トップに戻る 2023年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
高架下に続く道を南西方向へ800m進むと右に広いところがあり、車を置いて登山を開始する。約150m引き返し、高架下に30・21と表示された場所を過ごすと左へ続く道に出会うので分岐を左折、北東に岩熊山の山頂が見えてくる。
山頂左側に大岩が見えており、この上に立てば展望が得られそうだ。民家前を過ごして右折、右にソーラー発電の施設を過ごし次の分岐を左折する。そのまま道なりに進むと前方に山口宇部道路の高架橋が見えてきた。
すぐに溜池の手前に着き、少し右へ移動し溜池の中に続く道に入る。溜池越しに見える岩熊山はとても良い形をしている。岩熊山目指して溜池沿いの道を進む。右に作業小屋を過ごせば次の溜池が現れ岩熊山が近くなる。
廃屋まで引き返し北へ続く道をとる。目印テープは一旦奧へ進み右方向へ折り返していたが、シダが見えたので少し手前から折り返す道に入った。そのまま道なりに進んでも良いのだろうが、やはりシダが多く見えたのでシダの少ない場所から急登に取り付いた。
ところが前方にはシダが多く、この山ではシダは避けて通れないことが理解できた。これから先は尾根道を進み、シダとの格闘を続けることにした。シダの間を進むと右に鳥居が建っていた。この鳥居は眺めるだけで、道なりに左側へ進むと岩の上に建つ大師像に出会った。この大師像は道案内をしてくれるのかも知れない。
背後に樹間越しの展望を眺めてシダの中を進むと、今度はトタン製の鳥居の下を潜る。潜った先の左には木製の祠が2基祀られていた。前方上に岩熊山の展望岩を眺め、北へ向かって歩き難いシダの道を辿る。
緩やかに高度が上がるので普通の登山であれば大した負荷はかからないが、この山ではシダが身体にまとわりつき、安定をとるのに苦労する。しかもシダの高さが肩の高さ程度あり、唯一助かるのは前方に進路を確認できること。津々良ヶ岳クラスになれば背丈以上なので、進行方向が全く分からずしかも動くことができないくらいびっしりシダが茂っていたが、ここでは踏み跡が続き、方向を間違える事はない。
右に下るような分岐を過ごし、更に進むと進路は北に変わり、シダの中に飛び込む感じて一気に高度を上げる。シダの先に大岩が現れたので一安心、更に先へ向かうと麓から見えていた巨岩に着いた。
広い岩上に立てば足下に地籍図根三角点の標識が打ち込まれていた。岩上からは絶景が広がり、左に大海山、右へ向かって相原山、経納山、藤尾山の先に兜山、きららドームの横に日ノ山、更に宇部市の霜降岳まで眺めることができた。全体的には霞みがちの展望だが素晴らしい展望に満足である。
岩上から下りてシダを分け、高みを目指せばまずコンクリート造りの祠が現れたが、中には何も祀られていないようだ。その先には平坦な広場が続き、大木の下には倒壊した建物がそのままの形で残っており、更に奥へ向かってみるとシダの中に大岩が座っていた。
周囲にも岩が多く、展望を求めて散策してみたが全体的に樹間越しの展望で、新山口付近を遠望することしかできなかった。時刻は昼に差し掛かったので展望岩へ戻り下山を開始した。
元来た道を引き返したのだが、登山時に足下を踏み固めていたため格段に歩きやすくなっていた。難なく大師像の横を通過、廃屋を過ごして駐車地まで引き返すことができた。振り返って眺める展望岩がとても大きく見えた。
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