トップに戻る 2022年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:07→ 鋪装道出合 →0:25→ 巡視路入口
登山口へ向かう起点を阿武川温泉とすれば県道67号萩川上線を阿武川沿いに約600m下り、分岐を右折し阿武川に架かる舟戸橋を渡り分岐を右折する。今度は阿武川沿いを上流に向かって約1km進むと橋の先に巡視路入口が見えてくる。この入口の左側に駐車スペースがあるので車を置いて登山を開始する。
中国電力特有のプラスチック階段を少し登るとbR5の標柱を過ごす。植林の中に続く急登だが、この階段は快適に高度が上がる。振り返れば急登である事は当然だが、樹林の中なので問題は無い。
すぐに前方が開けて長門峡線bR5鉄塔下に着く。鉄塔下からの展望は無くすぐに出発。前方と言うよりは上を眺めるといった方が正しく、次のbR4鉄塔へ行くまでが難関の急登である。
通常であればとても登れそうに無い急登だが、安定したプラスチック階段が続いているので、この階段を登りさえすれば大丈夫。とにかく面白いほどに高度が上がる。登りはじめは阿武川さえも見えない状態だったが、高度が上がるにつれ視界が広がり、阿武川だけでなく阿武川温泉やキャンプ場なども見えてくる。
岩肌の露出した場所の歩行は快適で、このまま続けば良いと思うほどだが、やがて階段の周囲にイバラが増えてきた。このイバラは避けたくても進路はプラスチック階段に沿って続いているため避けようが無い。やがて下から見えていたミツバツツジの咲く付近へ到着、ショッキングピンクの美しい花を鑑賞する。
次第にイバラが多くなり、痛い思いをしながら高度を上げれば、背後に阿武川の視界が消え去りbR4鉄塔下に着いた。鉄塔下から周囲に広がる山脈と阿武川の流れを眺めて鉄塔下を出発する。
岩の多い場所を通過、プラスチック階段歩きの先には樹林のトンネルが続いていた。この先で左に道路への下山道が続いているがそのままbR3鉄塔へ続く巡視路を進む。樹林の先でbR鉄塔に着くが展望は望めなかった。
bR3鉄塔を出発し東へ進み、小ピークで進路は北東へ変わる。わずかに鞍部へ下って登り返せばbR2鉄塔の立つ平家山へ着いた。山頂と言っても標識は無く、山頂の雰囲気は無い。
鉄塔下より鉄塔の北側の方が高そうに見えたので樹林の中を散策したが、何も無い。ただし樹林の先に遠くの山脈は眺めることができたので山頂としては満足できる山である。鉄塔下まで戻り、そのまま周回を続ける。
引き続き快適な巡視路を進むと左右の分岐へ着いた。右はbR0鉄塔へ続く巡視路で左は下山道、この分岐が平家山の北峰で四等三角点が置かれていた。これで三角点に出会う目的を達成したのでそのまま左の下山道に入る。
この巡視路を忠実に辿り、無事鋪装道へ着いたが、駐車地までの行程の長いことにようやく気づいた。何も心配のいらない鋪装道を歩いて駐車地まで引き返し、大周回は無事終了した。
前の山 熊ヶ峠山 を見る
次の山 海ヶ峠山 を見る