烏山(からすやま)山口県美祢市豊田前 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2013年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2013年3月16日 登山口 →0:30→ 峠 →0:35→ 笠頭山 →0:13→ 山頂 →0:10→ 笠頭山 →0:52→ 登山口 全歩行時間 2時間20分
山口県美祢市の山歩き、本日は豊田前にそびえる烏山へ向かう。登山口への起点は美祢市立豊田前小学校で、美祢市の中心街から国道435号を道なりに西へ進み、美祢社会復帰センター先の麻生交差点を左折すればすぐに豊田前小学校へ着く。
烏山の登山口へは小学校前の県道267号を600m余り南下し、下河内バス停付近の分岐を左折する。右にゴミステーションが見えてくれば分岐を右折、そのまま道なりに奥へ進み、民家先の広くなったところが登山口である。
烏山へは左側の林道へ向かう。林道入口には獣除けのトタン板が渡してあるので跨いで越える。ふと民家の後側を見ると祠が祀られているので、登山の無事を祈願する。左に小川を見ながら広い作業道を奥へ向かって進むと、間もなくシイタケの栽培地を過ごす。
植林帯の下に続く作業道歩きが続くが、周囲に気をつけてみると、石組みの多いことに気づく。この付近は昔耕作地だったのかも知れない。車の回転場のように広くなった場所を抜ければ、古びた火の用心の案内が木に掛けてある。この先より進路はわずかに左方向へ変わり、作業道は細くなって荒れ始める。
右側に平坦な湿地帯を過ごし、石組みを観賞しながら進む。それにしても、立派な石組みが多い。やがて倒木などにより歩きにくい箇所も出てくるが、大した障害ではない。歩きやすい場所を選びながら緩やかな傾斜の道を進むと、足下に美祢市の白杭を見つけた。なお、この先より美祢市の杭を見ることが多くなる。
やがて周囲の刈り払われた峠へ到着するので右折する。木々の間に続く踏み跡と古い切り開きを確認しながら坂に向かう。登るに連れ坂の傾斜はきつくなり、まるで犬鳴山の坂を彷彿とさせるような急傾斜となる。ただし、この烏山では周囲に手がかりの木があるので大丈夫。
坂の傾斜が緩めば平坦な尾根道歩きとなる。この急傾斜中、展望としては右に鉄塔が見える程度で、アクセントとしては中間地点で露出した岩を見る。尾根道上で村有林の石杭を過ごせば倒木などにより進路が塞がれる。左右に歩きやすい場所を見つけながら進むため、この付近から目印をつけながら進むと良い。
少しの坂を下り、鞍部で美祢市の杭を見て再び登り返す。この先も倒木などにより進路を塞がれるので、障害物競走のように迂回しながら進む。周囲は広く平坦でもあり、この付近まで来ると、もう目印無しでは帰路を見つけるのは困難と思われる。時折現れる美祢市の杭に、道を誤っていないという安心感をもらいながら確実に尾根に沿って南西方向へ進む。
やがて美祢市の杭とこの杭の後に倒れた村林の石杭を見つけた。この地点が笠頭山の山頂と思われる。ここで明確な道は左右に分かれるので右折する。そのまま進むと倒木がひどいので、私は左方向へ迂回しながら進んだ。少し大げさに迂回したため、烏山へ向かう尾根を過ごしてしまった。
山腹につけられた道を北へ向かって辿り、烏山へ向かう尾根道へ着く。ところが山頂へ向かう道はヤブ状態なので、正しい登山道が見つからない。そこで歩きやすい場所を選んで山頂を目指すことにした。 烏山へは右方向から取り付き易い場所を選んで直登する まず山腹の右側へ向かい、疎林の中に歩きやすい場所を見つけ、一気に高度を上げる。周囲には手がかりの木があるので簡単に高度を上げることができる。やがて木々の下に置かれた三等三角点の下に着く。但し、少し身動きするにも大変な苦労を強いられる山頂で、ほんの3m先にある三角点へ着くのにも時間がかかる。
三角点周囲からの展望はなく、正しい登山道と思われる方向にも木々が茂っていた。小休止の後、来た道を引き返し笠頭山に置かれた石杭の場所まで戻り、下山を開始する。
烏山の山頂風景 登山口付近にて農作業中の方に、烏山についてお聞きすると、昔、山仕事のため数人で烏山へ登って作業をした際、その中の一人が早めに下山をすることになった。ところが、その人は道に迷い、暗くなるまで帰らなかったとのこと。また、反対側の草井川まで迷って下りる人も多いとのこと。確かに笠頭山付近は尾根が平坦で、迷いやすい所だった。 麓から眺める烏山 石組 「村林」石杭 烏山山頂 前の山 菩提寺山 を見る 次の山 麻生山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県美祢市豊田前 烏山 登山口付近のMAP |