奥の院山(おくのいんやま) ・金比羅山(こんぴらやま) 山口県萩市田万川町

2005年11月13日(日曜日)

奥の院山・金比羅山

登山口 茅の迫農道付近の林道入口

ガイド本 金光康資著 防長山野へのいざない

登山開始 12:14 奥の院山頂到着 13:14 奥の院山出発 13:36 金比羅山到着

 13:58 金比羅山出発 14:15 登山終了 14:47

登山開始 1:00 奥の院山頂到着 0:22 奥の院山出発 0:22 金比羅山到着

 0:17 金比羅山出発 0:32 登山終了

所要時間数 2:33

 足摺山の麓の開作橋から山口県萩市(旧田万川町)と島根県益田市との県境の山である金比羅山と奥の院山を目指して出発する。県道306号を北上し県道14号に入り、下小川地区を目指す。

 交差点手前から北東方面に奥の院山、右に突き出た山が金比羅山である。交差点を右折後約500m進んだ後左折し、平原地区に向かって約500m進み、更に交差点を右折して茅ヶ迫に約400m進むと左側に分岐した林道に着く。この林道が奥の院山・金比羅山への登山口となっており、林道の入口には小さな道標が設置されている。

林道入口の道標 林道に入る

 早速車を付近の空き地に駐車して登山を開始する。この林道は未舗装なので車で行くのはちょっとなあ・・・と思いながら進むとちゃんと車のタイヤの跡を見つけた。しかしながら乗用車での乗り入れは困難と思われる。

 林道は広く何の心配もなく進むことができる。途中の左カーブの所の右側に5m入った場所には縁結びの神様が鎮座していらっしゃるが、ここには帰りにゆっくり寄ることにして先に進む。

縁結びの神様への標識 金比羅山への道標

 カーブを曲がり更に少し進むと右側に道が分岐し、金比羅山への道標を見る。今回は先に奥の院山を目指すため、帰りにこの場所へ着く事を確認する。更に真っ直ぐ林道を進むと道が広くなり、広くなったところが林道終点、ここまで登山開始から約20分が経過している。

広い林道を進む 林道終点に到着

 少し草の茂った山道に入るとすぐに尾根の分岐に着く。奥の院山への道標を確認し、分岐を右折して檜林帯の斜面に向かい進む。登山道は明確であるが少し坂がきつい。登山道の要所要所に目印のテープも貼られており、迷うことはなく、滑りやすい支尾根を廻って進むとお地蔵様の鎮座する地蔵垰に到着した。林道終点からは約20分の行程である。

登山道に入る 標識を見ながら進む
檜林帯を進む 左側は急斜面

 地蔵垰を左折すると奥の院山、右折すると金比羅山、真っ直ぐ進むと益田市のアンテナ山、大道山の道標が設置してある。ここはまず左の奥の院山を目指す。

地蔵峠に到着、益田市の大道山への標識を見る 地蔵垰のお地蔵様

 最初の坂を越えると少し緩やかな道となり、二つ目の坂を登り一旦少し下った後の急坂がきつい。ありがたいことにロープが設置してあるので使用する。周囲に展望はなく、ゆっくりと斜面を登って行くと左手に大きな岩があり、岩を組み立てたような形をしている。雨の日には雨宿りができるような不思議な岩のモニュメントだ。

ロープの助けを借りて登る モニュメントのような大岩

 その先右側には手水鉢のある大きな岩が立っており、大岩の横を抜けると奥の院山山頂に到着した。山頂には祠が祀られておりここが金比羅社の奥の院であることがわかる。

手水鉢 奥の院山山頂の祠

 山頂から少し西方向に進むと眼下に小島地区の展望が広がり、その先には十種ヶ峰が大きい。また、先程登った足摺山も確認でき、本登山中唯一の展望を楽しんだ。

小島地区の展望 遠くに十種ヶ峰

 時刻は午後1時半を過ぎており、次の金比羅山に向かうため出発する。10分で地蔵垰に戻り、金比羅山に向かって登り返す。地蔵垰からの入口は少し草が被るがすぐに明確な道となり、その先には急な斜面が待っていた。

地蔵峠から金比羅山に向かう よく踏まれた道を進む

 目印のテープに従って山頂に向かって直接登って行く。木を掴みながら少しずつ高度を上げて行くとすぐに尾根道に到着した。そのまま尾根道を進み、竹の茂る場所を我慢して進むと山頂のみ刈り払われた金比羅山山頂に到着した。

尾根道を進む 金比羅山山頂三角点

 山頂には山頂標識が2つあり、展望は木の間越しに少し南方面が見える程度で無いに等しい。また、山頂には柿の木が立っており、柿の実がたわわに実っていた。島根県との県境に立っているという実感がだんだん湧いてきたが、山頂にはゆっくり座る場所がないのですぐに下山を開始する。

金比羅山山頂からの展望 目の前に柿の実がある 尾根道を下る

 登ってきた方向に少し戻ると道標が立っており、真っ直ぐ下ると神宮となっている。坂を下りて行くと目の前に頼りない金比羅社が現れてきたので正面に回りお参りをする。社は左に傾いており、今にも倒れそうだ。鳥居も「倒れる心配があります」と注意書きが書いてある。金比羅社を護る人が居なくなってしまったのだろう。林道からも外れたこんな高い場所では管理も大変なんだろう等と思いながら参道を下る。

金比羅山・神宮・林道の標識 傾いた金比羅社と鳥居

 目印のテープは参道沿いにも貼られており、テープに従って林道までゆっくり降りて行く。林道に戻り、少し降りた先の縁結びの神様に参拝する。この神様には沢山の縁があるらしく、木の後ろに鎮座されているものの賑やかな感じがした。

林道に向かう 縁結びの神様

 神様にお参りした後、林道を下り農道の登山口に到着、無事登山を終了した。県道まで降りて本日登った行程を振り返るため、すっきした奥の院山から金比羅山に向かう稜線をしばらく眺める。

 帰路は津和野経由で帰ろうと県道17号に一旦向かうが、途中で通行止めのための迂回路標識があったので、国道187号を通って帰ることにした。帰る途中に温泉で汗を流すため、柿木温泉「はとの湯」に立ち寄ると、本日はこの地区最大のお祭りの日で、温泉の料金は無料だった。迂回路標識のおかげの御利益に感謝し、ゆっくりと温泉に浸った。

地蔵峠

奥の院山

奥の院山からの展望

金比羅山

金比羅宮

縁結びの神様

左が奥の院山・右の尖峰が金比羅山

 前の山 足摺山 を見る

 次の山 摺鉢山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 金比羅山 登山口付近のMAP

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