多飯ヶ辻山(おおいがつじやま) 広島県庄原市東城 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年11月23日 多飯ヶ辻山 民家前登山口 →0:10→ 堰堤 →0:35→ 水平道 →0:10→ 大仙さん →0:05→ 山頂 →0:10→ 水平道 →0:25→ 堰堤 →0:10→ 登山口 全歩行時間 1時間45分 福田頭の登山口を出発、次は東城の多飯ヶ辻山に向かう事にした。県道58号を走り坊地峠を抜け、旧西城町の中迫付近からは農道を通って国道183号に出る。この先は国道を進み備後落合の先から国道314号に入り、芸備線の内名駅に向かって進む。
登山口までの道順は少し分かり難いのだが、目印としては医王寺へ向かう道であり、医王寺を過ぎた先のT字路を右折すると民家の向かいに多飯ヶ辻山の登山口標識が立ち、登山口の右手には牛供養のお地蔵様が鎮座されている。
登山準備の後お地蔵様にお参りして登山口に入る。少し進むと左右に笹が広がり、目の前には名残の紅葉が美しく広がっている。間もなく登山道は右に分岐し、その先で県営林の標識に出会う。この標識を見て少し道は左に振れ、植林帯の右端を進んで行く事になる。
足下の登山道は細く右手は切れ落ちた道なので、慎重に進んで行くと、正面右手に堰堤が見えてくる。この先で岩の多い場所を過ごし、再び左手の登山道に戻る。周囲の植林帯がとても美しく、木漏れ日の差す道を登っている。
所々に登山道の標識が立っているのでとても励みになる。植林帯の中の踏跡を探しながら高度を上げていると間もなく青い色の登山標識に出会い、この先からははっきりした登山道を進む事になる。
周囲に広がる植林帯と木漏れ日の美しさに感動しながら進んでいると、登山道は左に折り返すように続いており、坂の角度が少しきつくなるのでゆっくり歩きとなる。左手に特徴的な岩を見つけて小休止、この山に登った人にとってこの岩は特別思い入れのある岩となっているのでは無かろうか。
岩の場所を過ごすとすぐに登山道は右に向き、その先からは笹の茂る道となる。少しの笹をかき分けながら進んで行くと突然周囲から笹が消え、歩きやすい檜の植林帯の中に出る。再び踏み後を探しながら直登の道を進むと間もなく明確な登山道が待っていた。
この先はほとんど水平な道が続くので一安心、歩く速度も速くなる。緩やかな右カーブを描きながら進んで行くと右手に道案内のお地蔵様を過ごし、更に水平道を進んで行くと足下には石で造られた道らしき場所に到着した。
この付近でお地蔵様を2体過ごすと正面には建物が見えてきた。これが大仙さんのようだ。手前には小さな白狐が2体並んだ祠が建ち、正面には神社らしき建物が建っている。祠と神社にお参りした後、いよいよ山頂に向かう事にした。
祠の右を通り進んで行くと急な階段道が続いており、慎重に足を運びながら高度を上げて行くとすぐに山頂に到着、これが多飯ヶ辻山の山頂である。山頂には山頂標識が置かれており、その横には三角点が立っている。但し三角点の付近からは展望がなく、西方面に向かうとベンチの置かれた展望地に着く。
展望地から眺める風景 展望地には大山などを示す方位板が設置されており、福山市・庄原市などの方向も示してある。展望地からは北に岩樋山と道後山が広がっており、その左手には猫山も確認する事が出来る。眼下には塩原地区の集落と紅葉が美しくまるで箱庭のようだ。
山頂から眺める風景 南方面にも展望が広がっているのだが、光線の具合で遠くまでは見晴らす事が出来ない。時計を見ると午後4時前、もうそろそろ下山しなければ。展望地からの眺めにも満足したので山頂に戻り、少し南方面に向かってみたが藪みたいになってきたので進むのを断念、山頂を出発する事にした。
急な階段道を下りて祠を過ぎ、水平道を快適に戻って行く。その先の植林帯は一気に急降下し、登るときに少し苦労した笹の道を快適に下りて行く。周囲に広がる美しい植林帯を眺めながらも快適に坂道を下りて行き、堰堤の場所を過ぎるともう周囲には夕陽が差してきた。
夕日の差す笹の道を歩く 夕日に染まる紅葉を楽しみながらこの先はゆっくりと歩き、間もなく登山口に到着した。多飯ヶ辻山は美しい植林帯と山頂からの道後山の展望が印象的だった。
登山口に立つ牛供養のお地蔵様 紅葉 登山道横の岩 大仙さん 多飯ヶ辻山山頂 展望地に立つ方位版 北には道後山 北東方面の展望 夕陽と笹原 なだらかな多飯ヶ辻山 前の山 福田頭 を見る 次の山 鳥の子山(雨乞山・後山) を見る 登山口周辺の地図はこちら 広島県庄原市東城 多飯ヶ辻山 登山口付近のMAP |