堅田城山(かただじょうやま)山口県美祢市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2013年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2013年2月11日 別府弁天池駐車場 →0:30→ 峠 →0:12→ 脇城跡 →0:13→ 堅田城山山頂 →0:13→ 脇城跡 →0:12→ 峠 →0:20→ 別府弁天池駐車場 全歩行時間 1時間40分 山口県美祢市の山歩き、嘉万の沢差城山の登山口を出発、次は堅田の城山へ向かう。登山口の別府弁天池へ向かう起点を山口県立美祢高等学校付近とすれば、左に厚東川の流れを眺めながら、高校の前を走る県道31号を長門方向へ進む。 やがて嘉万地区に入り、美祢高校から約5.5km付近に現れる門村交差点を確認し、左折する。この付近には別府弁天池への案内が掲示されているので、この先より案内に従い進めば、迷うことなく別府弁天池へ着く。
名水百選の弁天池は、毎秒186リットル、毎分11トンの水が湧き出している。この地に伝わる伝説によれば、昔この地方を開拓したが、水に困り諏訪大明神に祈ったところ、「弁財天をまつり青竹をつえに水をたずねよ」というお告げを受けて、間もなく清らかな水が発見され、弁天池となったとのこと。この水を飲用する事で、長寿が保たれ財宝が授かると言い伝えられている。
弁天池の広い駐車場に車を置いて登山を開始、まずは厳島神社へ参拝する。神社手前の池は鮮やかなコバルトブルー、恐ろしいほどに澄んだ美しい色である。厳島神社は安芸の宮島より御祭神を勧請し、社を建立、水の守護神とされている。
神社を出発、林道に入り梨園を左右に眺めながら進む。この地方特産の秋芳梨はとても美味しい事を思い出す。梨園の途中で「梨下村塾」の案内を確認、近くの小学生が秋芳梨の栽培活動を通して勤労の尊さ、生産の喜びを体験し、郷土を愛する心を持つよう体験学習が行われていると案内されている。
梨園を過ごせば、杉の林帯帯の下を進む。間もなく左に分岐を見るがかまわず直進、この先で右に堰堤を過ごす。快適な道を進むと林道終点へ到着、右奥の谷へ続く道に入る。この先より倒木などもあるので慎重に迂回しながら進む。
周囲には苔むした岩が日差しを受け、とても良い感じである。明るい日差しを受けた植林帯を進むと、右への分岐を見るが、構わず植林帯を直進する。間もなく前方に竹林が現れ、少しの坂を登れば峠へ到着した。
この峠を左折し、尾根道を辿るのだが、尾根道にはイバラがはびこり慎重に迂回しないと身体を痛める。足下には倒木等も転がり、快適にとは言えないが、着実に高度を上げる。
ふと北西方向を眺めると、花尾山の山頂部に明るいカヤトの原が見えている。これの風景は木の間越しでも美しい。一方目の前にはシダのヤブが見えてきたので右側へ迂回、この先で少しの坂を登れば、地積図根三角点の置かれた場所へ到着した。
背後を振り返れば、如意ヶ岳と桂木山が仲良く並んでおり、これは美しい風景である。さて、目の前のシダを乗り越えると、この先には嘘のように快適な道が続いている。
今までの苦労が報われたような快適な道をわずかに進むと、堅田城跡の案内の置かれた脇城へ到着した。平坦な脇城跡からは周囲に展望を得ることはできない。小休止の後、本城を目指して道なりにわずかに下って登り返す。
時折現れる倒木を乗り越えるが、最初頃のヤブに比べれば、全く苦労はない。白い岩の立つ場所を通過、地積調査の杭を足下に過ごしながら快適に高度を上げる。やがて進路は少し右へ向き、なにかひっかいたような傷跡の木を過ごす。
このポイントは、帰路に誤って直進しないよう、目印を置いておくと良い。やがて平坦な城山山頂へ到着。枯松付近に置かれた朽ちた木が堅田城跡の案内だったのだろう。明るい山頂にて周囲を観察するが、木々の背が高く、向かいに山頂部の削られた山を見る程度である。
小休止の後、山頂を出発、先ほど注意した左方向への分岐さえ気をつければ、下山に何の障害もない。但し、地積図根三角点から先は、再びヤブに悩まされた。それでも峠まで下れば大丈夫、そのまま登山口の弁天池まで帰り着いた。 別府弁天池 花尾山 脇城 堅田城山 前の山 沢差城山 を見る 次の山 十南台 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県美祢市 堅田城山 登山口付近のMAP |