鳩岡山(はとおかやま)島根県奥出雲町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012年4月5日 登山口 →0:20→ 551mピーク →0:30→ 710mピーク →0:25→ 鳩岡山山頂 →0:45→ 登山口 全歩行時間 2時間 0分 山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生のご案内により、今回は島根県の新しい山、鳩岡山へ向かう。広島県の庄原市から三井野原高原を抜けておろちループへさしかかる。道の駅で小休止の後、横田だんだん市場へ立ち寄り、昼食用の笹寿司を購入。鳩岡山登山の起点、日刀保たたら(財団法人日本美術刀剣保存協会、国選定保存技術、日刀保たたら)を目指す。
JR木次線の出雲横田駅を出発、駅前の交差点を右折し、次の信号の無い交差点を左折して県道107号を北進する。突き当たりのT字路(三ツ分かれ)を右折、そのまま県道107号を道なりに東へ進むと、山の奥入口の分岐へ着く。
この分岐は「安来38km」の案内に従い、道なりに約600m進むと、日刀保たたらへ着く。なお、この施設は、たたらの技術の保存と後継者の養成をしているそうだ。また、この施設の入口には、株式会社安来製作所ワイエスエス、鳥上木炭銑工場のプレートも掛けてある。
さて、この日刀保たたらを登山の起点とすれば、この先左へ続く分岐に入る。右への分岐を過ごし、次に左に肥育センターへの分岐を過ごす。更に北へ向かって進み、左にビニールに覆われた施設を過ごせばT字路へ突き当たる。
この分岐を右折し、すぐに折り返すように左方向へ向かう道が鳩岡山への登山口である。周辺の邪魔にならない場所へ車を置いて登山を開始する。ここに至るまで、鳩岡山への登山口探しをするが、案内が何もないので少々苦労する。近くの肥育センターへ行き、登山口を訪ねると、昔登った人がいたが、最近は居ないことや、堰堤の横を抜けることなどの情報を頂いた。
さて、登山口を出発、背後(南東)には雪の残る船通山が美しく、南西には仏山が少し霞んでいる。未舗装道を少し進むと前方左に堰堤が見えてくる。堰堤を左に過ごし直進し、少し坂を下ると、左右に笹の目立つ道となる。右方向を眺めると、周囲の樹林は伐採されていた。
この先で杉の植林帯の中を抜け、右に見える支尾根へ向かって緩やかに高度を上げる。間もなく支尾根に立ち、自然林の下、更に高度を上げる。周囲には古い目印が残っており、登山道自体はしっかりしている。後日のため、要所に目印を付けながら慎重に進む。
途中に岩の目立つ場所では小休止、なかなか味わい深い道が続いている。標高680mを越えた付近は風の通り道みたいで樹林の背が低く、木の間越しながら東方面を見晴らすことができる。
標高710mピークを越え、少し進むと右には多くの雪が残っている。足下にはまだつぼみのミヤマシキミを眺め、春の遅い奥出雲に居ることを実感する。この先高度差50mの急斜面を一気に登り、標高820mの肩の部分に立つ。もう目の前に山頂は聳えているが、まだ木の間越しである。
足下にイワカガミの群生を眺めながら、更に高度を上げると右側に多くの雪を過ごす。やがて大きな岩を跨いで越え、山頂へ向かって進路を左に採れば、狭くて平坦な鳩岡山の山頂に到着する。 鳩岡山山頂風景 三等三角点の置かれた山頂からは、少し木の間越しになるが、南東から西に向かって展望が開けており、南東に船通山、南に仏山、その奥に吾妻山、西に名峰玉峯山と続くが、本日の展望は、少々霞気味である。
山頂には1本の松が立っているが、残念ながらこの松は立ち枯れている。この松の間から北を眺めると、眼下には安来市西比田の小学校付近が見えている。三角点の横にはイチイの木が育っており、このまま大きくなってくれることを期待する。
鳩岡山の山頂風景 周囲に日差しが戻り、丁度お昼になったので山頂にて豪華昼食を摂る。今回は横田だんだん市で購入した飯田屋の笹寿司。寿司を本物の笹で巻いた逸品である。美味しい笹寿司を頂き下山を開始する。
登る際に時間の掛かった急斜面を一気に下り、それこそあっという間に登山口へ下り立った。麓から山頂の枯松を確認、やはり一旦山頂に立つと麓から簡単に山頂を見つけることができる。 船通山 山頂手前の大岩 鳩岡山山頂 山頂の枯松 鳩岡山 前の山 覚苑寺山 を見る 次の山 くのじ山・磨石山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県奥出雲町 鳩岡山 登山口付近のMAP |