城山(しろやま) 山口県岩国市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ロープウェイ山麓駅 →0:10→ 城山登山道入口 →0:25→ ロープウェイ山頂駅 →0:05→ 岩国城 →0:15→ 護館神 →0:12→ 展望台 →0:02→ 城山三角点→0:18→ 展望台登山口 →0:08→ ロープウェイ山麓駅 全歩行時間 1時間35分 昨日の雨により空気が澄み、久し振りにスッキリした青空が広がっている。来週岩国寿司を食べる予定があるので、店の下見を兼ねて岩国城山に登る事にした。柳井から玖珂方面に向かい、欽明路バイパスを進む。川西交差点を左折し、錦川に架かる臥龍橋を渡り、目指す岩国寿司のお店を確認。
錦城橋を渡り、ロープウェイの山麓駅に向かう。途中で佐々木小次郎像と満開の梅を眺め、すぐにロープウェイ側の駐車場に車を置いて出発する。周辺に沢山の観光客がいる事にびっくり、白蛇の観覧所を過ごし「日本の歴史公園百選」の吉香公園を進む。噴水の場所では初夏を思わせるような日射しの中を子供達が走り回っていた。 吉香公園 公園を過ごして六角亭の標識を目印に進み、紅葉谷公園に入る。なお、公園手前にも駐車場があるので、この付近に車を置く事ができる。永興寺、洞泉寺、梅ヶ枝薬師を過ごし、韓国から到来したと言われる六角亭を眺める。ここまでハイペースで歩いたため小休止、岩国出身の作家宇野千代の「おはんの碑」まで引き返す。
小休止の後、城山登山道に向かう。右にユースホステルを過ごし、舗装された遊歩道を進んで行く。周囲はとても明るく、沢山の人がこの登山道を登ったり下りたりしている。真っ直ぐ進んでいた遊歩道は途中で右に向き、休憩所等も途中に配置されているので、ゆっくりと歩く事ができそうだ。また、二つめの休憩所からは眼下の展望を眺めることができた。
木の間越しに錦帯橋を眺め、少し進むと左手には清水が湧き出している。ここには小さな鹿威も設置されており、眺めているだけで楽しくなる。木漏れ日の射す明るい道を進むと、間もなくロープウェイ山頂駅に到着した。紅葉谷の入口からは約25分の行程である。
山頂駅の手前にはからくり時計が設置されており、この時期には15分ごとに童謡が演奏されている。山頂駅の横からは眼下に素晴らし展望が広がっており、錦帯橋や錦川の展望を眺める。展望を満喫した後、岩国城の天守閣に向かう事にした。 山頂駅から眼下に広がる展望 山頂駅から岩国城までは300m、徒歩5分の行程で、右の道と左の道が用意されており、左の道は広い道、右の道は山道である。私は右の狭い山道を採ったが、すぐに二つの道は途中でくっついた。この先からは再び道が分かれ、左の道は平坦路、右の道は階段道となる。この分岐も右の道を採ると、すぐ左手に石垣が現れた。
更に進んで行くと階段道となり、その先の分岐を左に採り、木製階段を登ると天守閣の下に着いた。青空の下、天守閣が美しく、沢山の人が記念撮影をしていた。さすが日本百名城に選ばれた事だけあり、とても美しい城である。また、この付近には沢山の桜の木が植えられており、4月初旬には大勢の花見客で賑わいそうだ。
快晴の岩国城の風景 お城の説明板を眺めているとこのお城は昭和37年3月に竣工したもので、今年で46年を迎えた事になる。周辺を散策した後、今度は広い道を下りて行く事にする。大釣井(おおつるい)の場所を過ごし、すぐにロープウェイの山頂駅に到着、からくり時計の演奏を観賞したので遊歩道に向かう事にした。
「護館神約1km・下山道」の標識に従い、広く平坦な道を進んで行く。途中にはベンチも設置してあり、疲れたときには休憩もできるようだ。木漏れ日の下、快適な散歩を続けていると中国セルラー・ソフトバンク・ドコモ・NHKの電波塔を過ごし、間もなく護館神の大鳥居に到着した。
急な階段を登って行くと鳥居の後に護館神の社が立ち、その後には大きな岩が聳えている。説明板によると、岩国城の石垣は、その南西山並みに設けられた石切場から運ばれたものであり、天明3年(1783)2月17日に石切場跡に天狗堂が建立され、護館神が祀られたそうだ。護館神と大岩の前に立つと、神聖な場所に立っていると気がする。 護館神と大岩 護館神から引き返し、遊歩道歩きを続ける。すぐに道は細くなり、護館神から続いている大岩の場所を越える。この先に1ヶ所岩国市街を見下ろす展望地があるので久し振りの展望を楽しむ。右手に岩国城と展望台の標柱を過ごすと散歩道は終了、この先からはいよいよハイキングの再開である。
左右に綺麗なシダを見送りながら坂道を登り、斜度が緩んで平坦な道になるとすぐ目の前に展望が開ける。この場所が展望台だ。眼下には岩国市街・工場群・米軍基地と瀬戸内海の展望が広がり素晴らしい休憩場所になっている。
展望台から眼下の展望 ベンチに座り小休止の後、三角点に向かって進んで行く。奥に向かうと御庄(45分)へと続く道を左に過ごし、TYSのアンテナ施設先の道の横にぽつんと三角点が立っている。この先にはKRYのアンテナなどが立っており、周囲の展望は木の間越しである。
展望台まで戻り、眼下の展望を再度楽しむ。なお、展望台横には「岩国城まで45分」の標識が立っていた。ここで急用が入り、急いで下山を開始する。急な斜面を駆け下りて1度ヒヤリ、その後は慎重に駆け足で下りる。「展望台」の標柱の立つ分岐は右に採り、更に下りると周囲に石仏の多い場所を過ごす。 石仏の場所を過ごす 前回登った際、この石仏群はあまり印象に残っておらず、今回は新鮮な気持ちで石仏を眺める。石仏の場所を過ごすと急なジグザグ道を下りて行き、この途中で錦帯橋を見晴らす展望地に着く。この場所からは前回と同様素晴らしい展望が広がっている。 錦帯橋の展望地 展望を確認した後、更に駆け足で下りて行き、すぐに展望台登山口に到着、舗装路を駆け足で駐車地まで戻った。この周辺では間もなく桜の花が満開となり、素晴らしいお花見を楽しむ事ができそうだ。ただ、今回のように一周回りで歩く際には紅葉谷公園の駐車場に置いた方が良かった、これが唯一の反省点。
吉香公園 六角亭 錦帯橋 岩国城 再び錦帯橋
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岩国 城山 32回目 36座 山口県の100山では22番目 ガイド本 中島篤巳著 山口県の山(発行所 山と渓谷社) 登山口 展望台登山口 登山開始 14:56 山頂到着15:37 下山開始15:42 下山終了17:08 登山時間 0:41 山頂滞在時間 0:05 下山時間 1:26 所要時間数 2:12
本日の午後からの登山は岩国の城山に行くことにした。錦帯橋を岩国城側に渡ると川の流れと同じ方向に歩いて行く。お宮の先のカーブの山側に展望台登山口の道標があり、この階段を登って行く。
周囲には木が生い茂り、ヤブ蚊の大群が待っており、坂も急で最初から息が上がり難渋する。5分も歩くと錦帯橋方面の展望が開けてくるのでほっとする。
シダの道をゆっくりと歩いて行くと登山口から40分程度で展望台に到着する。展望台からは南方面が開けており、岩国基地が広いのにびっくりした。双眼鏡を覗くと飛行機まではっきりと見ることができる。
展望台から少し西方面に歩くとアンテナの下に山頂三角点があった。三角点を後にして、岩国城に向かって行く。途中から見えるのはやはり岩国基地方面である。 岩国城山山頂と山頂三角点
山頂から15分で護館神入口に到着した。護館神は1783年に飢饉・地震・火災などが続き、藩政が乱れたためにお館を護り城山を鎮めるために勧進されたものらしい。
護館神奥の院に参拝し岩国城に向かう。護館神から15分でロープウエイの山頂駅に着き、岩国城まで歩いて行く。今回初めて歩いて岩国城に来たことになり少しうれしい。こうして山にでも登らなければ歩いて岩国城まで歩いて行くことなど考えられなかった。
岩国城 帰りに坂を降りて行くと新緑の紅葉を見ながらの下山となる。また、途中の展望も素晴らしくゆっくりと景色を楽しみながら降りて行く。麓に降りて六角堂や岩国出身の宇野千代の碑などを見学して錦川の袂に降りる。錦川と錦帯橋の景色をしばらく眺め、紅葉の季節にはさぞかしこの一帯は綺麗だろうなと思いながら登山口まで戻った。
錦帯橋
展望台から岩国基地
岩国城
岩国城に向かう途中の展望
ロープウエイ山上駅からの展望
下山途中の展望 前の山 恐羅漢山・旧羅漢山 を見る 次の山 羅漢山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 岩国城山 登山口付近のMAP |