２００２年　５月１８日（土曜日）

ガイド本　無し

　２０００年（平成１２年）６月２３日より健康のために散歩を始めてもうすぐ２年となる。柳井市内のほとんどを歩いたつもりだったが柳井市の広報に稲荷山公園のことが書いてあった事を思い出し、東土手の中央フード（現業務スーパー）に車を置いて稲荷山公園に向かって歩き始めた。土曜日の午後のいつもの散歩の始まりだった。途中でＮ部長に出会ったので稲荷山公園へ道を教えてもらい裁判所と法務局の間の道を抜けて稲荷山公園に向かった。

稲荷山公園への登山口

　稲荷山公園は稲荷神社があるだけで他はなにもなかった。次に舗装道を歩いて六道地蔵に向かった。いつもの平坦な散歩道とは違い、途中には急な坂があり息をゼイゼイさせながら登った。それでも舗装された林道を柳井市街の景色を堪能しながら登ってゆくと気持ちが良い。よく晴れているのでのどが渇くが当然自動販売機は無い。六道地蔵への分岐を降りて行くと冷たい清水が湧き出ていたのでのどの渇きを潤し涼んだ。

稲荷山公園から柳井市街の展望

　次に琴石山に登ろうと林道の坂道を進んだが琴石山への登山道は整備のため通行禁止となっていた。ここまで来たのにすごすごと帰るのもしゃくなので反対側の三ヶ嶽に向かって歩き始めた。道標に従って緩やかな坂の林道を進んで行くと林道終点の手前に道標があり、右側に登山道が繋がっていた。登山道は最初は緩やかだったがすぐに坂がきつくなり、柳井港の展望が広がる所まで登ると足が止まった。

　ここからは今まで経験したことの無いような景色との遭遇となり、一歩階段を踏みしめるごとに眼下の景色は広がってゆき、景色も変わって行く。一歩また一歩と歩くたびに変わって行く景色の移り変わりを楽しみながら時間をかけて登って行く。この景色はどこまで広がってゆくのだろうとワクワクしながら登って行く先に５０１ｍの三ヶ嶽東岳山頂が待っていた。山頂から箱庭のような柳井の市街を眺める。海の向こうには四国の佐多岬、九州の国東半島がくっきりと浮かんでいる。手前に目をやれば田布施駅から出た電車が柳井駅を経由して柳井港に向かっている。海には四国に向かうフェリーが白い波を切りながら走っている。景色は中岳、西岳それぞれでまた変わって行く。山頂から見下ろす展望のすばらしさに感動しながら三ヶ嶽を後にした。

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登山口周辺の地図はこちら　三ヶ嶽　登山口付近のＭＡＰ

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