笠置山(かさぎやま)福岡県宮若市 | ||||||||||||||||||||
トップに戻る 2014年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2014年12月14日 千石公民館 →0:30→ 尾根出合 →0:40→ 山頂 →0:30→ 千石公民館 全歩行時間 1時間40分 天気が心配だったが、万一雨の場合は登山口探しをすることにして福岡県の山へ向かう。当日はとても寒い日で、中国自動車道の鹿野インターから東は冬用タイヤ規制、但し九州方面については何も規制が無かった。
本日最初に向かう山は笠置山で、登山口は千石公民館付近。この公民館へ向かうには、宮若市内から県道30号を飯塚市へ向かって進み、千石峡入口バス停先の交差点を右折すると、県道471号に入る。この県道を力丸ダム方面へ進めば、右側に登山口の千石公民館を見つける。 宮若市消防団第一分団第三部消防格納庫と千石公民館 この付近には地中33mより地表まで、自然の力で吹き出ている自然水の「千石自噴水」があり、登山前においしい水を仕入れることができる。さて、笠置公民館の少し西側の道路沿いに広い場所があったので、車を置いて登山を開始した。ところが、公民館へ向かって歩いていれば、公民館の少し西側にお堂が建っており、この付近にも数台の車がおけることが判った。
左に宮若市消防団第一分団第三部消防格納庫と千石公民館を過ごし、右側に大山祇神社の大鳥居を眺める。ここで右側に注意していると、交差点右側のカープミラー付近に「笠置山登山口」の案内が立っている。この案内に従い分岐を右折し登山道に入る。
舗装道はすぐに未舗装道へ変わり、右に再奥の民家を過ごす。足下は広い作業道に変わり、右下には沢が流れ、竹林帯の中に入る。分岐のある場所には「笠置山山道」の案内が置かれているので、安心して歩を進める。 岩や石の多い道を進んでいると、崩落などにより歩くスペースの狭い場所もあるが、総じて歩きやすい道が続いている。やがて左に堰堤を過ごし、竹林の中を進むと、進路は左方向へ変わるが、ここにも案内表示があるので安心である。 わずかに坂を下り、涸沢を横切り、斜め左方向の山腹につけられた竹林帯に入る。大きなジグザグを描きながら高度を上げ、坂の傾斜が緩まると周囲の植生は自然林に代わっている。「笠置山山道」の案内に従って尾根へ進み、やがて尾根道へ着けば、進路を右へ採る。 ここで注意点だが、尾根へ着いた際に山頂への進路表示が見当たらない。従って、地図を持っていないと進路に戸惑うかもしれない。さて、手製の「千石へ15分」の案内を確認して進路を右へ採れば、広く快適な尾根道が続く。 しばらく尾根道を進んでいると、坂の傾斜がきつくなり、足下に岩の目立つ場所を過ごす。ゆっくり歩いていても着実に高度は上がっている。ここで少し進路は左へ向き、背後に展望広がる場所へ着くと、見えてくるのは北九州の名峰の福智山である。本登山中初めて眺める展望に、これまでの疲れも取れるようだ。 眼下に採石場を眺めて登山を再開、わずかに急傾斜を踏ん張ると、今度は左側に尾根を見ながら山腹につけられた道を進む。間もなく「幸袋方面・笠置橋」より続く尾根道を左に合わせ、緩やかな傾斜の尾根道が続く。
すぐに尾根を横切るように人工的に掘られた場所を通過、これが馬落としの遺構だろうか。馬落としの先から振り返れば、その傾斜がよくわかる。ロープの渡された急斜面を登り切り、少し広くなった場所は左側から巻くように上の段へ取り付く。間もなく広場へ着き、広場の先には祠が祀られていた。 祠の祀られた広場 側面には宮田村中と彫られ、反対側には享保15(1730)庚戌天、11月吉日、奉寄進と彫られていた。祠の後からは木の間越しの展望で、遠くまで見晴らすことはできない。祠の置かれた広場を眺め、山頂へ向かって一旦坂を下る。 広く平坦な尾根道を進み、最後に少しの傾斜を登れば、細長く平坦な笠置山の山頂へ到着した。山頂では大勢の登山者が休憩を取っており、皆さんキャンプ場方面から登られたそうだ。 福智山、牛斬山、香春岳、障子ヶ岳、鷹ノ巣山、英彦山(クリックで拡大) 山頂からは北を除く方面の展望が広がり、北東から福智山、牛斬山、香春岳、障子ヶ岳、少し霞みがちだが鷹ノ巣山に英彦山、馬見山、屏山、古処山と続き、大根地山に三郡山、西に見えているのは犬鳴山だろうか。 展望広がる山頂から今まで登った山を探すのは楽しい作業である。山頂にいたグループのTさんより周囲の山々についての情報をお聞きした。その後このグループが山頂を出発したので、急に山頂は静かになった。無人の山頂で小休止の後、下山を開始。元来た道を引き返し、登山口まで下り立った。 祠と広場 山頂 展望 前の山 四王寺山・大城山 を見る 次の山 龍王山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 福岡県宮若市 笠置山 登山口付近のMAP |