比婆山(ひばやま)島根県安来市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010年5月4日 堰堤前登山口 →0:20→ 比婆山久米神社 →0:15→ 堰堤前登山口 全歩行時間 0時間35分 比婆山へ向けて朝来た道を引き返す。広瀬町まで戻り、能義大橋を渡り、そのまま道なりに進む。大塚町付近まで来ると周囲に「ゲゲゲの女房」の案内が立っており、このあたりが現在NHKの朝の連続ドラマで放映されている、水木しげる夫人の出身地のようである。
伯太川沿いに南へ進み、横屋地区に着くと古事記の霊峰比婆山の案内が立っていた。また、手書きの「古事記由来 比婆山略記」など比婆山に関する説明が詳細に記されている。この先から西へ進み、横屋地区からの登山道を確認すると、登山口の案内標識が置かれており、この登山口から山頂の久米神社までは1070mと案内されている。
再び伯太川手前まで戻り、比婆山久米神社の下の宮へ参拝した。ここにも比婆山略記の案内があり、比婆山(標高320m)は古事記に「かれ神さりましし伊邪那美の神は出雲の国と伯伎(ははき)の国との境なる比婆之山に葬(かぐ)しまつりき」とあり、国生みの女神、伊邪那美命が葬られた処で、山頂には御神陵と安産、子授け、子育ての久米神社があり、遠く能義平野、大山、島根半島まで眺望でき、また珍しい玉抱石やこの山にしか自生していない島根県の天然記念物である陰陽竹の群生地がある事などが案内されていた。
比婆山久米神社の下の宮を散策後、伯太川に沿って更に南へ向かう。右に妙見峰方面を眺めながら進むと、久才地区に着き、比婆山入口の案内に従い右の道へ入る。分岐には霊峰比婆山の石碑と標柱が立ち、先程眺めた比婆山略記も掲示されている。
舗装路を道なりに進み、鳥居を見て左の分岐に入る。そのままコンクリート舗装の道を進むと、堰堤の手前で道が切れているので空き地に車を置き登山を開始する。
堰堤手前まで行くと、右に手摺りの施された舗装路が続いているので坂を登る。背後には展望も広がっているが、春霞の中なので、遠くまで見晴らすことはできない。すぐに舗装が切れると、山頂まで430mの指導標が現れる。
杉の植林帯の下、整備された丸太の階段が現れるのでゆっくり登る。やがて周囲は自然林に変わり、明るい日射しの中で高度を上げると、山頂まで280mの案内が立っていた。
すぐ右に山本坊跡の案内、大樅の木の案内を過ごし、更に総持坊跡、妙見池などの案内が続く。妙見池へ向かって進むと、妙見峰の案内があり、伊耶那岐社跡への案内も立っていたが、道はヤブ気味なので向かうことは断念した。
元の道に戻り神主住居跡、金剛坊跡を過ごし、八乙女住居跡方面へ向かう。この先には馬繋場跡と桜の馬場跡があるそうで、案内板の横には解説板が置かれていた。間もなく広く平坦な場所に着き、母里藩最後の藩主松平直哉公お手植えの樅、高須坊跡、ちんちん井戸などの案内が続く。
大岩の先には、ここにしか繁殖していない天然記念物の陰陽竹の説明があり、しっかり知識を仕入れておく。少しの傾斜を進むと左右に分岐が現れ、左に向かえば比婆山山頂の久米神社だが、まずは右の社祠峰へ向かう。 天然記念物の陰陽竹と説明板(説明板をクリックすると拡大) すぐに広く平坦な場所に着き、周囲を見まわすと多くの木が植えられており、今はピンクの八重桜が満開でとても美しい。社祠峰の伊耶那岐社跡などの案内を眺めた後、いよいよ比婆山山頂の久米神社へ向かう。
先程の分岐まで引き返し、もう少し西へ向かうと、すぐに久米神社へ到着、更に西には尼子道跡が続いていた。比婆山久米神社へ参拝、ここは伊邪那美大神御神陵、心の落ち着く場所である。
比婆山久米神社 神社の周辺 比婆山久米神社周辺の風景(動画) 神社には参拝用のノートがあるので書き入れる。前日には山口県、その前には横浜から参拝している人がいた。本日はここが最後の山頂、ゆっくり休憩した後、神社を出発する。快適なハイキングコースを下り、登山口の堰堤前に着いた。 これで春の島根県遠征の第一部は無事終了、明日は山口県を代表する登山家二名と一緒に、江津市の甘南備寺山登山を予定している。 比婆山久米神社の下の宮 社祠峰 御陵峰
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