トップに戻る 2022年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
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交差点から約5km進むと犬鳴の滝の案内があるので分岐を左折、この先の自然道場ふれあい館前の駐車場に車を置き、入口にある犬鳴の滝などの案内を眺めて登山を開始する。
広い道を進むと右に石垣で囲まれた光明寺跡が現れる。下山時にはこの広場に戻ってくることになり、右上から遊歩道が下りてきているのが見える。周囲を眺めると木々に説明板があり、遊歩道を散策しながら木々の名前を学習することもできるようだ。
橋を渡れば右側に竜宮淵と案内されており、左には種田山頭火の句碑が置かれれていた。「分け入れば水音」と書かれており、山頭火の自筆である。側にはエビネ園もあるのだが真冬なので咲いていない。
沢沿いに続く道を辿り、瞑(くらが)りの淵のを眺め、更に進むと小滝を過ごす。この上には鉱脈試掘跡が残っており、むかし一攫千金を夢みた鉱山師らがこの付近の岩場を試掘した跡が数ヶ所に渡って見られるそうだ。
この上にはステンレスの支柱と手摺りの鎖が渡されている。足下が不安定なので手摺りを補助に高度を上げる。「キケン」の案内が多いので慎重に進むと一旦ピークを越え、河原に出ると前方に滝が見えている。これは夫婦滝の一部である。
小石の多い遊歩道を辿り、高度を上げれば眼下に滝を見下ろす。これが先ほど見えていた夫婦滝で、上から見下ろすと二筋の滝である事が解る。
遊歩道を道なりに進み大岩を左に見た先で小さな滝が蛇行しながら流れていた。これはまさに曲水の滝で、感動的な滝である。曲水の滝を過ごせば木橋を渡り、この先から沢を離れる。
横木の渡された遊歩道を折り返しながら高度を上げれば、県道334号引谷篠目線に出る。ここで遊歩道に戻り、南へ向かってわずかに高度を上げると平坦な犬鳴山の山頂に着く。
山頂からは南東に狗留孫山がそびえ、左には土田ヶ岳、千石岳と続いている。残念ながら真田ヶ岳、蕎麦ヶ岳などは樹間越しだが展望を確認できたことで満足である。
下山は遊歩道を下るが、坂の傾斜が急であり、落葉と砂利により滑りやすいので要注意。これも慎重に下れば大丈夫で、問題なく光明寺の広場に下り立ち、登山口まで引き返した。
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