八塔寺山(はちとうじやま)岡山県備前市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2015年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2015年1月25日 公園 →0:30→ 行者堂 →0:05→ 山頂 →0:05→ 行者堂 →0:20→ 皇屋敷跡 →0:10→ 公園 全歩行時間 1時間10分 今年は岡山県の山歩きを続けることにしており、今年最初の岡山遠征二日目は、備前市にそびえる八塔寺山を目指す。山陽自動車道の和気インターを下りて八塔寺の案内に従い進む。最初に向かうのは八塔寺山ふるさと村で、このふるさと村へ向かう起点を備前市吉永町のJR吉永駅とすれば、駅前から北へ続く県道368号を八塔寺川沿いに北上する。 途中に八塔寺川ダムを過ごし、吉永町都留岐地区の卜字路で八塔寺の案内を確認して右折する。この分岐から500m程度進んだ先で今度は八塔寺ふるさと村へ4kmの案内を確認して分岐を左折する。
道なりに進むとやがて八塔寺ふるさと村へ着くが、更に道なりに進み、赤い郵便ポストが特徴的な民俗資料館前を通過、この先で左側へ注意していると、ベンチの置かれた公園が見えてくる。ここに車を置いて八塔寺山への登山を開始する。 北に見えている小さなお堂が八塔寺で、左の建物が高顕寺である。八塔寺へ向かって進み、すぐに山頂へ800mの案内を過ごす。もう少し進むと八塔寺山登山遊歩道の案内が掲示されていた。
案内によれば、八塔寺ふるさと村のすぐ北にそびえる八塔寺山(標高539m)は、備前一の高峰で、山頂からは北に中国山地、南に瀬戸内海と雄大な眺望を楽しむことができる。また、山頂近くには行者堂があり、近くの絶壁に鉄の鎖がつり下げられているなど、この山が修験の地であったことを偲ぶことができるそうだ。 八塔寺の境内に入り、鐘楼などを見学し、お堂に参拝。眼下に広がる風景を眺めて階段を下り、先ほどの登山道入口より出発、進路を西へ採る。右に三重塔跡を過ごし、竹林帯の中に入る。ここで2番石仏を見つける。
この遊歩道は八塔寺八十八箇所巡りの参拝道でもあり、これから山頂まで多くの石仏に出会う事だろう。右に3番を過ごし、 山頂まで550mの案内を眺め、山腹につけられた道を下る。すぐに7番を過ごせば、岩の手前で10番石仏を見る。擬木の階段を辿り、11番、12番と石仏が続く。
13番を過ごしたあたりで坂の傾斜がきつくなり、少し坂を登れば14番を過ごす。15番を過ごせば、山頂まで400m。正面には少し大きめの祠が祀られていた。この手前の左側から登山道は続き、擬木の階段も復活する。
すぐに16番を過ごし、急登を踏ん張れば17番が待っている。周囲の植生が植林帯へ変われば18番、19番を通過、緩やかな傾斜の途中には20番が祀られている。この付近で樹間越しの展望が開けるものの、眼下の展望は霞み気味である。21番を過ごし、 尾根道に入れば、山頂まで150m、もうわずかな距離になってきた。
22番、23番、24番を過ごせば前方に展望の東屋が現れる。東屋の上に立てば、周囲には樹林の背が高い。それでも西には岡山サーキット場が見えており、遠くからエンジン音が聞こえている。本日は何かイベントがあるようだ。この方面以外の展望はやはりあまり望めない。墨絵のような景色を眺めて更に先へ向かう。 東屋の先で25番を通過、更に進めば左に27番と40番、右に41番の石仏を過ごして行者堂前へ到着した。眼下には初めてすっきりした展望が開け、行者堂から南に切れ落ちた岩場にはさび付いた鎖が渡されていた。 眼下に広がる展望は少々逆光気味だが、八塔寺ふるさと村だけはすぐに確認できた。空気が澄んでいれば、瀬戸内海から四国まで見晴らす展望地だが、少し霞がかかっているようだ。小休止の後、山頂へ向かって北へ進む。
緩やかな傾斜の道をのんびり進めば、左に28番を過ごし、この先で分岐を左に採る。37番を過ごし、少と奥まったところに38番を見る。間もなく左右の分岐が現れるが、これは山頂を一周する参拝路なので先に山頂を目指して右道を採る。分岐先で左に28番を過ごし、29番が見えてくれば、この先左側が八塔寺山の山頂である。
三角点の置かれた山頂からは周囲に樹林の背が高く、展望は樹間越しである。ただし、落葉の季節なので、わずかに岡山サーキット場は眺めることができた。このような展望の望めない山頂ではあるが、山頂周囲につけられた参拝道へ進むと木の間越しながら美しい展望を眺めることができる。 山頂先から北の展望(クリックで拡大) 特に30番付近からは満足できる展望が広がり、しばらく休憩を兼ねて景色を眺める。一周回りで参拝道を採れば、31番から先には32番から35番までが岩の目立つ場所に安置されていた。山頂を一周回った後、下山を開始する。
行者堂へ引き返す途中に分岐を左へ採り、38番、39番を過ごせば再び展望広がる行者堂前に着く。眼下に広がる展望は相変わらず霞みがちだが、墨絵のような風景もpm2.5の影響でなければ、まだ趣があるのだが。さて、行者堂前から進路を東へ採り、下山を開始する。 緩やかな傾斜の道をたどり、42番から46番までを過ごす。やがて左側に作業道が現れ、参拝道は左側と案内されていた。なお、この作業道終点から山頂へ100mと案内されている。参拝道への案内に従い、進路を北東へ採り、何も心配の無い作業道を下る。
この途中に47番の案内を過ごし、更に下れば48番を左に見る。この付近には山頂へ450mの案内もあるので、道に迷う心配は無い。緩やかに右方向へカーブを描きながら進めば、山頂へ550mの案内とふるさと村の案内標識の立つ分岐へ着く。右に簡易給水施設浄水場を眺めて道なりに進めば、左に飯森山(城山)の案内が置かれていた。時間の余裕があれば立ち寄りたいところだが、本日は3山を予定しているため断念する。 前方が明るくなれば、左に大きな石碑が現れた。この場所こそが皇屋敷跡で、後鳥羽上皇が隠岐へ配流される際、一夜の露をしのいだ所と伝えられている。屋敷跡には石盤が置かれ、歴史の詳細が記されている。
皇屋敷跡を過ごせば左に溜池が続き、間もなく獣除けの網を潜って日吉神社の鳥居前を過ごす。右に茅葺き屋根の国際交流ヴィラを過ごせば、赤い郵便ポストの目立つ民俗資料館前に着いた。ここで国際交流ヴィラを眺めていると外国人がこちらを向いて手を振っていた。
国際ヴィラから西へ続く風景は、田園に茅葺き屋根の目立つ懐かしいふるさとのような気がした。間もなく登山口の公園まで引き返し、八塔寺山の登山は無事終了した。八塔寺ふるさと村まで引き返し、八塔寺山を眺めていたら、展望広がる行者堂を確認することができた。 ふるさと館越しに八塔寺山 茅葺き屋根の風景 西の展望 行者堂 行者堂前からの展望 山頂 山頂先の展望 前の山 佐伯天神山 を見る 次の山 木野山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 岡山県備前市 八塔寺山 登山口付近のMAP |
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