トップに戻る 2022年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
新町交差点から5km進み藪台バス停先の分岐を右折、四十八瀬川沿いを1.5km進むと、カーブミラーの先に榾木山の登山口、「観音の滝」の案内が立っている。この付近に数台の駐車スペースがあるので車を置いて登山を開始した。
観音の滝へ150mの案内を見て橋を渡る。植林帯の下に続く道は遊歩道と言うよりは登山道と言う感じで、坂の傾斜もあり、慎重に歩を進める。すぐに観音の滝の案内に着き少し坂を下ると滑滝が穏やかな流れを見せている。
登山道に戻り観音の滝を見下ろしながら進むと、滝の上部で右に大岩を見る。大岩の先で右岸から沢を渡り左岸の上に続く道に入る。右下に滑り落ちそうな傾斜が続くので慎重に進むと植林帯に着く。
まるで作業道のような道を辿るとやがて沢を渡り、わずかに進むと榾木山への案内が掲示されていた。この案内で道を間違えていないことを確認、植林帯の下を更に進む。
先人の目印が定期的に続いているので進行方向を間違える心配は無く、登山の状態としてはただ歩くだけなので気楽である。やがて炭焼き跡へ到着、本登山道に唯一の人工物に出会う。規則的に配置された石組みを眺めて往事の生活に思いを馳せる。
さて、炭焼き窯跡を通過し植林帯の下を進む。高度を上げるに連れ坂の傾斜が増す。この傾斜を楽しみながら登っていたが、ふと背後を振り返ればその角度に驚愕。身の危険を感じるほどの急斜面にひるみ、直登を中止し右側の自然林の中に迂回した。
この先からは木をつかみながら急斜面へ立ち向かい、難なく尾根へ着いた。こんな事なら早い内に右側の樹林に入り、木々を使って登れば良かった。無駄な力を使ったことを悔やむ。
尾根には「小郡桜・前畑」への下山案内等が掲示されており、快適な道が山頂に向かって続いている。北東へ続く道を辿ればすぐに三等三角点と山頂標識の置かれた榾木山へ着いた。
山頂部は平坦で数人が座れるスペースがあり、山頂の案内によれば桂ヶ岳へ2時間と書かれている。明るい山頂ではあるが、周囲に樹林の背が高く展望は樹間越しである。
小休止の後下山を開始、下山の際には樹林の中に入り、木をつかんで適度なブレーキを掛け、適当なところで植林帯に戻った。下りも倒木などが続くので足下に十分注意した事は言うまでもない。
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