東鳳翩山 ナマナマコース(ひがしほうべんざん)山口県山口市
2004年4月18日の二ツ堂登山口からの往復登山を見る
2011年3月26日のナマナマコースを見る
2020年1月13日 金鶏の滝から山頂を経て国境の碑を経由するコースを見る
2023年5月20日 東鳳翩山凌雲寺コース 下山は丸ヶ岳へ周回登山を見る

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駐車場 →0:10→ 錦鶏の滝 →0:40→ 二つ堂コース分岐 →0:30→ 山頂 →0:25→ 二ツ堂コース分岐

      →0:30→ 二ツ堂コース登山口 →0:20→ 駐車場

全歩行時間 2時間35分

 山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生のご案内による山歩き。今回登るのは、山口県を代表する山の東鳳翩山で、登山時に中島先生が自らルートを開設されたナマナマコースを採り、山頂を踏んだ後、二ツ堂コースを採り下山する。

錦鶏の滝方面へ進む 小川沿いに舗装路を進む

 山口市香山町の瑠璃光寺から県道62号を北へ向かい、上天花町で錦鶏湖を左に過ごす。この先の「錦鶏の滝0.7km」の案内に従い直進方向へ進むと、左側に「錦鶏の滝入口駐車場」が整備されている。駐車場へ車を置き、錦鶏の滝への案内に従い、舗装路を北西方向へ進む。道なりに10分程度進むと、錦鶏の滝の案内が現れるので、コンクリート製の橋を渡る。

コンクリート製の橋を渡る 雄滝方面へ向かう

 この先から未舗装道となり、すぐに雌滝と雄滝の分岐が現れる。なお、右の道を採れば雌滝まで約150mの行程と案内されている。本日は午後からの登山なので、そのまま左の雄滝方面へ向かうと、すぐに大きな滝が現れた。

錦鶏の滝 不動明王

錦鶏の滝(動画)

 これは初めて見る豪快な錦鶏の滝。滝への入口には不動明王が立ち、その先に奥の院が続く。美しい錦鶏の滝をしばらく観賞した後、登山道へ戻り、この先に掛けてある東鳳翩山登山口(ナマナマコース)の案内に従い尾根道へ向かう。

奥の院 ナマナマコースに入る

 山頂までは90分と案内されている看板を過ごし、いきなり急な坂を進む。すぐに山腹につけられた道を進むことになり、木漏れ日の差す明るい道を進む。植林帯の中を進むと、左に堰堤を過ごし、倒木の目立つ場所を迂回する。

明るい道を進む 倒木を迂回

 周囲には美しい滝が多く、とても贅沢な登山コースだ。従って、滝のある場所では思わず足が止まる。ただし、足元は細いので慎重歩行は慎重に。やがて住居跡に着き、立派な石組みを眺める。この住人は山の持ち主の炭焼きを請け負っていたそうだ。

滝が多い 住居跡

 この先で沢を渡り、少し高度を上げると再び立派な石垣を過ごす。眼下に岩屋のような場所を眺めながら、もう少し進むと鉱山跡に着く。洞窟の中を眺めてみると、岩国市の小五郎山登山の際、鉱山跡の最深部で眺めた時と同じような状態だった。

石組み 鉱山跡

 そのまま道なりに進み、岩の多い場所を通過、中島先生より、この付近のルート取りに苦労されたこと等をお聞きしながら進む。植林帯の下だが岩が美しく、思わず足が止まる。植林帯の中は倒木が多く、迂回しながら進み、倒木帯を通過。やがて左方向へ進路を変える。

岩の多い場所 左方向へ進路を変える

 このあたりで、ジグザグに折り返しながら一気に高度を上げ、やがて尾根へ出る。そのまま道なりに西へ向かって進路を採ると、二ツ堂からの登山道と合流、この先は整備された広い遊歩道を山頂に向かって進む。なお、合流点には錦鶏の滝へ40分と案内されていた。

西へ進路を採る 二ツ堂からの登山道と合流

 広く快適な道を進めば、平坦な場所には石と丸太で作られたベンチがあり、休憩するには丁度良いよい場所である。この先から山腹につけられた道を進むと、雪の残る美しい場所を過ごす。間もなく4月だというのに、本日のなごり雪。とても美しい風景なので思わず足が止まる。

雪の残る美しい場所

 やがて坂の傾斜が増し、新しく整備された木の階段などを踏みしめると、休憩所の置かれた広い場所に出る。周囲には雪が積もっており、とてもまぶしい。もうここから山頂までは残り500m、雪の残る階段を登る。

新しく整備された木の階段 雪の残る道

 雪を踏みしめながら階段を登れば、周囲に展望が広がり、とても感動的な風景が広がっている。特にダツヤ山はとても美しい姿をしており、この山に苦労して登った日のことがよみがえる。また、眼下の植林帯に残る雪は、まるで綿帽子のような雰囲気があり、のどかな感じがする。

山頂は間近 ダツヤ山

 雪の残る階段をゆっくり登れば、間もなく山頂へ到着。標高734.2m、岩崎元郎氏の新日本百名山にも選定された東鳳翩山からは、周囲に360度のパノラマが広がっている。本日は少し霞み気味ながら、南に山口市街が一望、西にはアンテナを頂いた西鳳翩山。北西に男岳、北にダツヤ山と聞き慣れた山を眺めることができる。

東鳳翩山山頂 雪の中で

山頂から眺める展望

東鳳翩山の山頂風景(動画)

 山頂には小雪混じりの風が吹き、手がかじかむような真冬の寒さ。記念撮影をした後、すぐに下山を開始する。頭上に明るい日差しが戻れば、体も温かくなり、下山も快適。錦鶏の滝と二ツ堂の分岐は二ツ堂方面を採る。

二ツ堂コースを下る 錦鶏湖

 こちらの道は広く快適な道が続き、錦鶏湖を見下ろす展望地には木のベンチも用意してある。更に下ると、東鳳翩山の山頂を眺める展望地まで用意してあった。登山道は所々新たに整備された場所もあり、とても安全に配慮されている。

快適な道が続く 山頂の見える展望地

 やがて二ツ堂の登山口のある舗装路へ到着。これから先は舗装路歩き、錦鶏湖の側を通り、観音橋を渡って県道62号に出る。この先に石体子安観音があるので、息子夫婦の安産祈願。その後、県道に戻り駐車場へ到着、東鳳翩山登山は、とても自然にあふれている。

二ツ堂コース登山口 石体子安観音へ参拝

不動明王

錦鶏の滝(雄滝)

奥の院

小滝

雪の残る道

東鳳翩山山頂

ダツヤ山

西鳳翩山

錦鶏湖と山口市街

 前の山 高倉山 を見る

 次の山 三ヶ岳 大谷コース・割石コース を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 東鳳翩山 登山口付近のMAP

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