トップに戻る 2020年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
登山口 →0:05→ 尾根コース分岐 →0:20→ 9番鉄塔 →0:15→ 10番鉄塔
→0:30→ 木のハシゴ →0:10→ 江舟岳 →0:08→ 12番鉄塔
→0:15→ 最初のアルミ橋 →0:15→作業道終点
→0:05→ 作業道分岐 →0:20→ 登山口
全歩行時間 2時間25分
県道を道なりに進むと萩市に入り、国道から約8km進むと野戸呂地区へ着く。この分岐は江舟の案内を確認して左折、約4km進むと江舟集落の丁字路へ着く。丁字路の正面左は江舟地区の集会所になっている。この分岐を萩、長門峡の案内に従い右折する。
分岐から800m程度進むとオレンジ色のガードレールの架かる橋があり、この手前左側が江舟山の登山口である。手前側の右側または橋を渡った先の左側に駐車スペースがあるので安心して車を置くことができる。入口には江舟岳登山口の案内が置かれ、希少植物の盜採禁止と注意されている。
案内には登山道の地図と登山道脇に咲く花が紹介されており、登山道には本シャクナゲの群生地が2箇所案内されている。花についてはキンラン、エビネ、キエビネ、サンインクワガタ、ホンシャクナゲなど希少植物が案内されていた。特にGW頃には美しい花見頃となる。
広い作業道に入り登山を開始する。作業道にはつい最近車が通った跡があり、奥まで車に乗ったまま進むことができる。江舟山への登山道は尾根コースと谷コースがあり、谷コースの場合は作業道終点まで進入することができる。
さて、左に中国電力長門峡線の送電鉄塔8・9への案内を過ごすと右の笹の手前にキンランの案内板が置かれていた。花期にはここにキンランが咲いているのだろう。この先の左側には尾根コースへの登山口案内が置かれていた。作業道入口からここまでは6分である。この山は初めてなので明るい響の尾根コースをとる。
周囲の自然林は間もなく檜林へと変わる。現在は杉花粉シーズンだが、間もなく檜花粉のシーズンがである。檜林の下をジグザグを描きながら高度を上げる。江舟山は総じて急登が続く山である。10分もかからずに檜林を抜けると、頭上に自然林が明るい。足下に巡視路標識を過ごし背後を振り返れば樹間越しに見えているのは黒獅子山か大蔵ヶ岳だろう。
間もなく9番鉄塔へ到着、北東に見えている高い山は十種ヶ峰と思われる。これらの山を確認するための地図を忘れていたため、次回は必ず持参する事を覚えておこう。9番鉄塔をくぐり奥へ進む。少し進んだところで今年初めての花、白い馬酔木を見つけた。
明るい日差しの下、快調に高度を稼いでいる。間もなく巡視路左側に10番鉄塔を見る。鉄塔下の刈り払われた場所からは南側が見えているのが、展望は樹間越しである。10番鉄塔を過ごせば、本日始めて坂を下り、鞍部から坂を登り返す。左右を樹林に囲まれながら進むと、広い巡視路は11番鉄塔へ向かっうが、江舟岳へは左の尾根へ向かう。
ここには山頂へ向かう案内が置かれている。テープの目印を確認しながらルートファインディング、目印が多いので迷うことはないが取り付きは慎重に進まなければ心配なところである。取り付きを過ごせばそのまま明確な尾根道を辿り、着実に高度を上げる。分岐の標識から13分で南尾根のシャクナゲ自生地へ向かう分岐へ着いた。
ホンシャクナゲの上には常緑樹や落葉樹が多いため、しゃくなげに日光が当たらず立ち枯れの恐れがあるため、この会が整備しているとのことである。沢山のシャクナゲが自生しているため、花期にはさぞかし美しい景色に変わるのだろう。3ヶ月程度先に再度この場所を訪問してピンクの花を楽しみたいものである。
この案内付近の木には手作りのハシゴがあり、「この上に向かうと十種ヶ峰が見える」と案内されていた。そこで登ってみると、確かに十種ヶ峰がはっきりと見えた。シャクナゲが確認できたので次は山頂へ向かう。自生地から坂を下っていると左右にシャクナゲが多い。
鞍部から登り返せば平坦な場所へ着き、ここで左への分岐案内に従いわずかに進むと二等三角点の置かれた江舟山の山頂に着いた。丁度昼になったので三角点を利用してお湯を沸かしカップヌードルとパンで昼食を摂った。昼食を摂りながら周囲を観察していると、なんと山頂でシャクナゲの木を見つけた。山頂でシャクナゲのお花見は最高の贅沢である。
昼食後は周回道の確認で、分岐まで引き返し谷コースへ向かうため進路を左へとる。平坦な道を進むと右にコンクリートの小屋を過ごす。小屋の入口のあった戸はなくなっており、小屋の中には何も置かれていなかった。
そのまま南へ向かって坂を下ると12番鉄塔の広場へ着いた。北に展望が開けているが、眼下に流れているはずの阿武川は眺めることができない。この付近が最後の展望地でこの先から展望は無くなる。
急な斜面を慎重に下っていると一気に高度が下がる。やがて左に炭焼きの跡を過ごしこの先では沢を渡る。明確な登山道を下っていれば、この付近には炭焼跡が多いことに気づく。アルミ製の橋を3つ渡りのんびり下っていると、最初のアルミ製橋から15分程度で作業道の終点へ着いた。
作業道を下り、分岐を右へとる。この先は快適な作業道歩きで、やがて尾根コースの登山口を通過、登山口の駐車地へ帰り着いた、江舟山にはシャクナゲが自生していることが確認できたので、GWには沢山の花を鑑賞することができそうだ。
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