桂木山の麓の秋芳町嘉万地区まで戻り、県道36号を北上する。天井山・権現山の登山口の大水峠トンネルをくぐり、長門市に入る。そのまま仙崎港または青海島を目指して進み、青海大橋を渡る。

麓から眺める高山 波の橋立

 左に王子山公園を過ごして下りに入ると、オートキャンプ場への案内が現れる。この案内に従い分岐を左折、海岸線沿いを道なりに進むと左に波の橋立の案内を過ごす。そのままオートキャンプ場の案内に従い坂を登ると、青海大橋を渡って15分程度でオートキャンプ場へ着く。

山頂まで1.4km 作業道を進む

 すぐに「高山登山道 頂上まであと1.4km」の案内が見えてくるので、そのまま舗装道を車で進み、適当なところへ駐車して登山を開始する。広い作業道はすぐに未舗装道に変わり、左右には落葉の樹林が続いている。

広く安全な道が続く 右に遊歩道(写真をクリックで別角度)

 まもなく作業道の進路が左方向へ変わるところで、擬木の階段の登山道が見えてくる。そこで、この先は擬木の階段へ向かう。背後には木の間越しながら深川湾が広がり、なかなかすばらしい景色を眺めることができる。ちょうどピンクの馬酔木が満開なので、お花見気分でハイキングコースを進む。

馬酔木の花 丁字路を左折する

 間もなく丁字路へ着くので左折し、少し進むと右へ遊歩道が続いている。なお、そのまま西へ向けて進むと、下には作業道が見えており、この位置から山頂までは700mと案内されていた。遊歩道には枯れたススキが残っており、現在では作業道を通って山頂へ向かうのが定番コースとなっているようだ。

作業道付近は山頂まで700m地点 更に遊歩道を進む
山頂まで300m地点 山頂まで140m(クリックで拡大)

 やがて進路は左方向へ変わり、下ったところは作業道で、山頂まで300mの地点である。ここで旧登山道を採る場合、標識の奥から取り付くことができるものの、傾斜が急なので雨上がりなどにはスリップに気をつけないといけない。むしろここまで来れば、作業道を進み、作業道終点から折り返すように右方向へ向かえば、山頂まで140mで、少し進めば簡単に旧登山道との合流点へ着く。

岩の目立つ場所を通過 眼下に波の橋立

 この先は岩の目立つ道を慎重に進み、滑りやすい箇所に注意をすれば、コンクリート造の旧軍事施設が残る高山頂上展望台へ到着する。山頂に置かれた案内によれば、高山は標高319m、青海島北西部に位置する島内最高の山で、基部は石英班岩、200m以上は玄武岩及び礫層よりなりたっている。

旧軍事施設が残る高山頂上 矢ヶ浦山と戸崎山

青海島 高山の山頂風景

 緑の山脈と変化に富む美しい海岸線が連なる紺碧の日本海の眺望はすばらしく、青海湖に影をうつす波の橋立の青松もひときわ美しく眼下に望まれるとのことである。二等三角点の置かれた山頂からは、眼下に深川湾や日本海の展望が広がり、山頂中央部に残る旧軍事施設は、当時の面影をそのまま残している。

日本海 下山途中に眺める波の橋立

 時刻は午後5時を過ぎ、日は傾いてアンテナの建つ矢ヶ浦山、日本海に突き出た戸崎山の上から千畳敷方面へ向かっている。少し霞気味の展望なので、大門・小門あたりは視界が定まらない。このまま日本海へ沈む美しい夕日を眺めたい衝動に駆られるが、波の橋立なども眺めておきたいので下山を開始する。

波の橋立 矢ヶ浦山へ沈む夕陽

 下山は何の心配もない作業道をたどり、眼下に広がる深川湾や波の橋立と青松等の風景を眺めて駐車地へ着いた。青海湖まで戻り、波の橋立と青松を鑑賞。案内によれば波の橋立は、日本海の潮流の作用により、礫と砂が直線上に堆積したもので、長さは1300mあり、クロマツの林は、防風や防潮のの役目も果たしている。

 青海湖は淡水湖で農業用水に利用されているが、冬季には多くのカモ類の渡来地でもあり、鯉や鮒も多く太公望にも人気を呼んでいるそうだ。青海湖越しに夕焼けを眺めて本日の登山は無事終了。二日間に渡る山口県百名山の再踏破は、とても懐かしく楽しいものだった。

麓から高山

波の橋立

高山山頂

夕陽

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歩いた足跡  

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