鯨ヶ岳(くじらがだけ)山口県美祢市・萩市

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2014年3月16日

山中峠 →0:25→ 展望の伐採地(111番鉄塔) →0:35→ 山頂 →0:45→ 山中峠

全歩行時間 1時間45分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

  山口県百名山の再踏破を続けている。本日最初に登るのは美祢市と萩市の境界にそびえる鯨ヶ岳で、登山口は美祢市美東町の山中峠である。中国自動車道の美祢東ジャンクションから小郡萩道路に入る。そのまま自動車道を終点まで進み、県道28号を北上。秋吉台へ向かう起点の宮の馬場交差点を通過し、右にお地蔵様が見えてくれば、その先に鯨ヶ岳を眺めることができる。

麓から眺める鯨ヶ岳 山中峠登山口(写真をクリックで別角度)

 まもなく山中峠へ到着、峠を越えた先の右側に鯨ヶ岳の登山口案内が置かれている。登山口の向かい側の広くなっている場所に駐車し、登山を開始。赤郷地区振興会により設置された登山口の案内に従い山道に入る。

植林帯の下を進む 最初の鉄塔(112番)下から桂木山

 登山道は中電の巡視路になっており、よく踏まれている印象を受ける。すぐに植林帯の中に入り、墓所を過ごした先で、最初の鉄塔(112番鉄塔)に出る。ここで進路は右方向へ変わり、山腹につけられた道を進むと、間もなく前方に伐採地が現れる。

伐採地を過ごす 二番目(111番)の鉄塔手前は伐採地

 伐採地を眺めながら進んでいると、進路は右方向へ変わり、高度を上げながら植林帯の下を進む。この植林帯が切れると同時に、目の前には明るい伐採地が現れる。二番目の鉄塔(111番鉄塔)へ向かって坂を登り、背後を振り返れば桂木山が美しい山容を見せている。この二番目の鉄塔手前から眺める桂木山の展望は、美しい以外の言葉が見つからない。

伐採地から眺める桂木山 遊歩道のような道

 しばらく翼を広げたような桂木山とその稜線を眺めて111番鉄塔を通過する。鉄塔先にはまるで遊歩道のような平坦な道が続いており、穏やかな春の日に、こんなにも快適な登山道を歩けることに感謝する。

ピークで進路は右方向へ変わる 三番目(110番)の鉄塔を通過

 すぐに現れる坂を登り切れば、進路は右方向へ変わり次のピークへ着く。ピークからは南方向へ進路が変わり、前方には3番目の鉄塔(110番鉄塔)が目線の先にそびえている。ピークからいったん坂を下って登り返せば、110番鉄塔へ到着、送電線は西の桂木山方面へ向かって延びている。

岩の横を抜ける 三角錐の鯨ヶ岳

 鉄塔を通過して坂を下り、左に巡視路を見送って目の前に続く坂へ向かう。ピークへ着けば進路は右方向へ変わり、大岩の目立つ場所を過ごすと、前方に鯨ヶ岳の山頂が見えてくる。わずかなアップダウンの後、いよいよ山頂へ向かう急登へ向かう。

ロープを補助に急坂を登る 山頂には祠のような岩が並ぶ

 最初は緩やかな坂だが、登るにつれて傾斜が増し、最後は補助のロープを使って一気に高度を上げる。やがて岩が目立ち始めると、三等三角点の置かれた鯨ヶ岳の山頂へ着く。岩の横には馬酔木の花が咲いており、岩上に立つと西に桂木山、その左に如意岳、更に花尾山と続いている。

鯨ヶ岳の山頂風景

 また、桂木山の右奥には天井山に権現山と名峰が一望だが、Pm2.5の影響により少し霞んでいる。前回も感じたことだが、鯨ヶ岳の山頂の岩は、自然の祠のような形をしており、山頂にいるだけで、身も心も清められるような気がする。のんびり山頂で展望を眺めた後、下山を開始した。

 下山途中の2番目の鉄塔(111番)下から眺める桂木山はとても美しい。ちょうどお昼になったので、伐採された木に腰掛けて昼食を採る。美しい展望を肴にいただく昼食は、ここまで来た者にしか味わうことのできない贅沢な味がする。

麓から眺める鯨ヶ岳

伐採地から桂木山

鯨ヶ岳山頂の岩

山頂から桂木山

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県萩市 鯨ヶ岳 登山口付近のMAP

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